リモートワークの《メリット・デメリット》徹底解剖【流行りのバーチャルオフィス公開】 

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リモートワークの《メリット・デメリット》徹底解剖【流行りのバーチャルオフィス公開】 

こんにちは、∠macchaです。 コロナが始まって約6ヶ月。 まだまだ収束の見えない危ない状態には間違いないですが、 **働き方**という点においては大きな変化をもたらしている。 **リモートワーク**という働き方は加速度的に浸透し、 * 正社員はオフィスで仕事をするのが当然 * リモート勤務はフリーランスのイメージ という考え方も変わってきた。 実はこの[CheerCareer(チアキャリア)](https://cheercareer.jp)を運営している 株式会社Cheerも4月からリモートワークを実施している。 今回はCheerのリモート環境も実際にお見せしながら、 リモートワークのメリット・デメリットについて触れていこう。 ## リモートワークのメリット・デメリット徹底解剖 ### リモートワークの導入推進 これまではほぼ耳にすることのなかった**リモートワーク**という働き方。 導入率という点で比較をするととてもわかりやすい。 東京都が5月に発表した [テレワーク導入率緊急調査結果](https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/864/2020051101.pdf) このデータを見てもコロナが日本で確認された3月と、 一気に拡大した4月では導入率で**約40%**の増加が見られる。 ![リモートワーク導入率の変化](https://drive.google.com/thumbnail?sz=w1000&export=view&id=1gsLuQ4fKoPdklWmONdiqrHbm6Ziqa4pH) こうして見るとかなり導入が進んでいることが分かる。 では各社、どんな方法でリモートワークを実施しているのか。 ### リモートワークの実施方法 #### 社内SNSを用いての運用 一般的な方法としては**社内SNS**を用いて、 チャットでメンバーとやりとりをする方法になる。 これに関してはリモートワークになる前から、 全社で導入をしている場合も多いため、 口頭でのやりとりがなくなるだけで変化としては小さい。 ちなみにCheerでは[Slack](https://slack.com/intl/ja-jp/)を用いている。 ![Cheerの社内SNS](https://drive.google.com/thumbnail?sz=w1000&export=view&id=19bwEcrxulz0dogRIs0iUFDkvLluO16HS) #### オンライン会議ツールを用いての運用 上記の社内SNSに加えて、 オンライン上での通話ツールを導入している方法だ。 よく利用されるツールとして有名なのは、 * Zoom * Google meet * Microsoft Teams * Skype * Whereby ### Cheerでのリモートワーク環境 Cheerではオンラインの通話ツールとして、 **「Discord」**というアプリを全社で導入している。 ![Discord](https://i2.wp.com/webmemonote.com/wordpress/wp-content/uploads/2018/09/ba74954dde74ff40a32ff58069e78c36.png) これはもともとゲーマー向けの**ボイスチャットツール**であり、 ある企業さまが導入環境を見学させていただいて、 Cheerでも導入に踏み切った。 参考:白潟総合研究所様 [リモートワークにDiscordを使ってバーチャルオフィスを実現する](https://note.com/ishikawa_ssoken/n/n251f6f255330) #### Discordでできること * 1対1の通話 * 複数人同時接続の通話 * 用途に合わせて無数にチャンネル(部屋)を作成できる * チャンネル(部屋)ごとに定員や接続権限を設定できる * ユーザー名を自由に変更できる * ステータス(状況)を自由に設定できる * 通話内で画面共有ができる(6月からの新機能) * テキストでのチャットができる 他にも細かい仕様がたくさんあるわけですが、 このツールひとつでCheerでは**バーチャルオフィス**を構築。 **ログイン中=勤務中**として勤怠管理にも活用している。 ### Cheer'sバーチャルオフィスへご招待 ![Cheer'sバーチャルオフィス](https://drive.google.com/thumbnail?sz=w1000&export=view&id=1iDi4Wkiqx3CasivGF20Lmdr8z9nJ2ghm) 中心に表示されているのがメインとなるテキストチャットだ。 