インターン 2021.01.19
長期インターンとは - 3か月~半年も体験するメリットや意味はある?
「長期インターンって何?行く意味はあるの?」
「どうやって長期インターン先を探せばいいのかわからない…」
というふうにお悩みではありませんか?
そこで、この記事ではそんな長期インターンに関するお悩みを、就活サイトである当[CheerCareer](https://cheercareer.jp/)(チアキャリア)が専門的な観点から解決します。
具体的には
1. 長期インターンとは?期間と特徴
2. 長期インターンのメリット・デメリット
3. 長期インターン先の探し方3つ
の順番にご紹介していきます。
この記事を読めば、長期インターンのメリット・デメリットがわかるので、就活生はぜひ参考にしてください。
## 長期インターンとは?期間と特徴
長期インターンとは、**3か月以上の中長期にわたって企業の業務に従事するインターンシップのこと**。
多くの時間で業務に携わることができ、仕事内容や業界に対する理解が深まり、短期インターンよりもより実践的なスキルが得られます。
また、基本的に学年を問わず参加することができ、給与も支給されるため、「並行してアルバイトによる収入を得られなくなる」という心配も少ないです。
長期インターンの募集はベンチャー企業やスタートアップ企業が受け入れていることが多く、裁量の大きな仕事を学生時代から任せてもらえます。
## 長期インターンのメリット・デメリット
長期インターンに参加するメリットとデメリットは以下の通りです。
```
【長期インターンのメリット】
* 仕事の向き・不向きが確かめられる
* 実務経験が就活に活きる
* 給与を得ながら職場体験できる
```
```
【長期インターンのデメリット】
* 多くの職場を経験できない
* 学業・プライベートとの両立が難しい
* 働くことに対する責任が重い
```
メリットとデメリット、それぞれをさらに詳しく見ていきましょう。
### メリット①仕事の向き・不向きが確かめられる
長期インターンに参加すると、自分のその仕事に対する向き・不向きがわかります。
長い時間で業務に参加できるので、社員の業務範疇と差が少なく、実際に働いたときのイメージが掴みやすいからです。
たとえば、以下のような業務の具体化が得られるかもしれません。
* 営業の場合:「モノを売る」→「賛同を得るための提案力・提案に必要な知識・企画力が必要」
* Webデザイナーの場合:「デザインをする」→「5W1Hを理解し目的を遂げられるデザインに落とし込む」
このように、実際の経験を得たうえで仕事のイメージが持てるため、自分の性格や考え方と向いているかを正確に判断できるのが長期インターンシップのメリットになります。
### メリット②実務経験が就活に活きる
長期インターンで実際の社員と遜色がない実務経験を積めれば、就活に有利に働きます。
というのも、就活ではエントリーシートや履歴書に記載する情報を増やし、面接時に語れるエピソードを増やすことも重要だからです。
長期インターンシップでは基本的にマニュアルに沿って行うアルバイトとは違い、実務を通してビジネススキルを身につけられます。
ビジネスマンとしてのキャリアを積んだ社員たちから、業務のフィードバックや、これから成長するためのアドバイスももらえるでしょう。
また、間近でビジネスの成長を見ることができ、企業というものの仕組みに理解が深まります。
このような長期のインターンシップでは企業に身を置いた実体験が語れるため、面接官から十分に興味を持ってもらえます。
なお、社会人の基礎力が身についた状態で面接に挑めるため、比較的多くの就活生が応募する大手企業の面接でも、有利になります。
### メリット③給与を得ながら職場体験できる
長期インターンであれば、**勤務先企業から給与をもらいながら職場体験ができます。**
もちろん、これはアルバイトによる収入を得られなくなるという心配がなくなるという金銭的な面でのメリットもあります。
就活生の皆さんは学生さんなので、企業で職場体験をしながら給与がもらえるのは、ありがたいことですよね。
しかし、**そもそも企業が給与を与えているのは、実際に給与が発生することで、学生に業務に対する「責任感」を持たせるためです。**文部科学省も、インターンシップは有給で行われることを推奨しています。
参考:文部科学省「[インターンシップの推進に当たっての基本的考え方](https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2014/04/18/1346604_01.pdf)」
もし、給与が発生せずただ体験をするだけでは、学生が真摯に仕事に向き合うことが難しくなってしまうでしょう。
経験を積むことが目的とはいえ、業務と真面目に向き合わなければ有益な体験はできません。
「給与」をもらうからにはインターンシップに参加する学生さんも、しっかり学ばなくてはなりません。
### デメリット①多くの職場を経験できない
長期インターンでは、短期インターンほど多くの職場を経験できません。
なぜなら長期インターンは3か月から半年以上の期間を1社の企業で勤務するから。
短期インターンであれば、期間は1日から参加できますので、複数の業界、複数の企業で経験を積めます。
長期インターンで実務を通して経験を積み、社会人としての感覚を養えることはメリットですが、滞在する企業や業界の考え方に偏る可能性もあります。
広い視野や経験を積んでおきたい人にとっては、短期インターンのほうが向いていることもあるでしょう。
### デメリット②学業・プライベートとの両立が難しい
長期インターンでは学業やプライベートとの両立が難しいケースもあります。
