面接で短所を聞かれたときってどうする?回答方法を例文付きで解説

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面接で短所を聞かれたときってどうする?回答方法を例文付きで解説

やっほ〜皆さんこんにちは、いいみゆで〜す!

今回は、面接でよく聞かれる質問の1つ「短所」についてのお話です。

就活生の皆様はこんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
「短所を聞かれたときって、どうやって答えればいいの?」
「マイナスイメージにならない答え方を知りたい」
「短所って、どうやって考えたらいいのか分からない」

短所は誰にでもありますが、できるだけマイナスイメージを与えない答え方をして、内定を勝ち取りたいですよね。

そこで今回は面接で「短所」を聞かれたときの回答方法を、例文つきで解説します。
この記事を読めば、短所を聞かれてもスマートに答えられるので、面接官からの印象がアップすること間違いなし…!ぜひ最後までお読みください。

    目次
    1.面接で短所を聞かれる理由
    2.短所を考える3つのポイント
    3.【例文付き】面接で短所を聞かれたときの回答方法9選
    4.面接で短所を聞かれたときのNG項目とは?
    5.短所は誰にでもあるもの!改善していることをアピールしよう

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面接で短所を聞かれる理由

面接では、なるべく自分のいいところをアピールしたいと考えている人がほとんどです。しかし「短所」は、一般的にはマイナスイメージですよね。そのため「短所って答えにくいな…」と感じている人も多いと思います。

では、企業はなぜ面接で短所を聞くのでしょうか?その理由は下記の3つです。

  1. 自己分析ができているか
  2. 自社の雰囲気とマッチしているか
  3. 短所を改善しようと努力しているか

1つずつ見ていきましょう。

1. 自己分析ができているか

自己分析は、自分を客観的に見ることができているかどうかです。
自分を客観的に見て、短所を克服するために何をすべきか考えられる人は、入社後に活躍できる可能性が高いと考えられています。

社会人として活躍するには、受け身ではなく自分で考えて行動する姿勢が大切です。そのためこの質問を通して、自分の欠点に対してどのように考え行動するのかという人間性を知ろうとしています。
その回答次第で、将来自社で活躍できる素質があるかどうかを判断しようとしているのです。

関連記事:自己分析とは~なぜ就活で自己分析が必要なのか?やり方や注意点も解説~

2. 自社の雰囲気とマッチしているか

自社の求める人材と合っていないと、入社後に思うように活躍できなかったり、周りの人と上手くいかなかったりして、早期退職につながる可能性があります。

企業は採用した人材に長く活躍してもらいたいと考えているため、短所は「志望動機」や「自己PR」と同様に大切な選考基準と言えるでしょう。

例えば「成長スピードが速い」という点が特徴の企業で、短所を「マイペース」と答えると「この人はうちのスピードについていけなさそうだな…」と判断されてしまいます。

お互いのミスマッチをなくし、長く活躍できる人材を選ぶためにも、短所を聞いているのです。

3. 短所を改善しようと努力しているか

短所があること自体は何の問題もありません。しかし、改善するためにどのような努力をしているかが大切です。

これは仕事でミスをしたとき、どのように改善するかという姿勢にも繋がります。
もしあなたが先輩だったとして、後輩がミスをしたときになにも改善せず、同じ失敗を何度も繰り返していたらどうでしょうか。どんなに穏やかな人でも、ちょっとはムカつくと思います。

短所はあまりいい印象がないですが、マイナス評価をつけるための質問ではありません。ごまかさずに、自分の短所に対する考えや改善点を具体的に述べるようにしましょう。

短所を考える3つのポイント

短所を考えるポイントは、主に下記の3つです。

  1. 自己分析をする
  2. 長所を短所に言い換える
  3. 家族や友人に聞く

「自分の短所ってどこ?」と聞かれても、すぐに出てこない人も多いですよね。
そんなときは、この3つのポイントを実践してみてください!

1. 自己分析をする

自己分析をすると、おのずと自分の短所が見えてきます。

これまでの人生を振り返って、過去の出来事に対してどのような行動を取ったか、何を感じたかを書き出しましょう。そうすると、苦手なことや嫌いなことがいくつか出てくるので、共通点を探してピックアップしてみてください。

自己分析の方法は色々ありますが、短所を見つけるなら「モチベーショングラフ」がおすすめ。折れ線グラフで成功体験や失敗談を可視化できるため、苦手なこと(短所)の共通点が見つけやすいからです。

その他にもたくさんの方法があるので、自分がやりやすいもので行ってみてください。

関連記事:簡単にできる自己分析のやり方!就活で役立つ効率的な自己分析方法を紹介!

