社会や人の役に立ちたいと思っている方必見!企業分析のやり方を解説

業界・企業分析

社会や人の役に立ちたいと思っている方必見!企業分析のやり方を解説

就活をするとき、なんとなく
「地域貢献したい」
「人々の生活を豊かにしたい」
「人々の生活を支えたい」
「とりあえず役に立ちたい」
という方は結構いると思います。

その具体的なイメージはお持ちでしょうか?

今回は、そんな
ぼんやりと「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」と思っている方向けで、企業分析のやり方
を解説します。

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企業分析、ES作成、面接など就活をする際、「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」についての具体的な考えは様々な場面で必要になってきます。

その中でも、今回特に注目するのは企業分析。

「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」を明確にし、ひとつの就活の軸として企業分析するための方法を解説します。

ES作成や面接の際にも重要になってくるので、ぜひ最後まで読んでください!

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「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」だけではNG

まず、企業分析をするのに「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」について深堀りすることの必要性についてお話しします。

「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」について深掘りする必要があるのは、それだけでは企業に響かないからです。

そもそも企業は「社会貢献する」「人の役に立つ」を目指している

これまで企業が目指していたのは「利益を追求すること」でした。
しかし、近年ではそもそも「社会貢献する」「人の役に立つ」ことを目指している企業の方が圧倒的に多いです。

それは、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)という考え方が広まったからです。

CSRとは、利益を上げるためだけではなく、環境や人権への問題などをはじめとする社会貢献や課題解決をしようとする考え方やそのような取り組みをおこなう経営方法です。

例えば、調味料・加工食品大手のキッコーマン株式会社の経営理念は
```
私たちキッコーマングループは、

  1. 「消費者本位」を基本理念とする
  2. 食文化の国際交流をすすめる
  3. 地球社会にとって存在意義のある企業をめざす ``` というものです。 そのなかで社会的責任を果たすためのテーマが3つ設定されています。

```- 責任ある事業活動(コンプライアンスの徹底, コーポレート・ガナバンスの強化, 環境との調和, など)

  • 健康で豊かな食生活の実現(新しい価値を有する商品とサービスの提供, 健康に配慮した新しい食生活の提案, など)
  • 地球社会との共生(日本の食文化の継承と発信, 世界のsy区文化の交流推進, 食育の推進, など) ```

(参考:キッコーマン."キッコーマン - 企業の社会的責任".キッコーマン.2020/10/29.
キッコーマン - 企業の社会的責任 , (2021/2/20)

このようにCSRが広まったことにより、多くの企業は前提として社会貢献や課題解決を目指すようになりました。

そのため、ただ「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」というだけでは自分の理想にあった企業には出会うことができません。

つまり、企業分析をするためには、自分自身が考える「社会貢献」について具体的に考えを持っている必要があります。

さらに言うと、就活が進み、ESや面接で志望動機や将来の夢を聞かれたとき、ただ「社会貢献したいです」「人の役に立てる人になりたいです」と言っても、具体的に語れなければ、企業には響きません。

そこで「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」を明確にするために、「誰に向けて・どのようにして・どんな未来を届けたいのか」を自己分析することで、自分自身にとっての「社会貢献」を紐解いて、深掘りをします。
そうすることで就活の軸のひとつとして明確になり、よりよい企業に出会うための企業分析に繋がります。

就活の軸とは

ご存知の方も多いと思いますが、ここで、就活の軸(就活軸)について少しふれておきたいと思います。

就活の軸とは、就活をするうえで大事にしたい条件や基準のことです。
「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」というのも就活の軸の1つといえます。

就活の軸を考えることは企業分析をする際に大切です。

就活の軸を明確にし、意識して企業を探すことで自分の理想にあった企業と出会うことができます。

▼就活の軸を考えたい方はこちら
今から就活を始めるあなたへ 自己分析で揺るがない就活の「軸」を作ろう

「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」からの企業分析

それでは実際に「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」を深掘りし、そこから企業分析をしていきましょう。

「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」を深堀りしよう

(0)なぜ「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」と思った?

おそらく「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」と思ったきっかけがあるはずです。
それが自分で経験したことでも、テレビで見たことでも構いません。

「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」と思うようになったエピソードについて考えてみてください。

例:
・お世話になった人への憧れ(→ 自分もこういう人になりたい)
・困った状況で助けてくれた人への感謝(→ 相手に恩返しをしたい・自分も力になりたい)
・とある人をメディアで見て/聞いて影響を受けた(→ 思いや言動に共感。自分もこうなりたい)

今回は【勉強が苦手だった私が、放課後勉強を教えてくれた近所のお姉さんのおかげでテストで100点をとれて嬉しかった】という
漫画チックな仮エピソードをもとに、
「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」を紐解きましょう。

(1) 「社会」や「人」は誰のこと?

「社会貢献したい」・「人の役に立ちたい」の社会は何を指すかを考えましょう。

  • どのような社会に貢献をしたいのか?
  • どんな人の役に立ちたいのか?

を明確にする際、
原点にかえって、きっかけ・エピソードから導き出すのが早いです。
ここで大切なのは視野を広く持つこと。
エピソードから考えると、どうしてもエピソードと全く同じことを考えてしまいがちです。
もちろん全く同じでも何も問題はありませんが、このあと自分にあう企業を探す際にできる限り選択肢を増やすために、視野を広く持つことが大切です。
これ以降の項目でも視野を広くもつことを意識してみてください。

<例のエピソードの場合>
【勉強が苦手な人】が該当する箇所です。
さらに【勉強が苦手な人】となると教育者?教師?塾の先生か?と思うかもしれませんが
視点を変えて、子どもだけではなく【何かを教わりたい人】というように視野を広げてみましょう。

(2) どのように「貢献したい」・「役に立ちたい」?

