内定辞退を防ぐ!内定者フォローに重要な3つポイントと事例を紹介!

研修・育成

内定辞退を防ぐ!内定者フォローに重要な3つポイントと事例を紹介!

せっかく手間やコストを掛けて採用した内定者が辞退してしまうことは、
採用活動を行う上でなんとしても避けたいもの。
定期的な連絡・懇親会・研修などの内定者フォローをおこない、
内定辞退を防ぐことがより重要になっています。

とはいえ、
「内定辞退を防ぎたいけど、具体的に何をしたらいいの?」
「コロナ禍でも効果的な内定者フォローの事例やアイディアは?」

と、内定辞退にお悩みの企業や人事担当者は多いのではないでしょうか?

この記事では、内定辞退・内定者フォローについてのお悩み
解決するための重要な4つのポイントと、事例をご紹介していきます!

1.なぜ内定辞退は起こる?内定者フォローの目的と重要性

1-1 内定者フォローは企業の最重要課題

そもそも内定辞退はなぜ起こるのでしょうか?

学生や求職者は、自分にとってベストな就職先を見つけられるまで、
企業からの内定を一旦は承諾しつつも、就職活動を継続するというケースも多いようです。
内定者フォローによって、他社に負けない優位性や魅力を知ってもらい、
自社への入社までの道をしっかりと地固めすること
が、とても重要になってきます。

もうひとつは、就職活動の早期化です。
就活の早期化はますます加速しており、
2022年5月1日時点での23卒学生の内定状況は全体で65.0%にも上ります。

内定出しから入社までの期間が伸びており、それに伴って起こる
選考離脱や内定辞退などに悩む企業さまの声もよく耳にします。
今や新卒の入社が1年後というのは当たり前。
この会社で働きたい、という学生のモチベーションを
長期的に維持するための内定者フォロー
は採用においての最重要任務なのです。

参照: Vol.07 キャリタス就活 2023 学生モニター調査結果(2022 年 5 月発行)
https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/202205_gakuseichosa_kakuho.pdf

1-2 コロナ禍で変化した内定者フォローでの学生と企業とのかかわり方

長期化しているコロナ禍の影響で、内定者フォローの方法も変化してきました。
対面開催だったものが、オンラインが主流になり今では当たり前になっています。
しかしながら、オンラインが主流になったことで、入社に向け不安を抱える学生も少なくありません。
調査データで⾒る「内定者フォロー」-2021年卒調査-によると、
内定期間中に「不安を感じた」と回答した学生は9割に上り、
大半は入社までに何らかの不安を抱えて過ごしていることがわかります。

内定後から入社までに感じた不安

応募のハードルは下がった一方、説明会やセミナー、OB・OG訪問など、
企業研究や選考などのあらゆる過程において、対面での接触機会が大きく減少し、
得られる情報が限られることも不安につながっている
と考えられます。

1ー3 内定者フォロー3つの目的

内定者フォローを行う理由としては、大きく3つの目的があります。

①内定辞退の防止

まずひとつめは、冒頭からもお話している通り、内定辞退を防止するためです。
学生の多くは、複数の企業を対象に就職活動をし、複数社の内定を得ていることが多く、
その中から自社を選んでもらい入社してもらう必要があります。

②内定者のモチベーション維持

内定後から入社までに、企業との接点が減ってしまうと、
選考時に高まっていた内定者のモチベーションや志望度が急落することがあります。

入社に向けての熱量や期待をキープし、入社後に出来るだけ早く
仲間として活躍してもらう
ためのサポートが必要です。

③入社早期離職の防止

新卒の場合は中途に比べると特に、戦力として事業に貢献できるように
教育するための手間とコストが長期的に発生します。

入社前と入社後のギャップを減らし、早期離職をさせないことも
内定者フォローの重要な目的のひとつです。

2.内定者が内定者フォローに望むもの

2021年卒マイナビ学生就職モニター調査(2020年7月調査)

出典:「2021年卒マイナビ学生就職モニター調査(2020年7月調査)」
https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2021/08/monitor2022_5.pdf

