「何も決まってなくていい。12月は“考え始めた人”が一番強い」

2025.12.11

「何も決まってなくていい。12月は“考え始めた人”が一番強い」

12月になると、「周りはもう動いているのに、自分は何も決まっていない」と焦る学生は少なくありません。将来の夢や就活の方向性がはっきりしていないことを、つい“遅れ”だと感じてしまう時期でもあります。でも実は、12月は答えを出している人よりも、「ちゃんと考え始めた人」の方が一歩先に進んでいます。

大切なのは、無理に目標を決めることではありません。自分は何に興味があるのか、どんな時に少し楽しいと感じたのか、逆にどんな環境は合わなかったのか。そんな小さな違和感や感情を言葉にできることが、将来の選択肢を広げていきます。

年明けから本気で動き始める学生は多いですが、1月になっていきなり走れる人はほとんどいません。12月は、立ち止まって考えるための“助走期間”です。この1か月でできることは、企業を絞ることでも完璧な自己分析でもなく、「自分の思考を整理すること」だけで十分です。
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何も決まっていない自分を責める必要はありません。むしろ、考え続けようとしている姿勢そのものが、次の一歩につながります。12月は、結果を出す月ではなく、未来に向けて自分と向き合う月。焦らず、この時間を味方につけてください。
この投稿の著者
青木 駿
青木 駿
人材開発グループ
徳島県出身。慶應義塾大学経済学部卒。社会人3年目。
大学では行動経済学を専攻し、「人の意思決定は感情や環境に左右される」という視点から、人の動き方や選び方を研究していました。現在は株式会社温故知新の人事として、新卒採用プロジェクトリーダーとして企画から運用まで幅広く担当しています。インターンや説明会の設計、選考フローの改善、候補者とのコミュニケーション設計などを通して、「人の心を動かすしくみ」をつくることを意識しています!

趣味:サッカー観戦・国内旅行・個室サウナ・パン屋巡り
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