小話「残業」 落語明烏より参照

2022.02.22

小話「残業」 落語明烏より参照

どうも通販亭酒楽と申します。
何事も行動してみると、思ってるのと違いつい夢中になってしまうこともあり

日本橋田所町三丁目、社長のせがれ戸田。ものぐさで働くのが嫌い、なのに品行方正で堅過ぎる真面目男。今日もお稲荷さまの参詣で赤飯を三杯ごちそうになり、
家に帰って家事をこなし家ですごしてました。

それに腹を据えかねたのは父。
主夫になるにしても一度も社会を知らないのは心配と頭を悩ませいていた。

そこで、戸田の知り合いの中でも札付きの意識高い系の大輔という学生に相談し、
自分の関連会社にインターンとして働かせることに。

いざインターン初日、新宿駅で折り、バスタ新宿のオフィススペースに入ったまではよかったが、エレベーターに乗り、スーツ姿のサラリーマンが廊下を革靴でパタパタと歩いている。

その姿を見ると自分は働くなんてまっぴらごめんだと騒ぎ出し、帰りたいと騒ぎ出す始末。

そこで大輔、「会社は一人でふらふら出て行くと怪しまれる。まして大企業だ、よそ者に対しての警備が硬いのだからよそ者が一人でくることに警戒をする。怪しまれたら捕まってしまうよ」とよく聞けば支離滅裂な理由で脅しやっとのことで、会社にいれることに成功。

 戸田は自己紹介の席でも、そっぽを向いてうつむいている。華やかなオフィスがお通夜みたいな空間に。
こともあろうに、戸田は「働いたら負けだ」なんて場所柄をわきまえない禁句まで口走る始末で、どっちらけだ。

埒が明かないと、いやがる戸田を仕事場に連れていくと、担当の指導員が絶世の美女。
初心な戸田はすっかりメロメロ、トロトロ、グニャグニャになって、仕事をすっかり張り切行う。

 業務時間も終わりに差し掛かり夕方、インターンの終了の旨を伝えるため大輔は戸田を呼びに。

「ほぉCPAを上げるには…」なんて戸田はしゃあしゃあしている。

大輔 「そろそろ帰るから、早く片付けてください」

戸田「いや仕事は楽しい帰りたくない」と朝までの嫌がりようが嘘みたいな変容。

頭に来た大輔、「じゃ、おまえさんは暇な体、ゆっくり遊んでらっしゃい。俺は合コンがあるから先に帰りますから」

戸田「あなた方、先へ帰れるものなら帰ってごらんなさい。怪しまれて捕まってしまいますよ」


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この投稿の著者
とだとだ
とだとだ
2015年卒入社 ライター
【酒飲みメガネのライターおじさん】

2年で100社の不採用!
これからからも不採用!
行く当てもなく新卒1期生募集の採用に行くも、
不採用になる。

ただ、他に面接が残っていた会社は、
社員は腰が曲がって下を向いて働いているところで「辛気臭くて嫌だ」と思ったため、
不採用になった後に弊社の志望度が高まり「どうにか入社させてくれと」メールを送る。

社員全員反対するなか、社長の一声で逆転採用!

大学在籍時からフリーライターとして多くの雑誌やムック本の編集をしている、どヘンタイライター
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