就活あるある話に騙されるな!

市況分析

就活あるある話に騙されるな!

皆さん、こんにちは。仕事開始早々からインフルエンザA型に
掛かり、やっと元気になりましたが、皆さんはいかがですか?
いよいよテスト終われば就活本番。体調管理もしっかりと!

さて、今回は就活あるあるの話にフォーカス。
皆さんがちょっと注意してねという話。

①「皆さんに期待することは将来幹部候補である」話。

これ、大手もベンチャーも人事がお気軽に良く使う。

・新卒社員に期待するのは将来の幹部候補
・この会社の未来を創るのは皆さんだ
・まっさらな君たちが文化を創り牽引するんだ

文字通り将来の幹部候補募集なのかもしれないが、
これはどの会社だろうが、どの仕事であろうが、
その可能性が誰でも等しくあるよというだけのの話。

あたかも、自分が優遇される?という錯覚を抱く
学生が多いが騙されるな!

幹部候補になる前に、入社後3年以内に、まずは同期の中で
# 営業でも技術でもなんでも少なくと10%以内の優秀な「結果」
残さない限りは、既にその幹部候補コースから外れる現実がある。
残りの90%はひたすら「現場」での仕事に没頭し一生を終える。

②「新規事業をドンドン展開する」話。

・ベンチャーらしく挑戦し続けることで拡大成長を
・社員がやりたいビジネスを叶え事業化
・やる気とモチベーション次第でドンドン任せる風土

特にベンチャー企業あるある話。これぞベンチャーに入社する魅力の一つ。
そう、捉える学生も多いが現実は甘くない。

ビジネスモデルが洗練され、収益性もしっかり見込める主力事業があり、
そのうえで、新規ビジネスを3年以上のスパンで長期投資できる会社は意外と少ない。

逆にコアコンピタンスとなる主力事業が無いゆえに、
新しい事業を手あたり次第やらなければ食べいけない状況が多い。
この場合、資金力に乏しいため、確かにドンドン挑戦するが、撤退も相当早い。

「美容系化粧品の新商品を開発し、世界にEコマース展開しようとしている。」
「自分もこの会社の商品企画としてヒット商品をあてるぞ」

そんな志望動機で内定承諾するも入社時に既にその事業は撤退。
代わりに通信商材をプッシュ型で売ってます(汗)みたいな話もある。

③「人事の人がめちゃくちゃ良くしてくれたので入社を決意」話。

・自分の就活の悩みを寄り添って聞いてくれたことが嬉しかった
・誰よりも自分のことを大切に考えてくれた

入社動機をこのように挙げる学生も非常に多いが、
これが入社後のミスマッチを起こす一番の要因となる。

人事、とりわけ採用関連を司る社会人はキラキラ男子・女子ばかり。
あんな人たちと一緒に働きたいと入社するが上司は全然違った。
こんははずでは、、、なんて話は大手企業入社組から良く聞く。

人事=会社の営業活動である側面を忘れるな。
彼らは皆さんをいかに魅了して会社に入社させるかというのが
仕事上でのミッションとなる。

惚れてしまう存在の方々が多いのは当たり前だ。

さてさて3点のあるある話を挙げてみましたが、
上記の様にならないようにするためにはどうするか
最後に解決方法は3点列挙してみよう。

・数字はうそをつかない

幹部候補も、新規事業もちょっきん5年の実績などを数字で聞いて数字で把握しよう

・正しい情報を掴み感じるために長期インターンを

ミスマッチを起こさないためにはも3日で良いからその会社で働こう!

・自身の選択肢に後悔するな

最後はこれ。100%自身にあった道をこの短い就活で見つけるのは困難。

皆さんのファーストキャリアを見つける旅の一つの参考になれば幸い!
身体に気を付けて!やりきっていこう!

この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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