どのような社会・人に対して貢献したい・役に立ちたい ということが明確になったところで
次に、あなたが実際にどのようなアクションをして「貢献したい」「役に立ちたい」のかを考えましょう。

<例のエピソードの場合>
【勉強を教えてくれて】という点がポイントになります。
(1) で【勉強が苦手な人】または【何かを教わりたい人】に対して貢献したい・役に立ちたいとなっていますので、

  • 勉強が苦手な人→勉強を教える
  • 何かを教わりたい人→自分が持っている情報や知識を提供する

という自分自身のアクションで貢献したい・役に立ちたい、と考えることができます。

(3) 「社会」や「人」にどうなってほしい?

最後に自分が「社会貢献した」・「人の役に立った」結果として、
それを将来的にどのように変化をさせたいのか、相手にどのような影響を与えたいのかを考えましょう。

<例のエピソードの場合>
【100点をとれて嬉しかった】という点がポイントになります。
この例文だけではわかりませんが、「嬉しかった(喜びを感じている)」が勉強が苦手だったのに100点がとれたことにより【成長が実感できたこと】なのか、あるいは【やればできるとが分かった】ことなのか、
というように同じアクションをしても相手に与える影響は様々です。

「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」からの企業分析のやり方

ここまで、自分の経験から、自己分析を行い、自分が「誰に向けて・どのようにして・どんな未来を届けたいのか」を考えることで「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」について一つ一つ丁寧に考えました。

ここからは、それをもとに企業分析をしたいと思います。

企業分析するポイント「業種」「職種」「企業理念やビジョン」

自己分析をする際は、まずは「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」と思ったきっかけ・エピソードをもとに
(1) 誰に向けて、(2) どのように貢献・役に立ちたいと思い、最終的に社会や人に(3) どうなってほしいのか
を深掘りしました。
企業分析では、この3点を「業種」「職種」「企業理念やビジョン」に落とし込んでみるとよいでしょう。

(1) 誰に → 「業種」
(2) どのように → 「職種」
(3) どうなってほしい → 「企業理念やビジョン」

例に当てはめると

  • 業種:何かを学びたい/習得したい/知らない情報を知りたい人に
  • 職種:自分が持っている情報や知識を提供する
  • 企業理念やビジョン:成長とやればできる喜びを与えたい

となります。

ここで注意すべきポイントが2つあります。

~注意①:業種や職種を絞りすぎないようにする~
きっかけのエピソードを基に考えると、それに引っ張られて業種や職種を絞りすぎてしまうことに注意が必要です。
例えば先ほどの例でいうと、何かを教わりたい人に知識を提供したいのであれば、別に先生と生徒の関係である必要はなく、
極端に言うと、家電量販店にいる特定の家電のプロで、聞いたら何でも答えてくれる!みたいな人でも良いはずです。
社会や人にどうなってほしいのかを考えることで、業種や職種に関して視野を広く持つとよいでしょう。

~注意②:あくまで就活の軸の一つとして考える~
冒頭でも少しふれたように、企業分析をする際に就活の軸を意識するのは大切です。
ここで考えた「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」というのも就活の軸にあたります。

しかし、これはあくまでも就活の軸のうちの一つです。
この条件がマッチするかどうかだけではなく、ほかの就活の軸との兼ね合いも必要になってきます。

ほかの就活の軸についても考え、就活の軸の優先順位をつけたうえで企業分析をしていくことが大切です。

このようなポイントに注意しながら企業分析を進めていきましょう。

もっと自分にあった企業を探すなら

企業分析をやってみて
「どの業種・職種が自分に合っているのか分からない」
「自分の就活の軸についてもっと考えたい」
「理念やビジョンをもとに働いている社員を見たい」
と思った場合は、就活イベントやインターン、説明会へ参加してみましょう。

就活サイトなどが行っている複数の企業が集まる就活イベントに参加することで様々な業種や職種についての理解が深まります。
それまで興味を持っていなかったものにも出会えるかもしれません。

また、それぞれの企業について詳しく知りたい場合は、企業の行っている会社案内や業界研究セミナー、インターンに参加するのもおすすめです。
特に中長期のインターンだと実際に仕事体験や実際の業務に携わることで、その業種・職種や企業について理解を深めることができます。
さらに実際にその会社の社員と話す機会ができるので、先輩がどのような思いで入社・働いているのかを聞いてみるのもよいでしょう。

就活イベントやインターン、説明会を探すのにおすすめなのが当サイト「CheerCareer(チアキャリア)」。
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「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」を明確にしよう

時代の変化で、利益より企業の社会的責任(CSR)を追求する企業が多くなってきました。
そのため、ただ「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」というだけでは、自分の理想にあった企業に出会うことが難しくなりました。

「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」を一つの就活の軸として企業分析するためには、様々なやり方はあると思いますが、

  • ①自分の中の「社会貢献したい」「人の役に立ちたい」を明確にする
  • ②それを業種・職種・企業理念やビジョンに落とし込む

というようにして企業分析をしていきましょう。

さらに、ESや面接で将来の夢について考えるときにも必要になるので是非考えてみてくださいね。

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この記事を書いた人
青森のいしかわ

青森県出身のエンジニア。2016年、大学卒業後に上京。
地元愛が強すぎて、何かと理由をつけて青森に帰省しようとする。
ついに2021年9月に地元青森にUターン!
お笑いを見るのが趣味で、特にゴイゴイスーが好き。

青森のいしかわのTwitterアカウント

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