市況分析 2020.10.21
世界のITスタートアップが見る、コロナ禍後のリモートワークの未来
新型コロナウイルスの影響によって、日本でも、シリコンバレーでも、ロンドンでも、
今までのオフィスのあり方は全世界で大きく変わりました.
多くの組織でリモートワークが進められるようになりましたが、この半ば強制的に始まった実験的な"在宅ワーク"が働き方をより良くするものなのか否かは、いまだに多くの人の中で答えが出ていません。
上のグラフでは,イギリス主体のスタートアップネットワークであるFunders Forum、数100の起業家とそのチームが登録しているその組織の中で、リモートワークの経験とパンデミック後の将来計画を図示しています
まだまだ未来はわからないことが多いですが、、数100のスタートアップがリモートワークから撤退しないと言うことは確かなようです。
## 起業家とリモートのヴィジョン
スタートアップによる回答によると、現実的なパンデミック後のシナリオは週3〜5日のリモートワークと、2n1ほどのチーム全体でオフィスで集中する日を含む、と言うもののようです。
92%の回答者が、在宅ワークという選択肢はある程度用意したいと答えています。
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新しい働き方を学び、実践し続けることが重要だ。現在のコロナ禍はこのプロセスを加速しただけに過ぎない。我々はこの災害の別の側面を見るべきであり、
それは輝かしいものになると思っているよ.
— Evgeny Shadchnev, CEO, Makers Academy
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## 在宅での生産性の変化
在宅ワークがスタートアップを減速させることはありませんでした。むしろ、多くのケースで生産性が向上していたのです。
半数以上の回答者が在宅リモートで生産性が上がったと回答し、55%は就業時間が長くなったと答えています。
気の進まない雑用やヤンチャな子供がいる家庭では、終業時間が長くなると仕事と家庭を分けることが難しくなります。
結果として、仕事と家庭の間に明確な線引き、ルールを敷くことが必要とされるでしょう。
こういったマイナスよりも在宅による価値は上になるでしょうが、しかし将来的にリモートワークは増加していくことを考えると無視できない問題です。
## 未来はリモートを見ている
現在のコロナ禍がニューノーマルへの挑戦と啓発を同時に運んできた結果、今や"新しい働き方"は我々の中で一般的なものになりました。
コロナ禍が落ち着いたあとでも、きっとワークライフバランスはより良く変わっていくでしょう。
参考文献
visual capitalist
The Future of Remote Work, According to Startups
https://www.visualcapitalist.com/the-future-of-remote-work-according-to-startups/