コロナ禍で周りと差をつけるオンラインインターンのすすめ
就活生の皆さん、就活の進捗はいかがでしょうか。
緊急事態宣言出てコロナも落ち着きそうになくて、
就活に影響が出るのではと不安になっている方もいらっしゃるかもしれません。。。。
今回は、オンラインで就活を進めていくにあたり、
実際に2022年卒のインターンの動向を紐解きながら、
オンラインで、周りの同級生と差をつけられるようなインターンシップの探し方・取り組み方を
ぜひ皆さんと一緒に再度考える機会にしたいと思います。
インターンの動向調査【2022年卒版】
Q. 今の就活状況について
dodaキャンパスの「<2022年卒版>秋冬インターンシップに関する調査」
( https://campus.doda.jp/career/intern/000304.html )
によると、既に活動を始めている人が90%を占めており、
さらに全体の約60%の学生が秋冬インターンに向けた活動を行っているとのこと。
回答 | 割合 |
---|---|
まだ本格的に動き出していない | 9% |
秋冬インターンの情報収集を始めた | 11% |
秋冬インターンの説明会に行き始めた | 8% |
秋冬インターンのエントリーを始めた | 22% |
秋冬インターンに参加し始めた | 21% |
採用選考が進んでいる | 23% |
内々定をもらっている | 6% |
その他 | 1% |
Q. 参加したインターンの期間はどれくらいでしたか?
また、dodaキャンパスの「<2022年卒版>秋冬インターンシップに関する調査」
( https://campus.doda.jp/career/intern/000304.html )
の中で「これまで参加したインターンの実施期間はどれくらいか」という問いに関しては、下記のようになりました。
回答 | 割合 |
---|---|
半日 | 26% |
1日 | 36% |
2〜3日 | 21% |
1週間程度 | 6% |
2週間程度 | 1% |
1ヶ月程度 | 1% |
1ヶ月以上 | 3% |
参加していない | 6% |
1番多い回答は「1日」で36%、半日〜3日の短期インターンへの参加が83%となっており、
短期インターンへの参加が多いという結果が出ています。
おそらくコロナ禍でオンライン開催のインターンが増えたことによるものだと考えられるそうです。
Q. 参加したことのあるインターンシップの形式は?
マイナビ 2022年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査
( https://saponet.mynavi.jp/release/student/is-katsudojunbi/202210_is/ )
によると、参加したインターンシップの形式の割合は下記のようになっています。
形式 | 割合 |
---|---|
WEBのみ(対面なし) | 74.5% |
WEBと対面 | 16.2% |
対面のみ(WEBなし) | 20.7% |
オンラインインターンシップのみの参加が約75%となっており、
2022年卒のインターンや就活準備はほぼオンラインで済ますことが多かったと考えられます。
また緊急事態宣言の再発令により、これからの就活本番もより対面での実施が少なくなることと予想されます。
とはいえ、企業としてもコロナ禍を機にリモートワークになったところが多いため、就活やインターンもオンライン化が進むことでしょう。
インターンの期間 短期は人気だけど、長期インターンは実際どうなの?
インターン動向調査の中で「参加したインターンの期間は短期のものが多かった」という結果が出ていましたが、
ここでは少々視点を変えて、皆さんがあまり経験していないであろう長期インターンシップについてお話します。
短期・長期インターンの比較
まず、短期インターンシップと長期インターンシップについて、簡単にまとめてみました。
短期インターンシップ
- 内容:会社説明・就活セミナー・ワークが多い
- 手当:無給・交通費のみの場合が多い
- メリット:期間が短いため、スケジューリングがしやすく、様々な企業のインターンに参加しやすい
- デメリット:期間が短いため、企業文化や業界への理解が浅くなってしまう可能性がある
長期インターンシップ
- 内容:実務に近いものが多い
- 手当:有給のものが多い(アルバイトと一緒)
- メリット:期間が長いため、企業文化や業務への理解が短期に比べて深まる、社会人としての力が得られる
- デメリット:期間が長いため、学校や他のアルバイトなどとの調整が難しくなる
どちらのインターンに参加するかは、皆さんの就活の進捗やスケジュールに合わせて決めるとよいと思いますが、
もしスケジュールの調整がつく方には、ぜひ長期インターンへの参加をお勧めしたいです。
「長期インターン」のススメ
なぜ私が長期インターンへの参加を勧めるかというと、
長期インターンのメリットにも書きましたが、社会人としての力が得られるからです。
株式会社キュービックと慶應義塾大学大学院経営管理研究科岩本研究室の共同研究によると、
「長期インターンにおける最初の約半年間において在籍日数に比例して“社会人基礎力(※)”が向上する」ことが明らかになったとのこと。
社会人基礎力とは
経済産業省が2006年に提唱した、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」のことで、3つの能力・12の能力要素を「社会人基礎力」として定義しています。
■ 前に踏み出す力(Action)
→ 指示待ちにならず、一人称で物事を捉え、自ら行動できる力
- 主体性:物事に進んで取り組む力
- 働きかけ力:他人に働きかけ巻き込む力
- 実行力:目的を設定し確実に行動する力
■ 考え抜く力(Thinking)
→ 論理的に答えを出すこと以上に、自ら課題提起し、解決のためのシナリオを描く、自律的な思考力
- 課題発見力:現状を分析し目的や課題を明らかにする力
- 計画力:課題の解決に向けたプロセスを明らかにし、準備する力
- 創造力:新しい価値を生み出す力
■ チームで働く力(Teamwork)
→グループ内の協調性だけに留まらず、多様な人々との繋がりや協働を生み出す力
- 発信力:自分の意見をわかりやすく伝える力
- 傾聴力:相手の意見を丁寧に聴く力
- 柔軟性:意見の違いや相手の立場を理解する力
- 情況把握力:自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
- 規律性:社会のルールや人との約束を守る力
- ストレスコントロール力:ストレスの発生源に対応する力
さらに、2017年に、「これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力」を「人生100年時代の社会人基礎力」として新たに定義されました。
これは、上記の3つの能力・12の能力要素を内容としつつ、
能力を発揮するにあたって、自己を認識してリフレクション(振り返り)しながら、目的、学び、統合のバランスを図ることが、自らキャリアを切りひらいていく上で必要であるとされています。
・・・
と長々と書きましたが、つまり長期インターンに参加することで
これからの社会で能力を発揮するために必要とされる力を、学生のうちから身につけることができ、
さらにインターン期間に比例して社会人基礎力が伸びていくという点で
周りの同級生に差をつけることができ、就活でも、入社後にも有利であるということです。
「オンライン」かつ「長期」のインターンって実際どうなの?
