市況分析 2020.05.07
気になる【転職賃金相場】のハナシ
こんにちは!
ついに花粉症に苦しみ始めたたむねぇです。
コロナウィルスの影響で、企業の採用活動にも影響が出始めています。
とは言え、この3月は転職活動者も、活発に次の仕事を探す時期。
今回そんな転職希望の方のための、気になる!『賃金相場』をPICK UPします。
## 転職賃金相場2019
年に一度、国内主要求人メディアや人材紹介会社からのデータを元に、一般社団法人である「人材サービス産業協議会」が発表しているコチラ。
今回は昨年12月に公表された最新データ、「転職賃金相場2019」(調査対象期間2019年4月~8月)の中から、CheerCareerにも掲載の多い職種を**年齢別**に見ていきます!!
参照元:転職賃金相場2019より
http://j-hr.or.jp/wp/wp-content/uploads/JHR_tenshokuchingin2019.pdf
ぜひご自身の年齢と経験スキルを照らし合わせながら、チェックしてみてくださいね。
### 転職賃金相場 法人営業(IT)職
#### 転職賃金相場 法人営業(IT)職(1)20代~30代前半
**年収:300~399万円**
ポジションとしては、担当者(メンバー)レベル。
他職種からの転職が多く、企業の求める経験スキルとしては「社会人経験があればOK(未経験スタートが多い)」ことが特徴。
#### 転職賃金相場 法人営業(IT)職(2)20代後半~30代
**年収:400~599万円**
ポジションはリーダーか担当者レベル。
企業規模は関係なく、何かしらの営業経験者で、「営業経験も〇年以上」といったものが求められる。
他業界での営業経験でもOKなものが多い。
#### 転職賃金相場 法人営業(IT)職(3)30代前半~40代前半
**年収:600~799万円**
ポジションはマネージャー、プレイングマネージャー、マネージャー候補などといったように、マネジメントスキルも求められ始める。
経験スキルとしては、IT業界(同業界)での法人営業3~5年。業界の知識はさすがに必須。
※営業職の40代以上のデータは割愛。詳細は先述のURLを参照。
### 転職賃金相場 IT(Web・アプリケーション)職
#### 転職賃金相場 IT(Web・アプリケーション)職(1)20代~30代
**年収:300~399万円**
エンジニア、プログラマなどの、メンバーレベル。
同職種からの転職が多い中、ITの最低限の知識がある人や、企業によっては未経験でもITに抵抗がない人を歓迎。(ポテンシャル重視の採用が多い)
#### 転職賃金相場 IT(Web・アプリケーション)職(2)20代後半~ ※30代が多い
**年収:400~599万円**
社内SE、SEもしくはプログラマーのリーダーなど。(担当者レベルもある)
業界は限定されないが、求められる経験スキルは、担当する領域でのシステム開発、運用の経験。
#### 転職賃金相場 IT(Web・アプリケーション)職(3)20代後半~40代
**年収:600~799万円**
経験スキルは上記(2)と同様だが、実務経験〇年以上と具体的に求められるのこのあたり。
ポジションに応じてマネジメント経験も求められ始める。(マネジメント人数の関係はナシ)
※上記以上のデータは割愛、詳細は先述URLを参照の上。
### 転職賃金相場 IT(ネットワーク)職
#### 転職賃金相場 IT(ネットワーク)職(1)20代~30代前半
**年収:300~399万円**
エンジニアなどのメンバーレベル。
ITへの興味がある、この業界でスキルを身に着けたい、などの思いを求める傾向にあり。
未経験OKの求人も多い。
#### 転職賃金相場 IT(ネットワーク)職(2)20代後半~
**年収:400~599万円**
社内SEもしくはSE、リーダーやリーダー候補。
必要経験としては、ネットワーク・サーバ構築などの業務経験の有無、運用経験など。
#### 転職賃金相場 IT(ネットワーク)職(3)30代後半~
**年収:600~799万円**
同職種からの転職が多い。
転職者によっては転職経験が3回以上も。
(2)と同様にネットワーク・サーバ構築などの経験が求められるが、プラスして〇年以上、など。
またマネジメント経験も求められる。
※上記以上のデータは割愛、詳細は先述URLを参照の上。
## 気になる【転職賃金相場】のハナシまとめ
いかがだったでしょうか?
今回は*CheerCareerでも比較的に掲載の多い『職種の3つ』をピックアップ&まとめ*てみました。
どんな業界でも、どの職種でも、**「未経験OK」で転職できる**のは、このように20代のみ。
(一部例外あり)
実際には「若いから仕方ないよね、次!次!」と周りが接してくれるのも**20代前半**になるのでしょうか。
**20代後半**にもなると『ビジネスパーソンとしては当たり前』のことは、最低限求められた上で、何かしらの経験スキルがプラスされます。
(ビジネスマナーやビジネスメール等)
ですが、焦らず、きちんと確実に『段階を踏んで一歩一歩キャリアアップ』していくことで、自分自身の経験スキルも確固たるものへレベルアップし、転職した場合に年収UPが可能となります。
(途中で投げ出さないこと!言い訳しないこと!自分自身を常に客観的に見つめること!)
とは言え、20代で転職回数が3回以上となってしまうことは、誰もが納得する明確な理由がない限り、転職活動をする上で『マイナス』となってしまいますので、注意してくださいね。
※誰もが納得する理由=結婚などで自身の生活が変わった、など
ちなみに、営業経験者の私が感じているところだと、
** ■20代前半の営業職**
会社としても「まだ出来なくて当たり前」という認識がある。
たまに、若さを武器に売れる時がある=取引先が**熱意を評価**して発注してくれる。
**■20代後半~の営業職**
熱意だけでは売れなくなる…のが、このあたりから。
出来る営業パーソンは、肩書がなくても、商材が変わっても、営業スキルだけで勝負できます。
逆に売れない営業は、肩書や商材が変わると売れずに苦しむことに。
悲しいですが、これが現実。
日本は終身雇用が崩壊し、以前よりも**経験スキルをシビアに求められる**世の中になってきました。
きっとこれからも、この状況はますますエスカレートしていくことでしょう。
(完全実力主義のアメリカと全く同じになることも予想できそうで、怖いですが)
自分の経験スキルを武器に、将来どんな環境でも会社でも『勝ち残れる人材』になれるよう、ぜひ今回のこの記事を参考に、将来のことをじっくり考えてみてくださいね!!