説明会 2020.11.01
就活攻略!説明会への参加の際の注意事項
就活生のみなさん、「説明会対策」ってしてますか?
就活の対策というと、「ES対策」「面接対策」がイメージされると思いますが、
説明会の重要性って考えたことありますか?
みなさんにとっては「興味がある企業群の1社の説明会」かもしれませんが、
企業にとっては「説明会に来てくれた貴重な1人の学生」と見ています。
説明会参加者を適当に扱う企業はありません。
将来一緒に働くかもしれない学生達なので確実に一人ひとりみています。
特にベンチャー企業の説明会は学生少数開催も多いので、全員はっきりと覚えています。
であれば、説明会もしっかり対策すべきだと思いませんか?
はっきり言います、内定獲得への道は選考からではなく“説明会”から始まってます!
筆者も自社(ベンチャー企業)の説明会に登壇して話すことが多々あるのですが、
印象に残る学生の傾向があるので、こっそり教えちゃいます!
それは、
**「話しているときにリアクションをしてくれる学生」**です。
リアクションとは、話している時にうなずいてくれたり、目を見て聞いていてくれたり、
話す内容によっては笑ってくれたり、などなど。
1対1でコミュニケーションをとる際には普通のことなんですが、
説明会になると、ずっとメモをとるのに下を見ていたり、前のスライドばかり見ていたり、
微動だにしなかったり、本当に多いんですよね。
話してる人って実は結構孤独なんです。笑
反応してくれるだけで目にとまるので、自然と好印象を抱いていることが多いですね。
ただ参加して話を聞くだけじゃなくて、
説明会もしっかりと準備して参加してみてくださいね!
就活頑張っていきましょう!
## 説明会の質疑応答も大事な要素
会社説明会の後半で
必ずと言っていいほど、質疑応答の時間ってありますよね。
企業から「合否には全く関係ないのでなんでも質問してくださいね。」と言われると思いますが
マイナスの評価はしないと決めていたとしても
質疑応答の時間は意欲や興味度をアピールすることはできます。
印象に残って覚えてもらうことだってできます。
では、どのような質問だと好印象を持ってもらえるでしょうか。
## 説明会で好印象を持ってもらえる質問
それは**会社で働いて活躍するんだという意気込みを感じられる質問**です。
例えばこんな感じ。
**・今までに成し遂げたことと今後の目標を教えてください
・この会社で活躍している人材にはどんなスキル、素養、資質がありますか?**
この質問をされた側は成長志向であることを汲み取りますので
プラスの印象ですね。
また、合否に関係あるかないかは別として
聞きたいことはぜひ聞いておくべきということをお伝えしておきます。
そもそもなぜ説明会に行くのか。
それは、社会に出て働いたことのない就活生にとって
求人原稿のみで会社を理解するなんてできません。
ましてや企業は広告として、魅力的なことを記載しますよね。
実際の雰囲気や実情などは足を運んで自分自身の目で確かめる必要があります。
具体的な業務内容、仕事内容を聞くのはもちろん、
一日の仕事の流れやタイムスケジュールを聞くと、より具体的に働くイメージがつかめるでしょう。
仕事のやりがいや失敗談などからも、社員がどのように働いているのか、
入社後にどんなやりがいや目標が得られるのかが見えてきます。
同僚や上司との関係性からは、風通しのいい職場なのかどうかがわかるでしょう。
また、「評価制度」を聞いてみるのも一案です。
個人評価だけでなく、チーム制などがある場合は、チームワークを重んじているのかもしれません。
聞いてみることで、その企業の働き方、雰囲気がわかるでしょう。
自分がどんな働き方をしたいのか、どんな職場で働きたいのか、などを明確にしておき、
それに沿った質問を考えてみましょう。
## 説明会への参加の際の注意事項
### ■説明会でのマイナス印象の質問のしかた
的外れな質問(自分で事前に企業研究をしてくれば、わかる内容)
ほかの人の質問と重複した内容の質問(人の話を聴いていないことを実証してしまう)
ひとりでいくつもの質問をする(どうしても複数質問したい場合には、最初にその旨を伝えておくとよい)
自己PR的な方向に流れている質問
### ■説明会でのプラス印象の質問のしかた
質問をする前にきちんと名乗る
明るくはきはきと話す
**簡潔で、回答者にとってわかりやすい言葉で質問する**
回答されたら、一言お礼を述べる
### ■説明会の退場
終了後に配布されるアンケート用紙には、必ず記入して提出する
(白紙のままや「特になし」と記入する人がとても多い。何事にもきちんと取り組む姿勢が大切)
退出時には、関係者にお礼を言う
(本日は勉強になりました。ありがとうございました。と言われれば関係者もうれしいはず)
### ■説明会で企業のココを見よう! ~自分の目で企業をたしかめる~
#### 説明を客観的に捉える視点を持つ
会社説明会は、企業にとってのPRの場でもあり、景気面など良い面を中心に語られることも多い。
さまざまな情報を入手し、多角的に捉える視点も必要です。
#### 説明会を運営する社員の態度などを見る
会社説明会をスムーズに運営できているかどうか企業の力を確認できるチャンス。
スタッフとして動く社員の様子もよく観察しておきましょう。
そこから社風や体質などの片鱗を見ることができます。
#### 時間に対する視点を見る
会社説明会全体の流れや時間管理も着眼点のひとつ。
定刻にスタートできるかどうかという単純なことであっても、一事が万事ということもあるのです。
#### 学生の質問への回答のしかたを見る
きちんと受け止めて、真摯に回答してくれるかどうかもチェックしたい。
もちろん、それ以前に私たちがマナーを心得て質問することが大前提です。
そして最後に、
「会社説明会」の定義づけってどのようにされてますか?