ここまで
- 就活やインターンはしばらくはオンラインが続くことが予想される
- 長期インターンは社会人基礎力の習得と成長という点でお勧めである という話をしてきましたが、 では「長期インターンがオンラインになったらどうなるの?」という話。
長期インターンのオンライン化のリアル
対面での長期インターンとオンラインでの長期インターンで違う点として
オフィスへの出社がないことが1番大きく、それ以外は基本的に変化はありません。
むしろ環境が整っていれば、自宅でも学校でも実家でも業務ができるというメリットもあります。
これまで、住んでいる場所や通勤時間のせいでインターンの間口が狭まっていた学生からすると、選択肢が広がることとなり、長期インターンへのハードルが低くなったのは良い傾向ではないかと思います。
実際に、ヒューマネージの2022卒対象の「インターンシップについて、学生動向の調査」にて
地域ごとのインターンシップへのエントリー率を算出したところ、
北海道地方(30.9%)、東北地方(32.3%)、中四国地方(30.2%)、九州地方(27.6%)の4地域が全国平均の26.7%を上回ったのことで、
インターンのオンライン化により、地方に住んでいる学生の選択肢が広がったことが結果として出ています。
参考:弊社 株式会社Cheerで行っている取り組み
弊社インターン生が、弊社でオンライン長期インターンをしてみての紹介を書いてくれていますので、
こちらを見るとなんとなくイメージがつくかもしれません。
→ Cheerの"学べる"環境
https://cheercareer.jp/company/message_detail/2/78178
→ Cheerの若手育成制度
https://cheercareer.jp/company/message_detail/2/78258
→ Cheerのランチ会
https://cheercareer.jp/company/message_detail/2/78400
CheerCareer掲載中!おすすめオンラインインターン3選
非常に長々と書きましたが、CheerCareerに掲載されているオンラインの長期長期インターンを紹介します!
1. 株式会社EXJOY
株式会社EXJOY - 【長期インターン】《新規事業責任者》#2018年設立 #25歳社長 #3期目の拡大フェーズ
2018年11月創業のスタートアップ企業である株式会社EXJOY。
動画コンテンツ市場での新規事業を計画しており、その立ち上げからジョインできる長期インターンになります。
2. 株式会社ネクストビート
株式会社ネクストビート - 【学年不問】エンジニアオンラインインターン!社会に通用するエンジニアの基礎力身に着けませんか?
「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする」
の理念のもと、全7事業を展開する企業です。
「Engineer Online Internship "Scala"を紐解くオンラインインターン」ということで、
全学部・全学年対象でエンジニア基礎力を身につけられるインターンを開催しています。
3. Dcard Taiwan Ltd.
Dcard Taiwan Ltd. - 【台湾人気アプリが日本上陸!】大学生向けSNS コンテンツマーケティングインターン(長期有給)募集!
台湾の大学生向けの匿名SNSを運営している、台湾の企業です。
現在Dcardは日本市場を開拓中とのことで、勤務地は「台北オフィス/日本からリモート作業 (要相談)」となっています。
実際に日本からのリモートワークの様子を投稿してくださっているので、ぜひこちらの投稿も見てみてくださいね。
→ 【Dcard】日本からのリモートワーク、実際どうやって働いてる?
https://cheercareer.jp/company/message_detail/3958/78341
まとめ
コロナ禍で働き方自体もリモートワークやオンラインコミュニケーションへシフトしてきています。
インターンもオンラインになることで時間や場所に縛られず、幅広い選択肢が与えられたとプラスに考えて、
ぜひ積極的にオンラインの長期インターンにチャレンジしてみてくださいね。
CheerCareerのイベントもオンラインでやっています
就活準備セミナーや企業と出会える内定直結イベントもあるのでぜひ参加してみてくださいね。
→ https://cheercareer.jp/event
参考文献
- dodaキャンパス."<2022年卒版>秋冬インターンシップに関する調査結果。今後の就活の動き方のポイントとは".dodaキャンパス.2020/12/01. https://campus.doda.jp/career/intern/000304.html, (2021/1/19)
- 新卒採用サポネット." 2022年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査".マイナビ.2020/11/17 https://saponet.mynavi.jp/release/student/is-katsudojunbi/202210_is/, (2021/1/19)
- 株式会社キュービック."長期インターン最初の約半年で“社会人基礎力”が在籍日数とともに向上、「主体性」「課題発見力」「働きかけ力」「情況把握力」に伸び".株式会社キュービック.2020.09.17 https://cuebic.co.jp/post-6300/, (2021/1/19)
- 経済産業省."社会人基礎力".経済産業省 https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.html, (2021/1/19)
- HRzine編集部."2022年卒予定の学生動向調査、オンライン化で地方学生のインターン参加意欲が向上―ヒューマネージ".HRzine.2020/10/15. https://hrzine.jp/article/detail/2606, (2021/1/19)