市況分析 2022.04.26
【業界研究】医療・ヘルスケア業界とは?おすすめベンチャー企業4選も紹介!
「医療」業界と聞くと、まず最初に病院をイメージする方が多いと思いますが
実は医療・ヘルスケア業界は、非常に幅が広いのはご存知でしょうか。
日本は少子高齢社会が進み医療・介護・ヘルスケア業界はなくてはならない業界であること、
また近年SNSでは美容アカウントも溢れてきており、女性だけでなく男性も美容医療への関心が上がってきていることから
医療・介護・ヘルスケア業界はさらに成長・発展が期待されている業界と言えます。
今回は「医療」「ヘルスケア」業界にフォーカスして、業界や職種の解説と、CheerCareerおすすめの医療ベンチャー企業を紹介していきます!
## 業界研究:医療・ヘルスケア業界とは?どのような職種があるの?
### (1) 医療機関(病院、診療所など)
まずは、「医療業界」と聞いて誰もが最初にイメージするであろう**医療機関**です。
医療機関とは、医療行為を提供する施設のことを指します。
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参考:「病院」と「診療所」の違い
「病院」と「診療所(クリニック・医院)」は、医療法という法律で医療機関の分類で分けられています。
■ 病院:病床が20床以上
- 一般病院:一般的な医療を行う
- 特定機能病院:専門的な、高度医療の提供をおこなう
- 地域医療支援病院:地域医療のかかりつけ医など、地域医療の中核となる
- 精神病院:精神病疾患が対象、精神病棟のみ有している
- 結核病院:結核患者が対象、結核病棟のみ有している
■ 診療所:病床が20未満
- 有床診療所:1〜19床
- 無床診療所:0床
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#### 医療機関での働き方、職種
- 直接医療(治療)に関わる職種:医師、看護師、理学療法士/作業療法士など
- 介護や福祉に携わる職種:介護福祉士、ヘルパー、ケアマネージャーなど
- 事務:医療事務、医療秘書、受付など
医師や看護師など直接医療に携わる職種は**国家資格が必要**なため、専門知識を学び資格を持っている方が就くことがほとんどです。
また事務職も「医療事務」や「医療秘書」に関する民間の資格がありますが、
就職するにあたっては必須ではありませんが、医療事務の資格があると就職や待遇において有利に働く可能性が高いです。
### (2) 医薬品メーカー
**医薬品の開発〜販売まで手がけるメーカー**も、イメージしやすいのではないでしょうか。
医薬品メーカーが製造する医薬品として
医療行為で使われたり処方箋が必要な「医療用医薬品」、
ドラッグストアなどで購入できる「一般用医薬品」があり、
「医療用医薬品」には「ジェネリック医薬品」(後発医薬品)が含まれます。
企業例として、**武田薬品工業、アステラス製薬、第一三共**などが挙げられます。
よくテレビなどのCMでも流れているため、知名度も高いですよね。
#### 医薬品メーカー企業での働き方、職種
- 研究
- 開発(研究データを元に医薬品を開発)
- 生産
- 営業
- その他一般的な職種(広報人事、事務など)
### (3) 医療用品メーカー
薬とは別に、治療や手術などの医療行為で使用される医療用品の研究・開発・製造をするメーカーもあります。
具体的には注射器やカテーテル、内視鏡など実際の医療行為で使用される処置具を開発・製造したり
検査や診断支援のためのソフトウェアやAI技術の開発まで行っていたりします。
企業例として、**オリンパス、テルモ、ニプロ**などが挙げられます。
こちらもテレビなどのCMでも流れているため、知っている方が多いのではないでしょうか。
#### 医療用品メーカー企業での働き方、職種
- 技術(研究・開発)
- 生産(製造)
- 営業(カスタマーサポートなどの営業支援)
- その他一般的な職種(広報人事、事務など)
### (4) ヘルステック(医療テック)
医療や健康に関するサービスの開発・提供を通して、医療・介護業界の支援を行う企業です。
ITを用いて医療・介護業界の課題解決に取り組んでいます。
具体的には、医療やヘルスケアに関するメディアや診療/通院をサポートするアプリを開発したり
医療・介護の現場で使われる、患者と医療機関をつなげるシステムの開発などが多いです。
企業例としては**メドレー、エムスリー、LINEヘルスケア**などが挙げられ、比較的ベンチャー多い業界になります。
#### ヘルステック(医療テック)企業での働き方、職種
ヘルステック(医療テック)の職種は一般的な企業に近いものとなっています。
- 営業
- 開発
- マーケティング
- その他一般的な職種(広報人事、事務など)
### (5) ヘルスケアコンサルティング(医療コンサルティング)
ヘルスケアコンサルティング(医療コンサルティング)は、医療機関や医療関連企業へのコンサルティングを行います、
具体的には、医療機関の開業や運営支援、経営コンサルなどはメインになってきます。
また、医療機関だけでなく、医療関連企業やヘルスケア・健康食品関連企業も含まれます。
企業例として**IQVIAジャパン、グローバルヘルスコンサルティング、KPMGヘルスケアジャパン**などが挙げられますが、
**PwCやアクセンチュア**などの大手コンサル企業も、ヘルスケアコンサルティング(医療コンサルティング)に取り組んでいます。
#### ヘルスケアコンサルティング(医療コンサルティング)企業での働き方、職種
職種は一般的なコンサル企業に近いものとなっています。
- コンサルタント
- アナリスト(情報収集、分析などコンサルタントのサポートをおこなう)
- その他一般的な職種(広報人事、事務など)
## CheerCareer厳選!医療・ヘルス業界おすすめベンチャー企業4選
さて、ここまでは医療・ヘルスケア業界を分解して説明をしましたが
実はCheerCareerにも医療・ヘルスケアベンチャー企業が掲載されているのはご存知でしょうか?