短期とは違い、まとまった勤務時間や期間が必要になるからです。
長期インターンは平日の日中で週2日・1日8時間~といった勤務時間が必須となることも多く、学校の時間割を見たうえで、空きコマを調整する必要があります。
自分に与えられる業務裁量も大きいため、上手くスケジュールを管理しないと、プライベートの時間を取られてしまうリスクもあります。
そのため、長期インターンは学校の単位取得がほぼ終わっていたり、スケジュールに余裕があったりする、高学年の学生に向いていると言えます。
### デメリット③働くことに対する責任が重い
長期のインターンシップに参加すると裁量の大きな仕事を任せてもらえるので、仕事に対する責任が重くなります。
何故なら、**企業は長期インターン生を「貴重な戦力」として捉えているから**です。
アルバイトのように決まったマニュアルのある仕事はありません。働いている社員と同等の扱いを受けるため、求められるクオリティも社員と同等です。
就業規則は守らなければなりませんし、遅刻や無断欠勤はもちろん許されません。
「うっかりお客様の対応を忘れてしまった」というようなことは許されないでしょう。めんどくさいから、しんどいからといった自分勝手な理由で途中で投げ出すこともできません。
もちろん、「実際の業務に携わる」「お客様を自分で持つ」といった責任を持てることは成長のためのメリットでもあります。
## 長期インターンシップを経験した人の体験談
長期インターンを検討している人にとって、実際に体験したことがある人の声は非常に参考になります。
以下で、長期インターンに参加した人の具体的な口コミを見てみましょう。
### 長期インターンをして良かった、メリットに感じたと思う人の口コミ
```
文系のことは知りませんが,インターンシップというのは大学の学問としての知識や知恵と,現場の状況との差を学ぶものです。
給料が出ることは重要ではなく,本来なら授業料を払ってでも経験すべき事業です。
僕は田舎出身で都会で一人暮らしをして学部を過ごしましたが,工学系ですのでインターンシップは当然のように地方の現場です。
現場の工事事務所で仕事をし,職員寮に泊めてもらっての一か月。楽しい貴重な経験でした。
すべて自腹でしたが,講義との違いや技術者の本当の姿に接した一か月ほぼ現場缶詰の生活でした。
もう一度やりたい!
```
出典:[Yahoo!知恵袋](https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10215563155?__ysp=JnF1b3Q76ZW35pyf44Kk44Oz44K%2F44O844OzJnF1b3Q744CA44Gf44KB44Gr44Gq44Gj44Gf)
上記口コミを挙げられていた方は、インターンシップに参加したことで貴重な経験ができたとのこと。
モチベーションが高く、学ぶ意欲が高いからこそ楽しみながら経験を積めたようです。
座学やネット検索で手に入れられる情報だけではなく、実体験に基づく生の情報を感じたい方には、長期インターンがおすすめできるでしょう。
### 長期インターンは悪かった、デメリットであったと感じた人の口コミ
```
長期インターンを辞めたいです。
プログラミングスクールの営業をやってます。
Twitterでアポ取りでその後オンラインツールでお話という感じです。
私はプログラミングをやったこともないのに、プログラミング初学者のアカウントを作って、あたかもやっているかのように振る舞っています。
まずその嘘をついてる時点で辛いです。
そして、相手の方の将来どうなりたいかについて聞き、将来設計していく中でプログラミングをマストにし、スクールマストにし、提案という形です。
営業という身分を明かさないまま友達になった上で、スクール勧誘するっていうのは、人を裏切っている気分にもなります。
また、私自身、知らない人に自分の将来なんか話したくないし、会ってすぐの人に何がわかるのか、と思ってしまいます。
なので、将来どうなりたいかの大枠は聞けるのですが、そのあと一歩踏み込んで聞くことができません。
職場の人に1度相談しましたが、営業なんて嘘はつきものといいます。たしかに1のことを50くらいで言うのはわかりますが、0を50とかで言うのも営業では普通なんでしょうか。
また、友達と思っていた人が営業だったことよりも、元から営業で来られる方が嫌って言うのは本当ですか。
私は裏切られる方が嫌です。
将来就職で営業職を希望してて、経験として始めましたが、営業が営業と名乗らずに嘘ばかり言ってるような職種なら違う職種にしようかなと思っています。
```
出典:[Yahoo!知恵袋](https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10234914415?__ysp=6ZW35pyf44Kk44Oz44K%2F44O844Oz)
上記の口コミを上げられていた方は、長期インターンで行った営業の仕事が自分の考え方と合わず、途中で長期インターンを辞めたいと考えているそうです。
インターンで実業務に触れた際に、今まで抱いていた仕事のイメージとのギャップが生まれてしまい、苦しんでしまったのでしょう。
長期でインターンシップに参加するにあたり、どこの企業のインターンシップにするか選ぶのは非常に重要です。
時間を無駄にしてしまわないように、インターンの受け入れ先企業を選ぶ際は慎重を期すことをおすすめします。
## 長期インターン先の探し方3つ
長期インターンシップに参加する企業を探すには、以下の3つの方法があります。
1. 自分が気になる業界や職種から探す