2. 長所を短所に言い換える

「長所と短所は表裏一体」と言われます。そのため、先に長所をピックアップして短所に言い換える方法もおすすめです。私もこの方法で短所を考えました。

私の短所は「短気」(家族にめっちゃ言われてた)なのですが「短所は短気です」って言うのは、なんか印象が悪そうで抵抗があったんですよね。かといって「心配性」とか「優柔不断」とかもしっくりこず…。

そこで「私の長所ってなんだろう?」と考えたところ「感情が豊かである」という結論に至りました。
いいみゆは、喜怒哀楽がめちゃくちゃ顔に出るタイプ。ポーカーフェイスとかできません。楽しいときや嬉しいときの感情が顔に出るのはいいんですよ。でも怒ってるときや不機嫌なときも顔や態度に出るんですよね。まあそれはめっちゃ分かりやすく(笑)
「あーこれだ!」と思って、短所を「すぐに感情を顔に出してしまう」と言い換えて面接に臨みました。

主な言い換えの方法は、下記の表のとおりです。

長所 短所
計画性がある 心配性
柔軟性がある 優柔不断
責任感がある 悩みを1人で抱え込みやすい
リーダーシップがある 我が強い
ポジティブ 楽観的
世話好き おせっかい
几帳面 神経質
好奇心旺盛 飽きるのが早い
忍耐力がある 諦めが悪い
負けず嫌い プライドが高い

他のパターンでも言い換えが可能なので、ぜひ表を参考に考えてみてください。

3. 家族や友人に聞く

家族や友人など、第三者の意見はかなり有益。意外と自分より自分のことを分かっていることも多いです。ときには辛口な意見を言われる場合もありますが(笑)
しっかり受け止めて参考にしましょう。

このときにただ短所を聞くだけではなく「なぜそう思ったのか」まで深堀りするのがポイント。第三者がその短所を挙げたのには、必ず理由となったエピソードがあります。そのエピソードまで聞くことで、面接の回答により説得力が増すからです。

なるべくたくさんの人に聞いて、短所とその理由を集めておきましょう。

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【例文付き】面接で短所を聞かれたときの回答方法9選

実際に面接で短所を聞かれたときの回答方法を、例文つきで9パターン紹介します。

例文を参考にエピソードなどを盛り込んで、自分の言葉で答えられるようにしてくださいね。

1. 心配性

「心配性」は就活生が選びがちな短所と言えます。そのため回答は周囲との差別化が必要です。

面接官に「丁寧に仕事を進められる」「きちんと確認ができる」などの印象を与えるのがポイント。確認を取りながらミスなく仕事を進められる点は好印象なため、上手く回答してアピールしましょう。

【例文】
短所は心配性なところです。本当に合っているか不安になり何度も確認するため、他人よりスピードが遅くなってしまいます。しかし、社会人は正確さとスピード感も求められると思っています。
すぐ心配になるのは自分の行動に自信がないからなので、確認時にはチェックリストを作るようにしました。「チェックしたんだから大丈夫」と、自分に言い聞かせるようにしています。

2. 人見知り

人見知りもよくある短所ですが、どんな仕事でも対人スキルは必須です。どんな方法で克服しようとしているかを、きちんと伝えるようにしましょう。

【例文】
短所は人見知りをするところです。特に初対面の人と話すときは緊張してしまい、自分の考えを伝えられません。
アルバイトで分からないことがあったときに先輩に聞かずに自分の判断で進めてしまい、お客様にご迷惑をおかけしてしまいました。
自分の行動で人に迷惑がかかるんだと反省し、それからは分からないことはすぐに聞くように努力しています。

3. 優柔不断

優柔不断は伝え方を間違えると「自分で判断できない人」と捉えられがちです。特に意思決定のスピードを重視する企業などではマイナスイメージなので、自分で判断できるように努力していることをアピールしましょう。

【例文】
短所は優柔不断なところです。友人と遊びに行った際も何を食べるか、どこに行くかなどを相談されても判断に時間がかかるため、何度も迷惑をかけてきました。
原因は、自分の中で判断基準を決めていないこと、周りの目を気にしすぎていることだと思っています。そのため、判断基準を自分の中で作るようにしたり、自分の決断に自信が持てるような本を読んだりしています。

4. マイペース

会社はチームで動く場合が多いため、マイペースすぎるのはよくありません。周りを見て行動するようにしていることを伝えましょう。

【例文】
短所はマイペースなところです。ゼミでプレゼンテーションを行った際、マイペースに準備をしてしまったため、自分の担当だけギリギリになってしまったことがありました。
チームメンバーに協力してもらい本番には間に合いましたが、かなり迷惑をかけてしまったことを反省しています。
私はこの経験から、自分のペースだけでなくチーム全体のペースも考えて計画を建てる必要性を学びました。そのため先にチームスケジュールを聞いてから、自分のペースで作業をするようにしています。

