GPAは高いほど有利!? 就職活動でGPAを活かす方法とは
就職活動ってやることが非常に多く、自己分析のために自分と向き合わないといけないのでとても大変ですよね。
本記事は、就職活動中またはこれから就職活動を始める大学生が抱える、
「GPAは高いほど就職に有利なの?」
「就職活動でGPAってそんなに大事なのか」
「GPAを上げる方法を知りたい」
「ベンチャー企業やスタートアップ企業への就職にも興味がある」
といった疑問について解説していきます。
本記事の大まかな内容としては以下になります。
- 就職活動におけるGPAの重要性について
- GPAを上げるための方法
- GPAを就職活動で活かすには?
- GPA以外で就職活動を有利に進めるには?
- ベンチャー企業・スタートアップ企業での就職活動のコツ
1つずつ詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
就職活動におけるGPAの重要性について
まずはじめに就職活動におけるGPAの重要性についてです。
そもそもGPAとは、Grade Point Averageの略語で、大学における成績の評価指数になります。
詳しい計算方法については省きますが、GPの最大値が4とされ、GPAはGPの総計を単位数で割った数です。
つまり、GPAが4に近ければ近いほど、優秀な値ということになります。
GPAが就職活動に与える影響
それではGPAが就職活動に与える影響とはどのようなものがあるのでしょうか。
GPAは就職活動において、履歴書や面接で評価されることが多いです。
多くの企業は成績が優秀な学生を求めているため、GPAが高い人は内定を貰える可能性が高いです。
特に大手企業ではGPAが採用基準の一つとなっていることも多く、GPAが高いと就職活動で有利になることが期待できます。
しかし、中には就活生の熱意や志望動機の方を重視している企業も多いため、一概にGPAが悪いからといって就活に悪影響を与えるとは言い切れません。
高いGPAを持つ人が有利な理由
高いGPAを持つ人=学内での成績が優秀な人は、企業側にとって能力が高いと見なされます。
そのため、GPAが高いと優先的に選考される可能性があります。
また、高いGPAを持つ人は、勉強に対する努力や継続的な取り組みができる人物であることを企業へアピールでき、信頼獲得がしやすいです。
信頼獲得がしやすいということは、内定に直結するため、高いGPAを持つ人は就職活動において有利になると言えます。
GPAを上げるための方法
GPAの重要性や高いGPAが就職活動において有利である理由について、理解できましたでしょうか。
続いて、GPAを上げるにはどのような方法があるのかについて解説していきます。
GPAを上げるためには、主に以下の方法が効果的です。
- 講義に出席する
- 勉強時間を確保する
- 睡眠時間を確保する
- 参考書や問題集を活用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
講義に出席する
当たり前かも知れませんが、講義に出席することはGPAを上げる上で非常に重要です。
授業での課題や演習問題などに取り組んでいくことがGPAに直結するため、出席率が高くなるほど成績も上がりやすくなります。
講義での発言や質問なども十分評価の対象になりえますので、積極的に講義に参加するようにしましょう。
勉強時間を確保する
勉強時間を確保し、その時間で大学の勉強に取り組むこともGPAを上げる上では効果的です。
そのためには日々のスケジュールを立てることを意識してみてください。
私もやらなければならないタスクに取り組む際には、以下を意識するようにしています。
- タスクにかかる時間を見積もる
- 見積もった時間に対し、1日あたりどれくらいの時間を確保しなければならないかを考える
- タスクを開始する日程を決め、計画した時間通りに取り組む
このようにして、しっかりとスケジュールを立てることで、時間を確保することができます。
バイトやサークル活動などで忙しい大学生にとって、本業である勉学を怠らないためにも、スケジュール管理することは非常に重要です。
睡眠時間・睡眠の質を確保する
睡眠は脳の働きに大きな影響を与えます。
毎日十分な睡眠時間を確保し、脳を休ませることで、勉強に集中することができます。
逆に睡眠不足は脳に悪影響を与えてしまい、GPAが上がりにくくなってしまいます。
また、睡眠時間の確保も大事ですが、睡眠の質を上げることも非常に重要です。軽く見られがちですが、工夫をしなければ睡眠の質を確保することは、案外難しいです。
睡眠時間や睡眠の質を確保する方法としては以下がおすすめです。
- 勉強時間と同様に日々のスケジュールを見直す
- 少なくとも寝る1時間前にはスマートフォンやパソコンを使用しない
- 寝室を暗く、静かな環境へ移す
- 毎日眠る時間を固定化し、睡眠リズムを確保する
- 寝る直前に食事をしない
- スマホの睡眠アプリを使用して管理する
以上のように工夫することで、睡眠の質が高まり、行動が習慣となることで睡眠時間の確保も行うことができます。
バイトなどで生活が不規則になりがちな人も多いと思いますが、普段から規則正しい生活を心がけ、それで得た活力を学業に活かしていきましょう。
参考書や問題集を活用する
もしもGPAを平均以上に上げたい場合、自主学習が必要不可欠です。
講義の課題だけではなく、参考書や問題集を活用して、自分で勉強する時間を確保しましょう。
自主学習のやり方も重要で、ただ本を読むだけではなく、理解度を確認するために問題集を解いたり、自分でまとめたノートを見返すことで、より効果的な勉強が期待できます。
自主学習を効果的に行うことで、より高いGPAを獲得することができ、自主学習を行っていたというアピールポイントにもなります。
GPAを就職活動で活かすには?