内定者が内定者フォローで希望する内容は、大きく3つにカテゴライズできます。

2-1 会社の情報を知りたい

本当のことは入社をしてみないとわからない、ということはわかっているけれど、
でも、少しでもいいから知りたい。

社会人になることへの漠然とした不安感や、新しい環境に馴染めるか、
すでに自社で働いている側には些細なことでも、内定者にとっては手に入れたい情報です。

2-2 必要なスキルや知識を知りたい、得たい

内々定者懇親会や内定式などのイベントに次いで、
「勉強・グループワーク・研修」という学びの機会を求めている学生が多いことがわかります。
企業側のメリットとしても、学びの場を提供することで
内定先に対する不安の解消、学生から職業人へのマインドの切り替え、
事業、職場への共感の醸成など有益なことが多くあります。

2-3 先輩や上司、同期など一緒に働く仲間のことを知りたい

内々定者同士の人間関係を深めたい、入社予定先の職場の雰囲気を知りたい、といった
働く職場での人間関係や雰囲気を把握したいという要望も多く挙がります。

3.内定者フォローで大切なポイント

選考から入社直前までオンラインでのコミュニケーションが浸透している昨今において、
内定辞退を防ぐ内定者フォローにおいて行うべき3つのポイントをご紹介します。

3-1 定期的な連絡

学生は普段の生活の中で、周りの友人が内定先の企業から
どのようなフォローを受けているのか?というような話題に触れる機会が多くあります。
そういった中で、自社が内定者に何もフォローや働きかけをしていない場合、
「自分はこのまま何もしないでいて本当に働けるのか?」
「会社は自分に何も期待してくれていないのではないか?」と企業に不安や不信感を感じてしまいます。
なるべく定期的な状況確認をおこない、会社とのつながりを感じられるアクションを取りましょう。

3-2 一緒に働く仲間との交流を深める

「何をするかではなく、誰とするか」
これは私が好きな言葉なのですが、誰と働くのかを重要視する人は、学生だけでなく万人に多いと思います。
対面での交流が難しい状況が近年続きますが、オンラインで社内や各部署を歩いて社員紹介をしたり、
入社年度の近い先輩社員を巻き込んで相談会を開催したり、
対面での交流と変わらないコミュニケーションを図っていくことが大切です。

3-3 働く準備ができるように支援する

前述のとおり、スキルや知識面での不安解消も重要です。
「何のスキルを身につけておけば、入社時に活躍できるのか」
「どんな知識を得ていれば、仕事が出来る社会人になれるのか」
入社時に、選考の時と同じようなやる気やモチベーションを保ち続けてもらうためにも
研修やセミナーを取り入れて入社前の準備をしてもらいましょう。
内定者アルバイト・インターンとして入社前から業務にかかわってもらい、
入社後のギャップを減らす施策をする企業もどんどん増えてきています。

4.内定者フォローの事例

ここでは、株式会社Cheerが実際におこなっている内定者フォローの事例をご紹介します。

社内イベントへの招待

株式会社Cheerでは、月に1度内定者も含めたメンバー全員が参加する
Cheer’sDayという社内イベント
を開催しています。
業務にかかわる内容もクイズやゲーム形式にしながら取り組むことで
会社理解も親睦も深められる人気イベントです。
企画・進行はその年度の新卒メンバーがおこなったりと、
年齢の近い先輩の活躍する姿を間近に体感できるのも、良い刺激になっているようです。

内定者インターン

内定者には学業に影響が出ないよう無理のない範囲で、インターンとして実務に携わってもらっています。
もちろん重要な会議にも出席しますし、お客様との折衝にもかかわります。
会社の一員として働くという意識を高く持ってインターンに参加してくれています。

内定者・新卒社員・若手社員へのマインド研修

内定者・新卒社員・若手社員のマインドセット研修もおこなっています。
全業種・全職種に共通する「活躍できる人材」になるための、若手社員向け研修です。
マインドセミナー

ベンチャー内定者グランプリ

他社の同期の仲間も作れる、実践型研修も開催しています。
プログラムの中でのワークやビジコンを通して、
思考力・ビジネススキルを身に付けることができると好評いただいています。
ベンチャー内定者グランプリ

株式会社Cheerでは、内定者フォローだけでなく、新卒採用サイトCheerCareerをメインに、
採用にともなうさまざまな課題解決の支援とサポートをおこなっています。

採用にかかるお困りごとはCheerに是非ご相談ください!

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この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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