地方出身の私が体験した「就活格差」と、それを埋めるためのアクションを公開しちゃいます。

自己分析 2019.10.23

地方出身の私が体験した「就活格差」と、それを埋めるためのアクションを公開しちゃいます。

「首都圏と地方では就活において格差がある」 と世間でたくさん言われている中で、 地方出身者の就活体験談をよく目にします。 せっかくなので、大学卒業まで地元にいて 就職をきっかけに上京した私の就活体験談も時系列で書いて 公開してみようと思います! (あまり興味がないかもしれませんが(笑)) 実際に私が「格差がある」と気づいたときにすべきこと、 さらにそれにプラスして、どういうアクションをお勧めするか、 まで書いてみようと思います。 ## 私の就活体験談 #### 3年生 4月上旬 新学期のオリエンテーションの際に、大手就職ナビサイトの社員が来て、 とりあえずサイトに登録させられました。 ぶっちゃけ、「何故3年になったばかりなのにもう就活のこと考えなきゃいけないの?」と思っていました。 そもそも、**「就活って何のために、どうやってするのか」**という初歩的な部分を理解しておらず、 さらに**「働く」ということが自分の中でよく分からなかった**ので、 モチベーションが全く上がらなかったのを覚えています。 #### 3年生 5月頃 全学部共通の、就職についての講義(マナーだったり敬語についてだったり)や 夏に行われるインターンシップ(大学指定の、地元の企業)の説明会も入ってきました。 が、この講義やインターンシップに参加すると単位が取れる、と聞いて 「講義したり単位で釣ったりしなくても就活の情報なんて自分で調べたら分かるじゃん。 気になることがあれば自分で動くし、分からなかったら直接就職課に行って聞けば良いだけだな」 と考えてしまい、あんまり意味ないなと思ってほぼ参加していなかったです。(笑) #### 3年生 6月頃 **★転機(1)** そんな私に転機が訪れました。 某大手インターネットサービスの会社に就職を決めていたゼミの先輩に **「とにかく早く動け!首都圏の学生たちは動くの早いぞ!」** **「3年の夏にちょっと長めのインターン行った方がいいよ!」**と言われ、 ぶっちゃけ「うるさいなぁ、言われなくても自分で調べるわい。」 と思いながら、仕方なくインターンを探し始め、 結果、夏休みに2週間東京に滞在し アプリ作成インターンみたいなものに参加することに。 #### 3年生 夏休み **★転機(2)** アプリ作成インターンに参加。 その企業で開発したアプリ作成ツールを使用して、 ゲームアプリを2週間で作成しましょう。というものでした。 最初に自己紹介から、アプリ企画についてご指導いただき 企画をプレゼン、フィードバックを頂いてそれを参考に ゲームを作成、最終日に成果発表。という流れで2週間を過ごしました。 実際参加してみて、  ・**アプリの企画から制作までの流れも知ることができた**  ・**会社の雰囲気というものが知ることができた** 上記2点を体験できたのと、 **何より一緒に参加していたのが、 プログラミングに慣れてる関東の大学2年生で、 それも先輩に言われてインターンをしているのではなく 自発的に、やってみたいなぁと思って参加している**ようでした。 「2年生ってバイトとかしてるもんじゃないの? しかも自発的に探して来てるの? 私、めっちゃ出遅れてる。時間ない。」 とかなり焦りました。 まさにここで、**就活格差に気づいてしまった**わけです。 (今となっては普通にあることですが、当時は衝撃でした。) #### 3年生 夏休み明け インターンから帰ってきて、焦って自己分析や業界研究とを始めました。 この頃はまだ地元に就職するか上京するかまでは決めていなくて、 とりあえず「大学でプログラミングを勉強していたので、 それを生かせるところに行けたら良いなと思ってはいたけど、 実際どうしようかな。」みたいなところから始まりました。 #### 3年生 秋・冬 **★転機(3)** 4月に登録した大手ナビサイト以外に 違う色のサイトに登録し始めました。 大手企業に勤めている自分が想像できなかったため、 中小・ベンチャー企業を中心に企業検索をし始めました。 その頃、ゼミではWebアプリ開発を勉強しつつ、 地元のIT企業の社長や県庁の方とお話しする機会が多々あり いろいろな考えを聞くことができる環境にいました。 大人の方々に自分の今後について相談すると 「**地元でエンジニアになりたいのなら、 1回東京に出て修行した方が良い。 地元よりも情報の流れも早いし、色々な働き方もあるし 若いうちにたくさん経験積んで、地元に帰ってきたら良いよ。**」 とアドバイスをしてくれて、また  ・**地元のIT企業はあまり新卒採用をしていない(即戦力の中途を求めている**)  ・**首都圏に一度出て、Uターンで地元に転職・起業している人が多い**  ・**東京の会社に在籍しているが、家庭の事情で地元に帰ってきてリモートワークをしている人もいる!** ということも初めて分かったので、自分の未来を想像できるようになってきました。。 #### 3年生 年明け〜3月 3月から就活解禁ということで、それに向けて 1月ごろから説明会に行き始めるようになりました。 大人と話すことに少々慣れていたこともあり 説明会やインターンで質問したり、社員の人と話すことも苦ではありませんでした。 秋冬あたりで漁ってたナビサイトのうちの一つである「CheerCareer」をメインで使い、 3日間くらいでまとめて5,6社の説明会や選考に行くよう日程調整をして東京へ来ていました。 この頃になると、説明会の参加回数は少ないとしても 首都圏の学生たちと同じくらいには知識も意気込みも出揃って来たな、と 説明会に参加して思うようになりました。 #### 4年生 4月 現在の「アイ・パッション」から内定をもらい、就活終了。 (他、最終選考が1社ありましたが、電話にて辞退の申入れをお伝えしました) 大学の就職課に報告に行ったら 「いしかわさんが第1号だよ!」って言われ嬉しくもあったのですが 就活講義や学校指定のインターンには参加していない私が第1号なのであれば 「自分で動けるのであれば、やっぱり就活講義や学校指定のインターンは参加しなくてもいいな。(笑)」 と思ってしまいました。あらら。 ## まとめ:地方の皆さんにしておいてほしいこと ### 自分でするべきこと **・情報感度を高く持つこと** とにかく先取りが大事。 世間で言われている就活の情報、学校でやってくれていることは当たり前のことで、 その情報が【いつ】自分に入ってくるのか (=情報をいつ自分で入れるように動くか)が重要かと思います。 ただでさえ地方は情報が入ってくるのが遅いため、 周りの友人達よりも何歩か先まで情報収拾や準備を進めること。 先取りして損することは絶対にないです。 **・積極的に、自分が持ってる就活のイメージを崩すこと** 某大手就活ナビでは、就活のスケジュールを公開していたり また〇〇調べでは、・・・・・など就活に関する知識があふれていますが それをただただ信じてそのまま動いてしまうと、完全に出遅れます。 (上記と少々被りますが)とにかく積極的に準備をしていきましょう。 また先輩の就活体験談を聞くことも大切ですが、それを間に受けるのではなく 少しだけ参考にして、**自分でどう就活を進めるかを決めたほうが 就活に対して納得感を得られます**。 ### おすすめアクション **1. 自分の人生について考えてみること** 大まかにでも、◯歳までに、でも良いので、 こういうことをしたい、こういう人生にしたいなどを決めてみましょう。 そこから逆算して、どんな仕事、働き方、場所、会社を選んだら良いのかを 細かく決めていくと良いかもしれません。 例えば私の場合だと、 「若いうちに色々学んで、即戦力として地元にUターンするぞ!」という目標があるのですが 短い期間で即戦力になるために幅広い業務に携われるベンチャー企業に行こう、と思ったし 業種的にも、Uターンした後でも活かせる知識を身につけられそうだったので 人材を選んでみたりしています。 **2. 人と話す練習をする** 情報はなかなか入って来ず、地方だとあまり就活イベントも開かれることもない中で どう話す練習をするのかというと、 県庁や役所主催の学生参加OKなビジネスイベントや、勉強会に参加してみましょう。 とにかく幅広い年代の人と話すことで、どのような話し方をするのか また、どういう反応をすると相手に好感を与えるのかなどが体感できます。 また可能であれば、自分の人生の先輩方に話を聞く機会を作りましょう。 この段階では、就活の話というよりかは 仕事の話、今の仕事に就いたのか、何で今があるのかを聞いてみると良いでしょう。 **3. 首都圏のインターンや就活イベントに参加する** 連休などがあれば、 首都圏の企業のインターンや就活イベントに出てみると、 首都圏の同年代がどのように就活しているのか体感できます。 また就活仲間もでき、情報交換することで 首都圏の就活生から生の声を手に入れることができます。  ▶︎ CheerCareerで就活イベントを調べるには[こちらから](https://cheercareer.jp/event)  ▶︎ CheerCareerでインターンを調べるには[こちらから](https://cheercareer.jp/intern) 東京で就活したいけど、移動時間と宿泊費がかかってしまう、、 そんな方々は、ビデオ面談や就活シェアハウスなどもありますので、うまく活用して就活を進めましょう! とにかく、首都圏は距離があっても 就活の距離は同じくらいでいられるよう ぜひ参考にしてみてくださいね。 青森出身の石川でした。
この記事を書いた人
青森のいしかわ
青森県出身のエンジニア。2016年、大学卒業後に上京。
地元愛が強すぎて、何かと理由をつけて青森に帰省しようとする。
ついに2021年9月に地元青森にUターン!
お笑いを見るのが趣味で、特にゴイゴイスーが好き。

青森のいしかわのTwitterアカウント
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