市況分析 2020.10.12
コロナ禍で企業のオフィスはどうなる?オシャレなオフィスも紹介します!
これまで、企業選びの際に「働く環境・キレイなオフィス」を
ポイントの1つとする方もいたことでしょう。
しかし昨今のコロナ禍において「テレワーク」が注目され
オフィスの必要性が問われることとなりました。
通信環境とPCがあれば仕事ができる、ということで
地方移住やワーケーションなど、
「密」を避ける取り組みが広まりつつあります。
実際に総合人材サービスのパソナグループが、
本社機能を淡路島に移転するとの発表が話題になっていましたね。
今回は、オフィスは、働く環境は今後どうなっていくのか、
また企業が行なっている、オフィスづくりについて書いていきます。
## コロナ禍でのオフィスのあり方
### コロナ禍で広がる「テレワーク」の動き
新型コロナ感染対策がきっかけで
「テレワーク」を導入する企業が多かったのは、
みなさんもニュースを見て知っていることでしょう。
「テレワーク」が実際業務に、またオフィスのあり方に
どのような影響を及ぼしたのかを見てみましょう。
北信商建株式会社が行なった「withコロナ以降のオフィス環境に関する調査」( [https://digital-shift.jp/flash_news/FN200716_3](https://digital-shift.jp/flash_news/FN200716_3))によると、
「テレワークをして社員の仕事の効率に変化はありましたか?」という質問に対し
| 回答 | % |
| ---- | ---: |
| 上がった | 31.3% |
| 変わらない | 34.8% |
| 下がった | 33.9% |
となっており、
「上がった」または「変わらない」と回答した人が約65%と、
**業務への支障はが出ている企業は少ない**結果になりました。
一方で、
「テレワークをして課題に感じたことは何ですか?(複数回答可)」
という問いに大しては
|回答|%|
|----|---:|
|社員同士のコミュニケーションが取りづらいこと|49.6%|
|仕事環境が整っていないこと|32.0%|
|社員同士の交流が減ってしまうこと|31.2%|
|社員・新卒研修がやりづらいこと|30.2%|
|社員の評価がつけづらいこと|15.1%|
|その他|3.7%|
となっており、全体的に
**コミュニケーション不足が課題**として挙げられることが分かっています。
「これからもテレワークを続けますか?」という質問に対しては
|回答|%|
|----|---:|
|続ける|26.6%|
|部分的に続ける|49.8%|
|情勢に合わせて続けるか検討する|18.2%|
|続けない|5.4%|
と、引き続きテレワークを続けるとの回答が75%以上となっており
withコロナの働き方としてテレワークを
引き続き行なっていく企業が多いことが分かりました。
さらに「テレワークを続けるにあたって、
オフィスの移転・解約を検討していますか?」の質問に対し
|回答|%|
|----|---:|
|既に移転した|8.3%|
|既に解約した|11.5%|
|移転を検討している|26.0%|
|解約を検討している|6.6%|
|検討していない|47.6%|
と、半数以上が現状のオフィスから
移転・解約の方向へ進むとの結果が出ています。
上記のアンケート結果によると、テレワークの導入で
業務効率は同等もしくはそれ以上との回答が約65%と、
通信環境とPCがあれば仕事ができると感じる人が増えている一方、
コミュニケーション不足・指導や評価のしづらさが課題として挙げられています。
調査で分かったGood/Moreな点より、
**今後のオフィスのあり方は、「コミュニケーションを取る場所」、
「チームを作っていく場所」に変化していく**ことが予想されます。
### コロナ禍での「オフィス空間」の変化
みなさんが想像するオフィスのイメージはおそらく
『部屋の中に机と椅子がびっしりつまって並んでいて〜』
のような、ドラマや漫画に出てくる空間だと思います。
企業が、出社する社員が安全に安心して働けるようなオフィスづくりのために、
どのような空間の変化を取り入れているのかをいくつか記載します。
- フリーアドレスの導入:テレワークと出社の併用施策として、固定の席を撤廃してスペースを広く取る
- ソーシャルディスタンスを意識した座席配置:座席を間引いて隣の席との距離を取る
- 拡散型のデスク配置:島型の配置を避け、部屋の四隅を生かした配置や対面しないデスク配置にする
- オフィス規模の縮小:テレワークとの併用により、利用頻度が減った部分の見直しを行なう
- オフィス規模の拡大:ソーシャルディスタンスを確保するために増床を行なう
次のブロックでは、これらの項目を意識した
コロナ感染対策の具体的な取り組み
+私が気になったオシャレオフィスをご紹介します!
