義理の母から香織が破水したと連絡があった。
俺は午後からの仕事に穴をあけてしまうことが申し訳なく、なるべく早く仕事を片付けて定時に向かった。
病院のロビーで落ち着かない俺。落ち着かないのは初めての子供という理由だけではない。
母は父の暴力に耐えかね生まれたばかりの私を捨て、音信不通に。
父はどこかで知らない女性と暮らしているらしいという事しか知らない。
そんな俺は施設で育ったので両親の顔も知らないし思い出もない。
そんな俺は果たして立派な父親になれるのか。
ずっと自問自答していた。もしかしたら自分も顔の知らない父のように・・・
そんな恐怖にかられ、寝付けない夜もあった。
もちろん妻には心配をかけるわけにはいかず、これは胸に隠していたが。
仕事の穴をあけてしまうことが申し訳ない
それは今、こうして病院のロビーで1人でいると
父になる覚悟からにげようとしていただけなのかしもしれない
そんなことすら思う。
1人でそんなことを自問自答しているうちに、妻の父が病院に到着した。
「遅れてごめんな。そんな深刻な顔しないでも平気だ。初産だから。不安に思うのは仕方ない」と義父。
義父は俺の不安を見透かしたかのように微笑み話し出した。
「始めは、僕も父親になる覚悟なんてなかったよ。それでもまぁこうして父親っぽいくなれているものだ。ただ出来ることを一生懸命行い、家族を力一杯愛してやればそれでいい」
あれから1年。自分は父親になれているのか
相変わらず自問自答を続ける日々だ。
ただ、ふと義父の言葉を思い出す。
そうだ。この3人に家庭を守るために。力いっぱい愛していこうと思う。
ということで
本題!!
うちね育休とか、ちゃんととれるよ!!男性も!!!
なので、ドーンときてください!
説明会はこちら!!
https://cheercareer.jp/company/seminar/2944
あっあと上の短編は疲れです!!