面接対策 2019.04.12
誤解されている?!コミュニケーション能力を徹底解説
就活生に何の能力を求めますか?
企業にこの問いをすると多くは「コミュニケーション能力です。」と言います。
学生の皆さんは
「私は人見知りだしコミュニケーション能力ないかな、」
「サークルでも人気者だったしコミュニケーション能力には自信あるな」
などそれぞれ思うことはあると思います。
ただ、大学生の思うコミュニケーション能力、
いわゆる「コミュ力」は企業が求めるそれとは少し違います。
では社会でいうコミュニケーション能力とは何でしょうか。
ここでコミュニケーションを4つに分解してみます。
## 誤解されている?!コミュニケーション能力
```
①話す
②聞く
③書く
④読む
```
これが高いレベルでできる人はコミュニケーション能力が高いと言えます。
正直なところ、
イマイチよく分からないですよね。
もっと分かりやすくします。
```
①話さない
②聞かない
③書かない
④読まない
```
これがコミュニケーション能力のない人です。
そして、もう一つ大事なポイントはコミュニケーション能力の話をすると
発信力ばかりが注目されがちであること。
実は、コミュニケーション能力において、**受信力**の方が大事なのではないかと思います。
空気を察知して行動する、
相手の考えを予想して先回りする、などビジネスでは本当に大事な能力です。
就活の時にコミュニケーション能力が見られるのは
主に面接とグループディスカッションだと思われがちですが、
エントリーシートでもコミュニケーション能力は見られています。
エントリーの段階から総合的に見られているんですね。
私は人見知りで「コミュ力」ないから、、、
なんて思う必要はありません。
普通にこの4つを当たり前にしていればコミュニケーション能力のある人になれます。
変に気負わず、変に緊張せず、
当たり前のコミュニケーションをして、
自分らしい就活にしましょう!!!
そして、せっかくコミュニケーションについてお話ししたので
面接において意識するべきこともお伝えしておきましょう。
## コミュニケーションの肝は「共感すること、共感してもらうこと」
実は、面接の事前準備は共感が非常に大事です。
選考企業に対して「御社のここに共感します!」をアピールするためには
**事前の下調べはマスト**です!
極端な話、企業が学生に求めているのは、
スキル<理念やビジョンに共感してくれているかです。
せっかく365日のうち半分以上を会社メンバーとの時間に費やすので、
ここに共感していないと結構苦しくないですか?
特に、ベンチャー企業は「こういった世の中を創りたい!」と
一致団結したチームのようなものなので、そこに共感できないと正直大変かもしれません…。
文字であれ、対面であれ、コミュニケーションの成否が結果となって
現れるのが就職活動。
もちろん、正誤を求められる筆記試験などもありますが、今までの受験や定期試験と
コミュニケーションの成否の度合いが全くもって違うのです。
そして、コミュニケーションにおいての肝は何と言っても「共感」です。
「共感すること、共感してもらうこと」が大切。
会話のキャッチボールのなかで共感を意識した話の内容、具体例の選択が
重要なのです。
相手に共感して貰うために努力することは色々とありますが、
いま一度、ESや履歴書、面接での回答内容を見返してブラッシュアップしてみましょう。
その文章やメッセージが共感を呼び起こすものになっていますでしょうか。
私が面接官をしていて、ついつい共感してしまう言葉やメッセージには
次のような要素を満たしていることが多いです。
それは、利他の視座があること。誰かを助ける、何かを与えるという視点。
```
若きリーダーであるアメリカ大統領 ジョン・F・ケネディの名演説。
「あなたの国があなたのために何をしてくれるかではなく、
あなたが国のために何ができるか、それを問いたい」
```
ケネディの演説は多くの市民の心に共感を呼び起こしました。
就活生の皆さんも社会人として社会でどういった役割を担うのか、
社会に対して何ができるのかという利他の心意気をメッセージに込めて
みましょう。
```
「最もよく人を幸福にする人が、
最もよく幸福となる」
```
これは日本の工場にオートメーション化をもたらしたオムロン創業者・立石一真の
言葉です。
**誰かを幸せにする視点は、相手の共感を得る最大の武器**です。
日本に400万社ある企業から新卒で入れるのは1社のみ!
その1社を選ぶのに、「みんな受けているから」とか
「何となく人が良さそうだし」というのは少し勿体ないと感じませんか?
だからこそ、自分の納得がいく志望理由を伝えられるように、
面接では「共感できるポイント」をアピールしましょう!
もしそれで落ちてしまったらその企業とは合わなかったということ。
面接前にどうしても共感ポイントが見つからないようでしたら、
就職サイトのプロのに頼って一緒に探してもらうのもいいかもしれませんね!
企業が重視している1位が「コミュニケーション能力」について
動画でも語っています。