withコロナ時代の面接ポイントとスキル格差

面接対策 2020.04.27

withコロナ時代の面接ポイントとスキル格差

コロナが猛威を振るってから既に1ヶ月以上が経過し、慢性的なトイレットペーパー、ティッシュペーパー、マスク不足に加え過去例を見ないほどの外出自粛。 当初は「コロナが落ち着いたら〜」という話題が多かったものの、次第に「コロナの中でなにが出来るのか」というテーマに切り替わっている。 長引けば長引くほど、オンラインの文化は急速に広まり定着するだろうし、既にコロナ前とコロナ後で同じ景色になることは無いだろう。 政府の発表した30万給付の条件である「収入が100万円以下、もしくは収入が前年の50%以下になる世帯」の対象は19%と言われ、アメリカの失業率は45%にまで上ると予想されている。コロナ前ですら広がっていた格差は世界的にもさらに大きくなることが予想される。 これまでベンチャーに入る人の多くは「1人で食べていける力」を求めているのに対して、果たしてベンチャー企業に所属してて「1人で食べていける」ようになった人はどれほどいるだろうか。 4年目の社会人で見渡した時、ベンチャーの中でも1割いれば良い程度だろうか。 # スキル向上格差の拡大 オンラインの普及が拡大し、新卒からリモートワーク勤務が常態化すると、この「1人で食べていける」ようになるまでの時間はこれまで以上に広がる。 我々のように社会人経験が数年あっても**リモートワークの中でスキルを上げていくこと(=自己研鑽)は相当難易度が高い**からだ。理由としては以下の通りである。 ・ショートコミュニケーションが減るため、フィードバックの回数や視点が極端に少なくなる ・ワークとライフの境界線が曖昧になることで自律しないと怠ける ・自分より仕事が出来る人たちの仕事のやり方を見ることが出来ない ・仕事と生活の境目が無くなり、タスク処理の時間がだらだらと長引き自己学習に移行出来ない 新人の仕事の基本とされている「見る・聞く・覚える・やってみる」の工程の中で、見る・聞くの回数は大幅に減ることとなり、タイムマネジメントや自律などの難易度もぐっと上がることから、自分の時間の使い方をコントロールすることで学習を進めることが出来る人からすれば、以前よりも圧倒的にスキル向上しやすくなったことに対して、多数派の新卒社会人からしたら大きくチャンスを奪われたようにも感じることだろう。 これはつまり何が変わるのかというと、**これまでは素直に明るく学んでくれたらそれで良かった企業などでも、自律して自分から推進していける人材の価値がぐっと上がる**ということだ。 # 面接で評価されるポイントの変化 また、売り手市場から買い手市場への変化の中で 「売り手市場だから許されてきたこと」が見逃されなくなるだろう。 特に「これからこんなことを頑張っていきたいです!」という意欲を見るポイントにおいては、**「これからこんなスキルを身に付けていきたいので、取り急ぎ○○と△△で日々勉強しています。現状は□□までしか出来ていませんが、残りの大学生活の中で磨いていこうと思っています」**というところまでは求められる可能性が高くなる。 就職活動のために先取りして準備をしていかなければいけない、というよりも「本気でそのスキルをつけたいならなぜ今から出来ることやらないのか」という人事や企業側の疑問に答える必要が出てくるといことだし、もしそれに対してめんどくさいと感じるのならば、そもそもそのスキルはさほどつけたいものでは無いのだろう。 何にしても、これまで以上に**「口だけの熱意」よりも「行動で示す」ことの優先度がぐっと上がる**ことが予想される。 デザイナー志望やエンジニア志望だけに求められてきた「ポートフォリオ」というものが、あらゆる職種で求められるようになるということだし、身近なところでいけばそれがSNSでも良いのだ。 日々読んだネットニュースなどにコメントをしていく、気になった人のコメントを引用シェアする、自分の学んだことをアウトプットするなどそれだけでも大きな差になるだろう。 # とはいえ、ちゃんとやっている人からしたら何も変わらない 売り手市場というのはある種バランスの悪い社会でもある。 社会人になること、企業に属することに対して甘い考えでも「人手不足」によって仕事を失うこともなく、求められる側でいられる。 買い手市場のレベルにもよるが、一定の選考の厳しさが戻るということは、 **「社会に出るための覚悟を事前に身に着ける」** という至極真っ当な状態に戻るとも言えるし、 何よりこれまでも自分のやりたいことはすでにやってしまっているような、自分のなりたい姿に向かうことに夢中に、本気になれる人からしたら、マイナスになるような変化は何も起きないといっても過言ではないだろう。 「ピンチと捉えるのではなく、チャンスと捉えよ」 という人は多いが、**この状況をチャンスに変えることが出来る人を増やすのが僕たちの仕事だし、ベンチャーの役割**なんだと思う。 より多くの人にチャンスがある社会を目指したい人が、今からでも小さな行動で社会を動かすことを一緒に頑張っていきたい。
この記事を監修した人
平塚
代表取締役 平塚ひかる
2013年、立教大学在学時からアイ・パッションに参画し、すぐにトップセールスに。
入社4ヶ月目の22歳で最年少執行役員に就任。

会社の成長や就活のあり方を変えるというビジョンへの想いは、人1倍強く、
入社1年目にして営業成績1位、全社MVPを受賞するなど、常にトップを走り続けるスーパービジネスウーマン。
現在はCheerの代表取締役としてマーケティングや開発・広報・人事なども担当。

学生時代は名だたる有名企業や大手から引っ張りだこで
今でも一緒に働こうとアプローチを受け続けるほど(笑)
就活生への入社支援実績はCheerCareer1です。

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