「動いていなくても大丈夫。12月は就活の“土台”を整える月」

2025.12.15

「動いていなくても大丈夫。12月は就活の“土台”を整える月」

12月になると、「周りはもう動いているのに、自分は何もできていない」と焦りを感じる就活生は少なくありません。説明会や選考の話を耳にするたび、置いていかれているような感覚になることもあるでしょう。でも、12月に大切なのは無理に動くことではありません。この時期は、就活の成果を出す月ではなく、土台を整える月です。
就活は、早く動いた人が必ず勝つものではありません。大切なのは、自分がどんな環境で力を発揮しやすいのか、どんな価値観を大切にしたいのかを理解しているかどうかです。アルバイトや授業、日常の中で「楽しかったこと」「違和感を覚えたこと」を振り返るだけでも、立派な準備になります。
12月は、周囲と比べるよりも自分と向き合う時間にしてほしい時期です。情報収集が進んでいなくても、志望業界が決まっていなくても問題ありません。考えることをやめていない限り、就活は前に進んでいます。
年明けから本格的に動き出す人は多いですが、1月にスムーズに動ける人は、12月にしっかり立ち止まった人です。焦らず、自分なりのペースで土台を整えることが、結果的に納得のいく選択につながります。今は「考えている自分」を、ぜひ肯定してあげてください。
https://cheercareer.jp/company/seminar/4599
この投稿の著者
青木 駿
青木 駿
人材開発グループ
徳島県出身。慶應義塾大学経済学部卒。社会人3年目。
大学では行動経済学を専攻し、「人の意思決定は感情や環境に左右される」という視点から、人の動き方や選び方を研究していました。現在は株式会社温故知新の人事として、新卒採用プロジェクトリーダーとして企画から運用まで幅広く担当しています。インターンや説明会の設計、選考フローの改善、候補者とのコミュニケーション設計などを通して、「人の心を動かすしくみ」をつくることを意識しています!

趣味:サッカー観戦・国内旅行・個室サウナ・パン屋巡り
投稿一覧