## コロナ対策ばっちり!オシャレなオフィス3選
### オフィス紹介(1) 株式会社ハイファクトリ【CheerCareer掲載企業!】
→ [https://cheercareer.jp/company/index/3174](https://cheercareer.jp/company/index/3174)
株式会社ハイファクトリホームページ制作パッケージ事業・オウンドメディアリクルーティング事業などを行なっている企業です。 カフェのような雰囲気で、キッチンにはバーカウンターがあり バリスタやビールサーバーまで完備しているとのこと。 またフリーアドレスを採用しており、 さらにコロナ感染対策として [ソーシャルディスタンスを保つような取り組み](https://cheercareer.jp/company/message_detail/3174/76329) をされているとのこと。 オシャレなオフィスについては、 CheerCareerのタイムラインでも紹介されているので、 ぜひ確認してみてくださいね。 - [自慢のオフィス紹介~その1~](https://cheercareer.jp/company/message_detail/3174/72905) - [自慢のオフィス紹介~その2~](https://cheercareer.jp/company/message_detail/3174/73302) - [自慢のオフィス紹介~その3~](https://cheercareer.jp/company/message_detail/3174/75234) - [自慢のオフィス紹介~その4~](https://cheercareer.jp/company/message_detail/3174/75660) - [自慢のオフィス紹介~その5~](https://cheercareer.jp/company/message_detail/3174/76070) ### オフィス紹介(2) 株式会社PHONE APPLI【CheerCareer掲載企業!】 → [https://cheercareer.jp/company/index/3555](https://cheercareer.jp/company/index/3555)
株式会社PHONE APPLIクラウドサービスの企画・開発・販売、アプリケーション開発・販売などを行なっている企業です。 2018年2月に新オフィスに移転したそうで、 「働き方改革」を意識し、究極のアウトドアオフィスを作ったとのこと。 さらに今年2020年8月に、開発用フロアを増床されたようです。 現在コロナ禍の状況のため、出社率は低いとのことですが よりコミュニケーションを取りやすい環境を作りたいとのことで、 まさに前に述べたような、コミュニケーションを取るための場所を 提供するためのオフィス拡大をした企業になります。 詳しいオフィスのこだわりポイントについていは、 CheerCareerのタイムラインでも紹介されているので、 ぜひ確認してみてくださいね。 - [こんな時期ですが、スクラム開発が捗るオフィスを増床しました!#1](https://cheercareer.jp/company/message_detail/3555/76837) - [こんな時期ですが、スクラム開発が捗るオフィスを増床しました!#2](https://cheercareer.jp/company/message_detail/3555/76857) - [こんな時期ですが、スクラム開発が捗るオフィスを増床しました!#3](https://cheercareer.jp/company/message/3555) ### オフィス紹介(3) 株式会社Legaseed【CheerCareer掲載企業!】 → [https://cheercareer.jp/company/index/4069](https://cheercareer.jp/company/index/4069)
株式会社 Legaseed人材コンサルティング会社であるこの企業は、2020年9月21日に コロナ禍のなかでオフィスの拡大移転を行なったとのこと。 テレワーク導入の動きが広まる中、 この企業も2020年6月までは全社員リモートワークに切り替えていたのですが 自宅環境(同居人)や新入社員への指導、急務対応時のスピード感など 様々な点でオフィスがあることのメリットを感じたとのことです。 さらにコロナ感染対策の観点でも、 新オフィスの入口にはサーモグラフィカメラでの体温計測が設置されており、 体温が37.5℃を超えている者はオフィスに入れない仕組みになっています。 オフィスに対する想いや、新オフィスの様子など 詳しい情報は下記をご確認ください。 - [コロナ禍に内装2億円かけて230坪のオフィスに移転。オフィス不要論がはびこる中で社員40名の企業が、ここまでオフィスに投資する理由](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000056949.html) ## 最後に コロナ感染対策をきっかけにテレワークが一気に広まりましたが テレワークを通して、オフィスの必要性を改めて感じ、 オフィスを残す、拡大する、移転する企業もあります。 オフィスは「仕事をする場所」から 「コミュニケーションを取る場所」、 「チームを作っていく場所」に変化していくことでしょう。 企業選びの際に、コロナ禍におけるオフィス空間の変化や 今後のオフィスのあり方にも注目してみるのも良いかもしれません。 皆さんの就活に参考になれば幸いです。