5. せっかち

せっかちは上手く伝えられないと「自己中心的」という印象を与える可能性があります。そのため「相手のことも考えている」という点をアピールするのがポイントです。

【例文】
短所は、せっかちなところです。相手の行動が遅いと催促してしまう癖があり、友人に注意されました。
それからは自分基準で考えるのではなく、周りのペースに合わせることを心がけています。また、催促したい場合は「2日待ってみて何も連絡が来なかったら聞いてみよう」など、自分の中で期日を決めて行動しています。

6. 緊張しやすい

緊張はほとんどの人が経験するものです。ただどう対策しているかによって、評価が変わってきます。

【例文】
短所は緊張しやすいところです。緊張のあまり頭が真っ白になってしまい、伝えたいことを伝えきれず終わってしまいます。
緊張を克服するには場数とイメージトレーニングが大事だと感じているため、積極的に発表やプレゼンテーションを行うようにしました。また、事前準備を徹底し、話す要点などをまとめるようにしています。

7. 頑固

頑固は協調性がないと捉えられやすいので、相手の意見を聞く姿勢を見せるのがポイントです。

【例文】
短所は頑固なところです。自分が正しいと信じるがあまり他者の意見を素直に受け入れられず、友人と一度言い合いになってしまいました。
友人に指摘されたことを反省し、他者の意見を否定するのではなく一意見として受け入れてから、自分の考えを伝えるように心がけています。

8. 慎重

慎重はあまり短所っぽく聞こえませんが、会社はチームで動いているため慎重すぎは迷惑をかけてしまう場合もあります。周りに頼るようにしているなどと伝えるのがポイントです。

【例文】
短所は慎重すぎるところです。慎重に物事を考えてからでないと行動に移せないため、結果的に期限ギリギリになってしまうことがあります。

慎重になりすぎて準備が遅れた結果、試験の提出物を期限までに出せず単位を落としかけてしまいました。その後の対応で事なきを得ましたが、この経験を踏まえスケジュールを細かく決めて周りに迷惑をかけないように取り組んでいます。

9. 負けず嫌い

負けず嫌いも一見短所には聞こえませんが、諦めが悪い、プライドが高いなどのイメージを与える場合があります。伝え方によってはプラス評価になりやすいため、上手に改善策をアピールするのがポイントです。

【例文】
短所は負けず嫌いなところです。常に1番でありたいと努力していますが、一度合唱コンクールのピアノ伴奏者に選ばれなかったことがあります。悔しさのあまりしばらく練習に参加せず、クラスに迷惑をかけてしまいました。
1番になるために努力する姿勢はこれからも続けていきますが、思うような結果にならなかったときは、現状を受け入れてアドバイスをもらうなどをするようにしています。

面接で短所を聞かれたときのNG項目とは?

短所は素直に伝えることが大切ですが、言ってはいけない項目も存在します。

身体に関すること
人としてマイナスイメージになること
「 短所はない」と伝えること

NG項目を話してもマイナスイメージしか与えないため、避けたほうが無難です。

1. 身体に関すること

「身長が低い」「太っている」などといった、身体的な短所を伝えるのはNGです。

面接で短所を聞く理由は、どのように改善しようとしているかを知るためです。身体的な短所は、基本的に努力で変えられるものではないので避けましょう。

2. 人としてマイナスイメージになること

短所は誰にでもありますが、人としてマイナスイメージになることはNGです。

例えば「遅刻グセがある」「人の悪口を言う」などは、シンプルにマイナスイメージです。
社会人として、人として、そんなことをする人とは一緒に働きたくないですよね。さらにコンプライアンスなど、会社の信用問題に関わる可能性もあります。

3.「 短所はない」と伝えること

短所がないと答えるのは、実はマイナスイメージです。短所がない人はほぼいないため、自己分析ができていないと判断されてしまう可能性があります。

短所があっても改善しようとしていれば、何の問題もありません。きちんと自分の努力を伝えるようにしましょう。

短所は誰にでもあるもの!改善していることをアピールしよう

短所は誰にでもあります。私も皆さん向けに記事を書いていますが、短所だらけのダメ人間です。(短気だし、素直じゃないし、めっちゃ心配性だし)

短所があること自体は何も問題ありません。大切なのは、改善している姿勢を伝えること。ぜひこの記事を参考にして、短所を上手に伝えられるように練習していきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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それではまた次の記事でお会いしましょう。いいみゆでした〜!ば〜いば〜い!

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この記事を書いた人
いいみゆ

新卒でウエディングプランナー→事務職→Webライター。

自らの就活や転職活動の経験を活かして、不安や疑問を解決できるような記事をお届けします!

学生時代は超強豪マーチングバンド部で、毎日練習に明け暮れていました。

ディズニー大好き人間。
フロリダのディズニーに行くのが夢です。

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