市況分析 2021.01.14
コロナ禍の就活生は要注意!就活うつにならないための対処法
みなさん、就活うつという言葉を聞いたことがありますか?
「就活が怖い」
「就活のせいで何もかもが嫌になってしまう」
就活でこのように感じてしまう人は就活うつになってしまう危険性があります。
私も就活生の一人なのですが、周りの就活生の友人達と話していても就活に対して
不安や焦りを感じてストレスをためている人がかなり多い印象です。
特に今は、
* コロナ禍でインターンや合同説明会の開催が例年より少ない
* ZOOMなどオンラインでの就活がメイン
* 大学もオンライン授業でほとんど行く機会がなく大学の友達と就活の話をする機会がない
などの理由から、就活をしている実感が湧きにくい環境にあると思います。
就活をしている実感が湧かないと、
「オンラインでしか就活をやってないけど自分はこのままで大丈夫なのか…。」
「周りはどういう風に就活をしているのだろうか…。」
といった不安や焦りを感じやすくなります。
コロナ禍の就活は例年よりもそういったストレスを感じやすい環境のため、もしかしたら就活うつになりやすいかもしれません。
今回は「就活うつを知ることで、就活うつを予防する!」
ということで、就活うつについて話していこうと思います!
## 就活うつとは?
まずそもそも就活うつとは、その名の通り就活のストレスが原因で起こるうつ状態のことを言います。
NPO法人POSSEの調査によると、就活生の7人に1人がうつ状態になるという調査結果も出ており、就活生にとって身近なものになっています。
症状は普通のうつとほとんど同じで、
* 常に不安や焦りがつきまとう
* 常に気持ちが落ち込んでいる
* 何もやる気が起きない
* 人と会いたくなくなる
* 夜に眠れない、いつも眠りが浅い
* 全てのことを悲観的に考えてしまう
* 楽しいと感じることがなくなる
* ことあるごとに自分を卑下してしまう
* 食欲不振か過食をしてしまう
* 頭痛や腹痛やめまいが頻繁に起こる
* 自殺を考えてしまう
といったようなものがあります。
これらはあくまでも例の一部で、これらに当てはまらないからうつではないとは言い切れませんが、
当てはまるものがあったら就活うつの疑いがあります。
また、もし自分の友達にこういった症状の就活生がいたら、
一言「大丈夫?」「相談に乗ろうか?」といったように声をかけてあげましょう。
## 就活うつになる原因
就活うつになる原因は様々ですが、特に多いと思われる3つの原因を挙げていきます。
### 1、周りの就活生と自分を比較して、焦りや劣等感を感じてしまう
これは、就活生なら多かれ少なかれ誰しもが考えてしまうことだと思います。
就活の時期になると、周りの優秀な友達が活発に就活をしている話や内定を次々ともらっている話を耳にしたり、
気になっている企業の採用情報をネットで調べて内定者のすごいエピソードを見たりすることはありませんか?