みなさんにおすすめの医療・ヘルスケア業界のベンチャー企業を紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
### 医療業界ベンチャー1. 株式会社ドットライン
株式会社ドットラインまずはIT×医療福祉で業界No1を目指す**株式会社ドットライン**です。 「在宅医療、看護、介護、障害福祉サービス」事業や「老人ホーム、障害者施設」事業を展開し、 ITを武器にした新しい医療福祉のビジネスモデルを強みに「在宅においての医療・看護・リハビリ・介護・住まい・生活支援のワンストップサービス」を確立。 2022年には、現在の経営資源を活用した新規事業の立ち上げや研究機関の設立なども予定している成長企業です! ### 医療業界ベンチャー2. アムテック株式会社
アムテック株式会社人工透析装置に使用する医療用除菌洗浄剤を日本で初めて開発し、今や国内シェアNo.1の**アムテック株式会社**。 「人工透析事業」「中央材料室事業」などの医療を支える事業はもちろん、近年は環境衛生事業や化粧品事業など「洗浄剤以外」の新規事業にも注力している、 医療業界の支えとなるビジネスを展開しているリーディングカンパニーです。 ### 医療業界ベンチャー3. ドクターメイト株式会社
ドクターメイト株式会社医師が代表を務める**ドクターメイト株式会社**。 実際に医療現場で感じた疑問や「介護と医療の隔たり」という課題から設立した、介護と医療を繋ぐプラットフォーム事業を展開する企業です。 介護施設のスタッフが365日いつでも医師に相談ができるサービスなどの提供をおこなっており、42都道府県400を超える施設が利用開始し、今後拡大予定! ### 医療業界ベンチャー4. 株式会社ヴァージニア
株式会社ヴァージニア近年ニーズが高まってきている美容医療業界の支援をしている**株式会社ヴァージニア**は、美容医療に特化した経営コンサルティング事業を展開しています。 創業当時より大手美容クリニックと協業し、培ったノウハウを提供しつつ、 美容医療業界の大きな課題である「予約の取りづらさ」を変えるべく、CRM(顧客管理システム)の開発予定とのことで、さらなる成長が期待される企業です。 ## 最後に 「医療」「ヘルスケア」業界と聞くと、医療機関(直接医療行為を行う職業)や医療関係用品メーカーのイメージが強かったと思います。 この記事を読んで、医療・ヘルス業界の取り組みや業界への理解、課題解決を目指すベンチャー企業を知ってもらえたら幸いです。 医療・ヘルスケア業界の理解に合わせて、ぜひCheerCareer掲載中のおすすめ医療ベンチャー企業もご紹介しましたので ぜひ興味がある方はエントリーしてみてくださいね! ### 業界研究、自己分析、企業選びをサポートしてほしい...そんな方へ 就活準備や就活を実際に進めていく中で、 「業界研究や自己分析、企業選びを誰かに手伝ってほしい」 「ES対策や面接練習をしたい」 「自分に合う企業を紹介してほしい」 そんな方は、ぜひCheerCareerの就活相談がおすすめです。 就活にとどまらず、一人一人のキャリアプランに合わせた就活サポートをさせていただきます! **▼ CheerCareerの就活相談はこちらからチェック!** → https://cheercareer.jp/lp/agency