市況分析 2020.06.20
就活もう終わりにする?続ける?どっち?
皆さん、こんにちは。5月末にようやく非常事態宣言が全国で解除されました。
解除されてから約2週間、多くの企業が採用活動を再開し、
オフラインによる最終選考実施がされております。
逆に待っていたにも関わらずこのタイミングで、
新卒採用自体の中止のニュースも流れていますね。
そんな中、皆さんが気になるのが、「就活いつまでやる?」ではないでしょうか。
大手就職メディア・マイナビ社の就活状況調査資料
https://saponet.mynavi.jp/release/student/monitor/2021feb/
こちらの最新版資料から読み解いてポイントを5点挙げます。
```
①6月1日時点の内々定率は51.4%(20卒5月末時点では61.8%と10%下落)
②内々定保有数も20卒に比べ1.7社に低下(5末にて20卒1.9社)
③入社意思の最も高い企業を受けようと決めた時期は3月が1番多く次に2月、1月ということで早期接触企業が中心
④入社意思の最も高い企業から内々定を貰った時期は5月下旬が最も多い
⑤25.2%の学生が6/1時点にて就活終了と回答
```
シンプルに言うと、、、
内定数、率ともに昨対比減少するものの6月1日の時点で4人に一人の学生が
就活を終了としたということになります。
これは、コロナの影響で採用を取りやめる企業もある中で、
そもそも、説明会や選考に参加する会社が減っているからでしょうか?
**答えは否です。**
むしろ、オンライン説明会、選考会の開催がスタンダードになっているので、
受けている社数は増えている傾向にあるようです。
さらに、近年、インターンシップを通じて昨年の夏の早期の段階から
企業との接触を試みている学生からすると3月以降に開始される企業を待たずして
決めているということも上記データからも読み取れますね。
実際、ベンチャー・成長企業を中心に就活している学生は
早期に内定承諾し、既に内定者インターンを実施している学生もいます。
一方で、
「オンラインでの就活でこのまま終わっていいの?」
「もっと、多くの企業を見てからの方がいいのでは?」
という声もたくさん聴きます。
そんな状況にある学生さんへのアドバイスは3点
### ①ファーストキャリアの選択はやはり重要
自身が納得いくまでやり切りましょう!
まだまだ、新卒採用を積極的に取り込んでいるベンチャー企業は多いです。
コロナの影響を受けづらいIT、不動産、コンサル業界は特に採用を継続しています。
例年だと6月に採用活動を終息する企業が70%を超えますが、
**今年は夏も含めて継続する会社が多くいます。**
### ②働くヒト、仲間を知るためには会社訪問してリアルな声を聞いて決めましょう!
まだまだ、コロナの影響ありリモートワークをしている企業も多いのですが、
徐々に日常に戻りつつあります。
人事担当さんとの採用コンサルティングMTGでも、
「そろそろ会社に呼んでいいですかね?」
という声が出ています。
しかしながら、企業側から強制して呼ぶことは出来ないので、
希望があれば対応するというケースが多いです。
**皆さんが良ければ、積極的に企業側にリアルで会いたい旨を伝えましょう!**
働く場所、ヒト、社風、ちゃんと目で見て肌で感じることもやっぱり大切ですね。
### ③就職浪人は絶対進めません!21卒就職をしましょう。
コロナの影響で採用を控えた企業が諦められないから
もう1年延長して就活をしようという声も聴きます。
しかしなら採用のプロとしては勧めません。
## 22卒採用以降は求人倍率はさらに落ちると思われます。
恐らくですが、コロナの第二、三派が冬に訪れると言われてます。
さらに採用を手控える動きになりそうです。
よって、21卒就職することをお勧めします。
上記3点は、確実な情報ではありませんが、
採用前線において20年以上従事してきた私の見解です。
皆さんの大切なファーストキャリアの参考になれば幸いです。