転職する際に知っておきたい企業の思惑と市場

市況分析 2020.06.18

転職する際に知っておきたい企業の思惑と市場

転職するとき、何を意識して動いていますか? 世の中には需要と供給が存在し、求人市場でいうとそのタイミングごとでの求人倍率が存在します。 自分にあった会社を見つけるためにも企業の思惑と求人市場について 本日はお話ししたいと思います。 ## 転職する際に知っておきたい企業の思惑と市場 純粋に企業が求人情報を出す時、多くは2つの分類で募集を行います。 **『新卒採用』→ 大学在学中で就職活動を行っている学生が対象。 『中途採用』→ 主に転職活動中の業界や職種経験のある社会人。** 一から育成する「新卒」には教育コストが発生するケースもありますが インターンや内定者アルバイトとして、早めの戦力化も可能ですし、 プロパー社員として自社の将来を担うDNAを引き継ぐ後継者的な存在価値があると企業は考えますので、 募集の段階から多額のコストが発生しても、継続的に新卒採用を実施しています。 それに対し、「中途採用」には、企業は経験者を求めがち。 3年以上の営業経験、2年以上の開発経験など詳細なオーダーがあるケースが多くあります。 既卒や第二新卒は、経験こそ少ないかもしれませんが、 **新卒のように若く自社の将来を担うDNAを引き継ぐ後継者的な存在価値**があります。 素直さ・理念への共感がポイントですね。 また、**入社時期も新卒のように4月に限定されない**ことも採用する際のメリットです。 あとは、売り手市場ということもあり、優秀な人材が中途採用で採用できないという状況も後押しして 第二新卒の採用傾向は年々高まってきています。 ### 企業が第二新卒を採用する際に期待していること 素直さや若いパワーというポテンシャルに期待をしており、 前職の経験が〜〜と言ったスキルに期待しているわけではありません。 CheerCareerでは第二新卒を採用したい!という企業を中心に転職の原稿を掲載し募集しているので、 マッチング率が非常に高いことが特徴です。 ぜひ自分だけの1社を見つけてみてください。 ちなみに、面接の際に転職する理由はほぼ100%聞かれるかと思います。 実際に周りの転職者がどのような理由で転職するのかを参考までに記載しておきます。 ### 市場分析/転職理由 厚生労働省が発表した『雇用動向調査結果』によると、退職者数は1年を通して718万人にも及んでいます。 これらの人々はどのような理由で退職に至ったのでしょうか? 同調査で明らかになった退職理由を、それぞれ紹介していきましょう。 **転職理由・労働時間等の労働条件が悪い** 20代・40代前半で最も多い退職理由です。 入社する前によく調べ、防ぎたいミスマッチですね。 **転職理由・収入が少ない** 世代を超えて誰もが抱える問題です。 50代前半の男性では断トツで最多の理由となっており、年齢を重ねるにつれて収入に悩む人は増えるようです。 **転職理由・会社の将来が不安** 30代後半の男性では最多の原因のようです。 **転職理由・会社都合** 倒産やリストラなどといった、個人では対処しきれない問題ですね。 **転職理由・職場の人間関係** 10代の男性では31.7%とほかの世代と比べても断トツの結果。 年齢が高くなるにつれて減少傾向にあり、若い世代ならではの理由といえるかもしれません。 女性のほうが多い傾向にあります。 **転職理由・仕事の内容に興味を持てない** なぜ入社したのか問いたくなりますね。 完全なるミスマッチです。 **転職理由・能力・個性・資産を生かせない** 自身の求める仕事ができないフラストレーションが退職に繋がるようです。 「給与!」 「仕事内容!(やりがい)」 「手に職をつけたい!」 と色々な言葉が、すでに聞こえてきそうですが。 実際に求職者の 転職先を選んだ理由を調査したマイナビさんのデータでは ### 求職者の転職先を選んだ理由 <マイナビ転職より> 1位:前職より給与UP(15.2%) 2位:経験・スキルを活かせる仕事(11.3%) 3位:希望の仕事(10.8%) 4位:希望の勤務地(8.8%) 5位:希望の業界(7.0%) 6位:自身が成長できる環境だと感じた(6.3%) 7位:土日に休める環境(5.8%) 8位:休日・休暇が安定して取れる環境(5.5%) 9位:会社業績・安定性に魅力を感じた(4.9%) 10位:前職より労働時間が短かい(4.3%) (引用元:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/reason/140214/index) ## 本当に転職すべきと感じた時は転職を。 厚生労働省が発表した退職理由をみると、大半がネガティブな理由です。 ネガティブな気持ちを抱えたままでは仕事のモチベーションが下がり、さらには生産効率も落ちてしまいます。 これは、本人にとっても会社にとってもよくありません。 転職することでこういった問題が解決でき、将来の道が開けるという強固な気持ちがあるならば、転職をおすすめします。 しかし、現状の問題を軽視したままにすれば、転職先でも同じ不満に悩まされる可能性があるので、 退職を検討するときには理由をきちんと見定めるようにしましょう。 ## 転職の前に自分の姿勢を見直すことも大切 転職で失敗してしまうのは、必ずしも会社だけの問題ではなく、自分に落ち度や改善すべき点があるケースも少なくありません。 ちょっと立ち止まって振り返ってみましょう。 たとえば、「今の会社ではもう学ぶことがない」のではなく「自分の学ぶ姿勢が足りないだけかもしれない」などです。 現在の職場で働いている中で、自分に改善できる点がないか、 次の職場に行くことで本当にその不満が解消されるのかを再度見直してから転職活動を行えば、失敗も少なくなるはずですよ。
この記事を書いた人
平塚
代表取締役 平塚ひかる
2013年、立教大学在学時からアイ・パッションに参画し、すぐにトップセールスに。
入社4ヶ月目の22歳で最年少執行役員に就任。

会社の成長や就活のあり方を変えるというビジョンへの想いは、人1倍強く、
入社1年目にして営業成績1位、全社MVPを受賞するなど、常にトップを走り続けるスーパービジネスウーマン。
現在はCheerの代表取締役としてマーケティングや開発・広報・人事なども担当。

学生時代は名だたる有名企業や大手から引っ張りだこで
今でも一緒に働こうとアプローチを受け続けるほど(笑)
就活生への入社支援実績はCheerCareer1です。

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