ここまでGPAの重要性とその上げ方について解説してきました。
確かにGPAは重要ですが、ただ高いGPAを持っていても就職先となる企業へアピールできなければ活かすことができません。
そのため、この章では実際の就職活動でどのようにアピールしていくのかについて解説していきます。
就活でGPAをアピールするタイミングは、主に面接時か、履歴書・エントリーシートを提出する時です。
大学での勉強を面接でアピールする方法
面接では、自分が大学でどのような勉強をしてきたのかをアピールすることが大切です。
ただし、単に「成績が良かった」と言っても、採用担当者にはあまりアピールになりません。
具体的な成果や大学生活を通して得た体験を交えて、自分がどのように学んできたのか、その中でどのような課題をクリアしてきたのかを伝えるようにしましょう。
また、専門分野については、自分なりの見解や研究結果を持っていることをアピールすることをおすすめします。
例えば、大学で行っていた研究活動の結果や卒業論文のテーマに触れて、見解を述べることで、採用担当者に対してポジティブな印象を与えることができます。
GPAが高い人の履歴書の書き方
ここで履歴書の書き方について、いくつかのポイントをご紹介します。
まず、成績をアピールするために、成績表を添付しましょう。
成績表を履歴書へ添付することで、GPAを直接アピールでき、高いGPAであれば好印象を与えることが可能です。
次に学生時代の活動やインターンシップ、ボランティアなど、自分がどのような経験を積んできたのかを具体的に記載することも大切です。
さらに、その経験を通じてどのようなスキルや能力を身につけたのか、どのように社会貢献に繋がっているのかをアピールするようにしましょう。
また、履歴書を作成する際には、レイアウトやデザインにも注意し、見やすく、分かりやすく、採用担当者にアピールできるように工夫することが大切です。
例えば、記入欄の余白を空けることで可読性が上がり、経験したことや学んだことを端的に書き表すことで分かりやすい文章となります。
ぜひ、面接だけでなく履歴書も工夫し、就職活動を有利に進めていきましょう。
GPA以外で就職活動を有利に進めるには?