そういったことを自然と自分と比較してしまって焦りや、自分なんて…といった劣等感を感じてストレスが溜まってしまい、
就活うつの原因になる可能性があります。
### 2、インターンの選考や面接で落とされて、自分に自信がなくなってしまう
就活は選考に落ちる場面が多いものですが、お祈りメールは就活につきもの。
実際は企業とその人のマッチングがうまくいかなかっただけなのに、
落ち続けると自分という存在自体が否定し続けられている気がしてしまい、
自分に自信がなくなって就活うつになることが多いです。
### 3、就活がうまくいかず、自分を責めてしまう
就活がうまくいかない原因を自分の能力不足や性格の問題だと決め切り、
自分を責め続けてしまうと、どんどん自分に自信がなくなります。
そしてその空気感が面接などで出て、また落とされてしまうという悪循環になり、就活うつの原因になってしまいます。
## 就活うつになりやすい人の特徴
就活うつになってしまう学生には、いくつか共通する性格上の特徴があります。
### 1、いつも周りの人間が気になってしまう
自分の就活に関する行動の理由が、いつも「他人」の学生は注意が必要です。
「親が~って言うから」「友達が~してるから」「周りが~だから」
というような物事の決め方をよくしている就活生は周りを気にする癖があります。
原因の一つ目でもお伝えしたように、周りを気にしすぎると焦りや劣等感を感じてストレスがたまりやすいので、就活うつになりやすい傾向にあります。
### 2、自分に自信がない
元から自分に自信がない人も、就活をしてから自分に自信がなくなってしまった人も就活うつになりやすいです。
就活は自分をアピールして良くも悪くも評価されたり、企業によって自分と他人が比較されてたりする機会が多いため、
落とされ続けると自分の存在が否定されていると錯覚してしまいがちです。
そういった中で、「私ってやっぱりダメなんだ…。」という思考が付きまとってしまうので、注意が必要です。
### 3、根が真面目
意外に思うかもしれませんが、普段は明るく、友達も多い人でも就活うつになってしまう人がいます。
それは根が真面目な人です。
普段は気丈にふるまっている人でも、根は真面目で、悩みを周りに相談せず一人で抱え込んだり、
一人になるとネガティブになって考え込んでしまったり、自分の将来について考えすぎて不安になってしまったりして、
就活うつに陥ってしまう人がいます。
「自分は就活で悩んではいるけど、自分は普段明るいし、友達も多いから就活うつなんて関係ない」
と思っていても、誰でも就活うつになる可能性はあるのです。
## 就活うつにならないための対処法
就活うつにならないための対処法をご紹介します。
### 1、マイペースに就活をする
結論から言うと一番は就活をマイペースで行うのがおすすめです!
これは就活うつの人だけでなく、普通に就活で悩んでいる学生にも言えることです。
やはり、就活を始めると友達や知り合いの就活状況、親や周りからの目、
日本の同じ就活生の行動など、自然と周りは気になってしまうもので、
「友達が大手の説明会に行ったから自分もどこかの企業の説明会に行かなきゃ!」
「冬に就活を始めようと思って就活スケジュールを見たら、もうとっくに始まってる!」
「友達が適正テストの対策を始めたから自分もやらなきゃ!」
「大手に入れたら周りに自慢できるし、親も安心するから大手を目指そうかな」
というふうに、周りに負わせた就活になってしまいがちだと思います。
もちろん、就活では他の人を参考にしたり真似したりすることは情報収集として一つの手です。
ただ、会社を選ぶ基準や進め方は人それぞれ。
他の就活生と比較してしまうとそれが悩みの原因になりやすいので、
周りのことは気にせずに基本はマイペースで就活をするようにしましょう!
マイペースに就活をすることによって、周りからのプレッシャーや焦り、
劣等感から解放されて自分のペースで自己分析をしたり、業界分析をしたり、色々な企業を見てみたりできると思います。
### 2、ベンチャー企業も見てみる
マイペースに就活をする際におすすめなのが、ベンチャー企業も見てみることです。
ベンチャー企業は固定概念にとらわれないのが魅力の一つで、採用方法やその基準、
時期も普通の会社とは異なりフリーなものが多いので、従来の就活の固定概念にとらわれることなくマイペースになれます。
説明会やインターンもマンツーマンや少人数のモノが多く、企業の熱量もあって、
自分と濃く向き合ってくれるので、就活に対して前向きな気持ちになれるのも良いところです。
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### 3、相性が合わなかっただけと理解する
就活は「企業に自分を認めてもらう活動」ではなく、
あくまで「企業と自分とのマッチングの活動」だということを意識することも大事だと思います!
「企業に落とされたから自分はダメな人間」
「面接で落ち続けているということは自分には能力がない」
ということでは全くなく、企業とその人が考え方や目指している道などで合わなかっただけなので、面接で落ちてしまっても、
「自分とこの企業は合わなかったんだな」
という風に考え、また自分と合いそうな会社を探しましょう。
## まとめ
いかかでしたか?
就活うつについて話してきましたが、就活うつになってしまうと、就活はもちろん普通の生活さえままならなくなってしまいます。
就活に対して深く考えすぎず、適度に楽観的に考えてマイペースで頑張っていきましょう!
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