こんにちは!ROXXの松川です。
今回は、過去の事業責任者を務めた時代の後悔について、株式会社ROXX 執行役員 COO の植木大介さんがお話ししてくださいました。
ー 事業運営時に陥ったこと(後悔)
NSMを設定しなくても、短期的には売上は伸ばすことはできてしまう。
しかし、プロダクトの価値が上がっていなければ、遅かれ早かれ売上成長は止まり、再度プロダクト価値を向上し、再度成長軌道に乗せるには非常に時間がかかる。
それは、プロダクト価値を上げるための、アウトカムにフォーカスするプロダクトマネジメント体制の構築には非常に時間がかかるからだ。
顧客がプロダクトを通じて享受できるプロダクト価値が上がり続けることで、事業収益は最大化される。
しかし、特にSaaSのように、PLのため(ARPU×課金顧客数の因数分解から導かれるKPIを上げるため)の活動は、プロダクト価値向上には直接的に紐付かないのである。
ー ノーススターメトリックとは何か
一言で言うと、「事業ビジョンの実現」「事業収益」「顧客価値」と時間軸が異なる概念を両立するための、たった1つの指標のことである。
経営観点でいうと、PL活動に傾向せずに、BS活動とPL活動を両立するための指標とも言える。
この指標は、自ら思考しないと全くしっくりこず、プロセス共有コストが高い概念である。だからこそ、この指標については誰かのアウトプットの成果物を見るだけでなく、全員が自ら思考してアウトプットすべきである。
ー アウトプット方法
「自分のサービスで、一番大事な指標は、これに決まってる」という思い込みは持たず、下記のプロセスを踏んでみることに価値がある。
①ミッション、ビジョン、顧客価値(機能的価値・体験価値)、事業収益の再整理
②インプットメトリクスの洗い出し
③インプットメトリクスの因果関係を整理
④コアやWHY全てに繋がる指標を定義
⑤チェックリストで照合する
この作業を実際にやった人と、NSMは知っている、という人には、大きな差があるので、まだやったことない方は、具体と抽象の思考トリップにぜひチャレンジしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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