2. 立地やシフトなど勤務条件から探す
3. 企業規模から探す
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
### 長期インターン先の探し方①自分が気になる業界や職種から探す
自分がキャリアとして考えている業界や職種があれば、その中でインターン先を探しましょう。
業界知識や、その職種のリアルな情報が手に入るからです。
**就活には業界研究が必須です。**
業界研究を行うためにはインターネットの情報や、OB訪問など様々な手段がありますが、気になる業界をインターン先に選ぶことで、実際に働きながら自然と業界研究ができます。
そして目指している業界や職種の理解を深めるためにインターン先を選ぶことは有効です。
もし、インターン先が自分の志望している企業であれば、働きながら自然と企業研究が進められます。
また、まだ業界や職種を絞れていない場合は、以下の記事を参照することをおすすめします。
志望業界を絞るためのアプローチ方法を解説しているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
関連記事:[【就活における業界研究】誰でも出来る!志望業界を絞るおすすめワーク](https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/448)
### 長期インターン先の探し方②立地やシフトなど勤務条件から探す
授業などでインターンを行える時間が多くないという方は、企業の立地やシフトからインターン先を探すと良いでしょう。
出勤時間の短縮や勤務時間帯を調整できるからです。
大学3・4年生であれば単位取得もほぼ終わっており、インターンにも存分に時間を取れますが、大学1・2年生だと学業も忙しく、勤務日数や勤務時間の関係上参加できないインターンも多く存在します。
また、他都道府県など遠い立地のインターン先を選択すると、学業との両立に無理が出てしまうでしょう。
学生の本分は学業であり、卒業しなければ就職ができないということを念頭に置いて、今の自分の状況と照らし合わせてインターン先を選びましょう。
また、面接から実際の業務まですべてをリモートで実施している企業もあるため、遠方でも自分の求めている企業で経験を積めます。
以下のページから、勤務エリアや各種特徴から企業検索できるので、希望条件に沿った企業がインターン生を募集しているか確認してみてはいかがでしょうか。
[企業検索 | ベンチャー・成長企業からスカウトが届く就活サイトCheerCareer(チアキャリア)](https://cheercareer.jp/search/company)
### 長期インターン先の探し方③企業規模から探す
インターン先の企業規模によって得られる経験が変わります。
人数規模によって任せられる業務の裁量や環境に違いがあるからです。
たとえば、社員数10人以下の企業であれば、人数が少ない分業務の裁量は大きく、経営陣との距離感も近くなります。目の前でノウハウを学べるので、高い成長が見込めるでしょう。
しかし、環境的には社内制度が整っていなかったり、オフィスも立派なビルではないかもしれません。
一方、社員数が100名を超えていたり、株式が上場していたりという企業であれば、社内制度が整っていて、人数も多い分、多くの優秀な社員から刺激を受けられるでしょう。
しかし、人数が多い分業務の裁量は小さくなるため、期待しているよりも大きな経験ができないということがあり得ます。
企業規模の大小によりそれぞれのメリットがありますので、期待している体験を得るためのインターン先を探すと良いでしょう。
ベンチャー企業と大手企業の違いが具体的にわからない方は、以下の記事を参照してみてください。
自分にとって、ベンチャー企業と大手企業のどちらがマッチするかという点についての考え方を解説しています。
関連記事:[ベンチャー企業と大手企業、新卒で入るならどっちがいいか?](https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/370)
## 長期インターン先のおすすめサイト
今回は長期インターンのメリットやデメリットについて解説してきました。
長期インターンには、 以下の3点のメリットがあります。
1. 仕事の向き・不向きが確かめられる
2. 多くの職場を経験できない
3. 実務経験が就活に活きる
また、以下の3点のデメリットもあります。
1. 学業・プライベートとの両立が難しい
2. 給与を得ながら職場体験できる
3. 働くことに対する責任が重い
メリット・デメリットを加味した上で、自分の思いや希望にマッチした企業をインターン先として選ぶことが重要です。
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## 長期でインターンシップについて
いかがだったでしょうか。
この記事を読んでいる学生は少なからず長期インターンに興味があり、悩んでいるのだと思います。
私からの個人的な意見ですが、長期インターンシップに参加することによって学ぶことや得られるものがたくさんあります。
そのため、自分の興味が少しでもある企業の長期インターンシップには参加することをおすすめします。
インターンシップで企業を知ることによって、その企業のギャップやHPなどではわからなかった雰囲気などを掴むことができます。
まずはどんな企業が長期インターンを募集しているかチェックしてみてください。
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あなたの就活が上手くいくことを心から応援しています。