市況分析
公開日:2020年11月16日
更新日:2021年03月12日
リモートワークの広がりで地方での働き方も変わる?
9/25の日本経済新聞の
「テレワークで地方移住、最大100万円補助 政府21年度から」
([https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64223980V20C20A9MM0000/](https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64223980V20C20A9MM0000/))
の記事が話題となりました。
**首都圏の会社での就職+リモートワーク**という組み合わせが
東京一極集中の解消、さらには地方創生に繋がるかもしれません。
株式会社マイナビ「大学生Uターン・地元就職に関する調査」
([https://saponet.mynavi.jp/release/student/u-turn/2021apr05/](https://saponet.mynavi.jp/release/student/u-turn/2021apr05/))
によると、「地元就職を希望する理由」の上位5つは以下になっています。
```
1位:(自分の意思から)両親や祖父母の近くで生活したいから(46.0%)
2位:実家から通えて経済的に楽だから(44.0%)
3位:地元(Uターン先)での生活に慣れているから・地元の風土が好きだから(38.9%)
5位:仕事とプライベートを両立させたいから(28.8%)
```
ただし中には、
「給料が安い」「やりたい仕事がない」「大手や安定した企業がない」などで
首都圏に出てきて就職をする方も。
コロナ禍でリモートワークが広まり、出社しなくても、通信環境があれば
自宅や観光地など場所を選ばず仕事ができる、という考えが浸透しつつある中で
地元に住みながら「やりたいことができる」環境が、
リモートワークでは実現できそうな気がしませんか?
今回のコロナ禍での働き方の変化は、就活にどのような影響がありそうか
データから見ていきます。
## リモートワークの実情は?
### テレワークの実施
株式会社リクルートキャリアの「新型コロナウイルス禍での仕事に関するアンケート」
([https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200909-01/](https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200909-01/))
によると、緊急事態宣言におけるテレワークを経験した人は、
東京では**71.1%**、
神奈川では**63.8%**、
大阪では**64.8%**と半数を大幅に超えているのに対し、
その他の44道府県では**38.5%**と、32.6ポイントも差が開いています。
テレワークの実施に関しては、地域差が出てしまっているようです。
### 仕事選びの軸
テレワーク実施してから、仕事選びの軸も変わってきているようです。
株式会社リクルートキャリアの「新型コロナウイルス禍での仕事に関するアンケート」
([https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200909-01/](https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200909-01/))
によると、コロナ禍の影響で、仕事選びに重視する項目のうち
- **給料が高い**(+ 15.0%)
- **テレワークが認められている**(+ 14.4%)
- **副業が認められている**(+ 10.8%)
の3つが、大幅に割合が増えています。
逆に
- **勤務時間が固定されている**
- **働く場所(転職の有無も含む)**
- **社会的に企業の知名度が高い**
が減少しており、
テレワークや副業など、
柔軟な働き方ができる仕事を求める傾向になっています。
ちなみに、リモートワークのMoreな点として
「意志の疎通が図りにくくなった。」という声をよく聞きます。
弊社 株式会社Cheerでは、完全フルリモート体制ではありますが
バーチャルオフィスなるものが存在し、毎日他のメンバーの声が聞こえる環境があります。
(エンジニアなのにいつも操作をミスって、会議室に一人ぽつんと佇んでいることもあります。泣)
■ リモートワークの《メリット・デメリット》徹底解剖【流行りのバーチャルオフィス公開】
[https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/447](https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/447)
## 20代の地方移住(UIJターン)に関する意識の変化
株式会社学情の「20代の仕事観・転職意識に関するアンケート調査(UIターンについて) 2020年9月版」
[https://service.gakujo.ne.jp/data/survey/questionnaire202009-4](https://service.gakujo.ne.jp/data/survey/questionnaire202009-4)
によると、「UIターンや地方での転職を希望する人」は**65.8%**に上り
5月に比べると29.7ポイント増加したとのこと。
コロナ感染対策の面から
「満員電車を避けたい」「家族のいる地元に戻りたい」との声が挙げられたり、
テレワークの浸透で
「テレワークで首都圏にこだわる理由がないと思った」
「首都圏は家賃が高いので、テレワークなら地方で働いたほうが良い暮らしができると思う」
という声も挙げられました。
## リモートワークの広がりで地方での働き方も変わるのかまとめ
コロナ禍がきっかけで、働き方対する考え方の変化が起きています。
就活の長期化や売り手市場→買い手市場への変化などネガティブなニュースを目にしがちですが、
リモートワークが広まることで、地元や地方にいながら、
企業や働き方の選択肢が増え、チャレンジできる環境を手に入れた!
とポジティブに就活を進めてほしいです。
CheerCareerの中にも[リモートOKな仕事特集](https://cheercareer.jp/search/offer_list/remote-work)がありますので、ぜひこちらもチェックしてくださいね。