そして左側に**チャンネル一覧**、右側に**メンバー一覧**が表示されている。 * チャンネルは種類ごとにグループ分けしている * メンバーはチームごとにグループ分け、名前の色も分けている(ロール機能を活用) 作っているボイスチャンネルのグループは * オフィス * 離席ステータス * 会議スペース * 1ON1 * 談話室 . それぞれ個別に見ていこう。 #### オフィス ![オフィス](https://drive.google.com/thumbnail?sz=w1000&export=view&id=1hqnxlxdeBDAe90qsnSl1xav_SJ8y3Ler) 基本的にこのオフィスフロアが勤務時間中、 デフォルトで接続している場所になる。 * オフィスフロア;常にいる場所 * だべりオフィス:話ながら仕事するメンバーが活用 * ブレイク:休憩 * コミット:集中 * 研修ルーム:勉強会など * 精神と時(テレマ)の部屋 ``` 白潟さまのアイデアを代表平塚が「そのまま活用したい!」と言い、 このチャンネル名は白潟さまのものを使わせていただいておりますm(_ _)m ``` #### 離席ステータス ![離席](https://drive.google.com/thumbnail?sz=w1000&export=view&id=17ebX9FjEBnSJ3lDnTkkw7kLaOUFo77Ys) ここは通話ができない状態のときに使う場所になる。 * 商談中 * 離席中 * 移動中 * 電話中 * 面談・イベント中 * トイレ . トイレはあるメンバーの強い要望で作成。 入りにくいイメージしかないが、わりと使われているのが面白い。 #### 会議スペース ![会議](https://drive.google.com/thumbnail?sz=w1000&export=view&id=1_Khl1qaatzy8OL3qjPCVc1d4OPzKRm_I) ここはMTGや会議に使う場所。 * 経営会議:経営メンバーしか入れない権限に(ロール機能で設定可能) * 全体会議:全社会議をリモートで実施する際に活用 * 小会議:チーム全体など中規模人数での会議で活用 * MTGルームA:定員6名のショートMTG用 * MTGルームB:定員6名のショートMTG用 * MTGルームC:定員6名のショートMTG用 . 基本的にはオフィスでは**1分以上話さない**と決めているので、 なにかメンバーに話すときはこの場所を使うことが多い。 **1ON1**や**談話室**に関しては、 社内での交流やメンバー教育制度に活用している。 ### リモートワークのメリット ここまでCheerのリモートワーク環境を公開してきたが、 それでは実際にどんなメリットがあるのかを簡単にまとめてみる。 #### メンバーから見たメリット * 通勤時間を有効活用できるようになる * 私服で働ける * 家事や育児をしながら働ける * 家族との交流が増える #### 企業から見たメリット * オフィス家賃や交通費などのコスト削減 * 社員の満足度が上がる * 良い人材の採用に繋がる(地方採用等) * 社員の生産性向上に繋げられる可能性がある ### リモートワークのデメリット では反対にリモートワークのデメリットはなんだろうか。 #### メンバーから見たデメリット * 人との会話が減る * 外出が減る * 自立できないと生産性が下がる可能性がある * 自宅のネット環境に生産性が依存する #### 企業から見たデメリット * 勤怠管理が難しい * 会話ベースのコミュニケーションの低下 * 人事評価の基準が変わる ## 結局リモートワークは良いのか? 結論で話してしまうと、 リモートワークは企業としてもメンバーとしても、 メリットは多い。 しかし、環境が変化をすれば必ず**デメリット**は発生する。 リモートワークがありなのかどうかは、 この発生するであろう**デメリットをどう処理するか**で変わる。 CheerではDiscordの導入によって、 デメリットの多くを解消することができた。 ``` * 人との会話が減る * 自立できないと生産性が下がる可能性がある * 勤怠管理が難しい * 会話ベースのコミュニケーションの低下 ``` 会社を選ぶ上でこの**リモートワーク**の重要性が大きいが、 デメリットとちゃんと向き合って対策していない場合、 生産性の低下に繋がりかねない。 しかし、こうした**変化に柔軟な企業**は、 ひとつの視点としては魅力的に感じるのは間違いない。 もしかしたら、入社して1度も顔を合わせずに働く時代がくるかもしれない。
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