```
①会社を知るための場
②自分をアピールするため場
```
などなど、いろいろあるかと思います。
もちろんどちらも間違いじゃありません。
ただ、私が思うに会社説明会の「真の目的」は、
①でも②でもないんじゃないのかなって思います。
だって自分のアピールは、選考の時にいくらでもできるし、
会社のことだって、企業のホームページや採用ページをみれば、
大体の情報を得られますからね。
じゃあ真の目的は一体なにか。
それは、
**「共感できる人がそこで働いているかどうか」**
を探すことなんじゃないかと思います。
「共感できる人がいるかどうか」をもっと噛み砕いていうと、
**「同じ方向を向いている人がいるかどうか」**
ということ。
「作り上げたい社会」であったり、
「実現させたいの夢」であったり、
同じ方向性のそのゴールに向かって、
**一緒に全力で走れる仲間がその会社にいるかどうかを探すこと**こそが、
会社説明会の存在意義なんじゃないでしょうか。
じゃあ具体的にどうやって共感探しをすればいいのか。
答えは簡単。質問するだけです。
ぜひ、その人の働く目的を聞いてみてください。
*「〇〇さんはなんのためにここで働いているんですか?」
*とか、
*「〇〇さんが御社を志望された理由はなんですか?」
*とか。
その答えに共感できたのであれば、
初めてその瞬間に説明会に参加した価値が生まれるんじゃないでしょうか。
### 説明会ではスポンジのような吸収力を発揮しよう
【スポンジになる】とは。
文字通り、スポンジのようにいっぱい説明会で吸収しましょう!
ぶっちゃけ、たった1回、1,2時間の説明会で企業のことを全て知ることって不可能ですよね。
でも逆に、その1,2時間でどれだけ吸収できるかができるかが重要です。
特に私は地方から就活しに来ているため、時間が限られていた訳です。
私は大量の情報を吸収するために、以下5点を意識して説明会に臨んでいました。
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【説明会前】
#### ◆ 代表や取締役など上層部の人間が参加している説明会を選ぶ
→ どのような想いを持っているか、直接生の声を吸収できる
#### ◆ 企業のコーポレートサイトや採用サイトを確認する
→ 事前に予習しておくことで気になったところ・聞いてみたいところが分かる
【説明会当日】
#### ◆ 説明会の受付時間に余裕を持って参加する
→ 説明会担当の社員と事前に話をしておくことで、会社の空気感を吸収できる
→ オフィスや説明会会場を見ておくことで会社や社員の意識している点を吸収できる
(私はオフィスを綺麗にしているか、物品の使い方などを見ていました)
#### ◆ 質問コーナーや説明会終了後、社員に質問してみる
→ どのような人間が働いているか、実際社員になった時の働き方を吸収できる
【説明会後】
#### ◆ その会社や最寄駅の周りを歩いてみる
→ 実際に働くことになるかもしれない場所の周辺の情報を吸収できる
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企業情報や理念については
コーポレートサイトや採用サイトに書いていますので
サイトには書いていないことや実際に働いている人間の話など
説明会に参加しなきゃ分からないことを大量に吸収しましょう。
吸収した上で、
「もっとこの企業のことを知りたい!」と思った場合は、
可能であれば説明会終了後に企業訪問や面談をお願いしてみましょう。
(ちなみに私はOB・OGがいない企業にお願いして、先輩社員訪問に伺ったりしていました)
「ちょっと違った・・・」と思うことも勿論ありますが、
企業の人と話す機会は滅多にないことですし
大人と話す練習にもなりますので、今後の就活の糧になると断言できます。
ぜひ皆さんも、就活ではスポンジになりましょう!
皆さんの就活が成功するよう祈っています!