リモートワークの広がりで地方での働き方も変わる?

市況分析

リモートワークの広がりで地方での働き方も変わる?

9/25の日本経済新聞の 「テレワークで地方移住、最大100万円補助 政府21年度から」 ([https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64223980V20C20A9MM0000/](https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64223980V20C20A9MM0000/)) の記事が話題となりました。 **首都圏の会社での就職+リモートワーク**という組み合わせが 東京一極集中の解消、さらには地方創生に繋がるかもしれません。 株式会社マイナビ「大学生Uターン・地元就職に関する調査」 ([https://saponet.mynavi.jp/release/student/u-turn/2021apr05/](https://saponet.mynavi.jp/release/student/u-turn/2021apr05/)) によると、「地元就職を希望する理由」の上位5つは以下になっています。 ``` 1位:(自分の意思から)両親や祖父母の近くで生活したいから(46.0%) 2位:実家から通えて経済的に楽だから(44.0%) 3位:地元(Uターン先)での生活に慣れているから・地元の風土が好きだから(38.9%) 5位:仕事とプライベートを両立させたいから(28.8%) ``` ただし中には、 「給料が安い」「やりたい仕事がない」「大手や安定した企業がない」などで 首都圏に出てきて就職をする方も。 コロナ禍でリモートワークが広まり、出社しなくても、通信環境があれば 自宅や観光地など場所を選ばず仕事ができる、という考えが浸透しつつある中で 地元に住みながら「やりたいことができる」環境が、 リモートワークでは実現できそうな気がしませんか? 今回のコロナ禍での働き方の変化は、就活にどのような影響がありそうか データから見ていきます。 ## リモートワークの実情は? ### テレワークの実施 株式会社リクルートキャリアの「新型コロナウイルス禍での仕事に関するアンケート」 ([https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200909-01/](https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200909-01/)) によると、緊急事態宣言におけるテレワークを経験した人は、 東京では**71.1%**、 神奈川では**63.8%**、 大阪では**64.8%**と半数を大幅に超えているのに対し、 その他の44道府県では**38.5%**と、32.6ポイントも差が開いています。 テレワークの実施に関しては、地域差が出てしまっているようです。 ### 仕事選びの軸 テレワーク実施してから、仕事選びの軸も変わってきているようです。 株式会社リクルートキャリアの「新型コロナウイルス禍での仕事に関するアンケート」 ([https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200909-01/](https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200909-01/)) によると、コロナ禍の影響で、仕事選びに重視する項目のうち - **給料が高い**(+ 15.0%) - **テレワークが認められている**(+ 14.4%) - **副業が認められている**(+ 10.8%) の3つが、大幅に割合が増えています。 逆に - **勤務時間が固定されている** - **働く場所(転職の有無も含む)** - **社会的に企業の知名度が高い** が減少しており、 テレワークや副業など、 柔軟な働き方ができる仕事を求める傾向になっています。 ちなみに、リモートワークのMoreな点として 「意志の疎通が図りにくくなった。」という声をよく聞きます。 弊社 株式会社Cheerでは、完全フルリモート体制ではありますが バーチャルオフィスなるものが存在し、毎日他のメンバーの声が聞こえる環境があります。 (エンジニアなのにいつも操作をミスって、会議室に一人ぽつんと佇んでいることもあります。泣) ■ リモートワークの《メリット・デメリット》徹底解剖【流行りのバーチャルオフィス公開】 [https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/447](https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/447) ## 20代の地方移住(UIJターン)に関する意識の変化 株式会社学情の「20代の仕事観・転職意識に関するアンケート調査(UIターンについて) 2020年9月版」 [https://service.gakujo.ne.jp/data/survey/questionnaire202009-4](https://service.gakujo.ne.jp/data/survey/questionnaire202009-4) によると、「UIターンや地方での転職を希望する人」は**65.8%**に上り 5月に比べると29.7ポイント増加したとのこと。 コロナ感染対策の面から 「満員電車を避けたい」「家族のいる地元に戻りたい」との声が挙げられたり、 テレワークの浸透で 「テレワークで首都圏にこだわる理由がないと思った」 「首都圏は家賃が高いので、テレワークなら地方で働いたほうが良い暮らしができると思う」 という声も挙げられました。 ## リモートワークの広がりで地方での働き方も変わるのかまとめ コロナ禍がきっかけで、働き方対する考え方の変化が起きています。 就活の長期化や売り手市場→買い手市場への変化などネガティブなニュースを目にしがちですが、 リモートワークが広まることで、地元や地方にいながら、 企業や働き方の選択肢が増え、チャレンジできる環境を手に入れた! とポジティブに就活を進めてほしいです。 CheerCareerの中にも[リモートOKな仕事特集](https://cheercareer.jp/search/offer_list/remote-work)がありますので、ぜひこちらもチェックしてくださいね。
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