GPAの重要性や上げ方、その活かし方とここまでGPAに関して解説してきました。
もしGPA以外で就職活動を有利に進める方法があったら、知りたいのではないでしょうか。
もちろん採用担当者はGPAだけを見ているわけではありません。GPA以外でも就職活動でアピールできる点はあります。
まずはGPA以外で有利になる方法についてご紹介した後に、大手企業以外への就職についてもフォーカスして解説していきます。
GPA以外で有利になる方法を知る
前述した通り、企業はGPAを始めとした学業成績だけでなく、個人が持つスキルや経験、人物像なども重視しています。
自分が持っているスキルや経験、人物像などを明確にしておき、その強みをアピールすることが重要です。
例えば、
- アルバイトでの経験とその経験を通して学んだこと
- インターンシップでの活動内容とその経験を通して学んだこと
- 語学力やコミュニケーション能力、それらを活用した実体験
- 取得資格のアピールや取得にあたって苦労したエピソード
など、自分が持っているスキルや経験を具体的にアピールすることが必要です。
これらはGPAとは関係のない、課外活動としてのアピールポイントとなるため、採用担当者への好印象へと繋がります。
また、業界研究や企業研究を行い、自分が志望する企業がどのような人物像やスキルを求めているかを予め把握することも重要です。
企業の求める人物像やスキルに合わせて、自分自身のアピールポイントを見直すと、内定率がグッと高まります。
アピールポイントをいくつか準備しておいて、面接において最適な受け答えができるようにしておきましょう。
企業規模にこだわらない就職活動をする
企業規模にこだわらない就職活動をすることもおすすめです。
就職活動をする際に、大手企業や有名企業にこだわりすぎると、競争率が高くなります。
もし大手企業や有名企業以外の企業だったとしても、自分が思い描くキャリアを実現することができることもあります。
昨今では、国内外問わず大手企業でも大規模な人員削減が目立ち、中小以下の企業が賃上げを行う対応をしている状況です。
このような中で、昔のように大手企業や有名企業への就職にこだわり続けるメリットは正直薄くなっていると言えます。
そこで、企業規模にこだわらず、自分が興味を持つ業界や職種について、幅広く情報収集を行い、選択肢を広げていくことが重要です。
就職活動をする上で、自分が本当にやりたいことや、自分自身がどのような働き方をしたいかを明確にしておくと良いでしょう。
自分自身の希望に合った企業を見つけることができれば、就職後のモチベーションも高くなり、働きがいを感じられることができるようになります。
ベンチャー企業・スタートアップ企業での就職活動のコツ
企業規模にこだわらない就職活動について触れました。
もしお読みになっている方がベンチャー企業・スタートアップ企業への就職に興味があるなら、そのコツについても知りたいところかと思います。
そこで本章では、ベンチャー企業・スタートアップ企業での就職活動のコツについて解説していきます。
ここで紹介するコツは以下の4つです。
- 企業研究は念入りに
- 自己アピールではチャレンジ精神を
- 面接では柔軟性を意識する
- 自己分析をして志望理由を明確に
まず、ベンチャー企業・スタートアップ企業での就職活動では、企業研究が非常に重要です。
ベンチャー企業やスタートアップ企業は新しいビジネスモデルやサービスを提供している企業が多く、そのビジネスモデルを把握し、企業の特徴を理解することが求められるからです。
そのため、企業のウェブサイトやSNS、業界紙などで予め情報収集をしておきましょう。。
次にポイントとなるのは、自己アピールです。
ベンチャー企業・スタートアップ企業では、新しいことに積極的にチャレンジし、自己成長を目指す人材が求められます。
そのため、履歴書や面接における自己PRの際には、自己成長やチャレンジ精神をアピールしていきましょう。
また、自分が企業に対しどのような価値を提供できるかを明確に示すことも必要です。
さらに、ベンチャー企業・スタートアップ企業では、柔軟性が求められます。
新しいビジネスモデルやサービスを提供している企業では、その特性から業務内容が日々変化することがあります。
そのため、変化に柔軟に対応できることが求められるため、面接時には、変化に対応できる姿勢をアピールしましょう。
最後に、自分がベンチャー企業・スタートアップ企業で働きたい理由や、自分が何を目指しているかを明確にし、自己分析を行うことも重要です。
そうすることで、自分に合った企業を見つけ、自分自身をアピールすることができます。
企業研究、自己アピール、柔軟性、自己分析をしっかり行い、自分に合った企業を見つけて企業規模にもこだわらない就職活動を進めましょう。
関連記事:自己PRとは?~企業が見ているポイントや作成のコツも紹介~
まとめ
いかがだったでしょうか。
これまで解説してきた内容をまとめます。
- GPAは就職活動において重要な指標であり、高いほど有利
- 講義への出席はもちろん、日々のスケジュール調整をしたり参考書や問題集を活用したりすることでもGPAを高めることができる
- 履歴書や面接でもGPAを積極的にアピールしていくことが重要
- GPA以外にも課外活動経験やエピソードをアピールすることでも就職活動を有利に進められる
- 企業規模にこだわらない就職活動もアリで、企業リサーチを緻密に行うことが大切
最後に、GPAは就職活動において確かに重要ではありますが、GPAよりも企業に対する積極的な姿勢やそのための自己分析も非常に大切です。
就職活動中の方もこれから就職活動を行う方も、本記事で解説した内容を心に留めてより良い企業へ就職できるよう願ってます。
今回は以上になります。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。