オンライン面接で意識するべきこととは?企業が見ているポイントも解説

面接対策

オンライン面接で意識するべきこととは?企業が見ているポイントも解説

2021年も残り1ヶ月となりました。
23卒の学生の皆さんは、就活の本番が近づいてきており
既に説明会や選考に参加し始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

直近の先輩方の就活で言うと、新型コロナの影響を大きく受けて、就活のオンライン化が進みました。
今年はと言うと、新型コロナの感染状況は落ち着いてきているものの
オンライン就活が定着してきており、変わらずオンラインでの就活が続くことが予想されます。

となると、就活を優位に進めるためには、これまでの就活準備に加えて
オンライン面接への対策が必須となってきます。

今回は、オンライン就活・面接への対策に合わせて
採用側を経験した立場から、こういう点が気になるよ!という情報もご紹介していきます。

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【先輩の声】オンラインでの就活のリアル

まずは、22卒の先輩が経験したオンライン就活の"リアル"を、
エン・ジャパン株式会社「オンライン就活」意識調査2021(https://corp.en-japan.com/newsrelease/2021/26140.html
を元に紹介していきます。

就活のオンライン化はどれだけ進んでいるのか

既に内定を取得している学生に「内定先企業はどのような選考方法の企業でしたか?」と質問したところ、回答は下記になりました。

回答 割合
内定までの全プロセスがオンライン完結する企業のみだった。 52%
内定までの全プロセスがオンライン完結だった企業と、対面選考が含まれる企業の、両方があった。 29%
内定までの全プロセスで対面選考が含まれる企業のみだった。 19%

81%が「内定出しまで全てオンライン完結だった企業がある」と回答していることから
選考の一連がオンライン化しており、オンライン就活が定着しつつあることが分かります。
オンライン就活への対策は必須であることがより明確になりました。

オンライン就活の「メリット」「デメリット」

「オンライン就活について、メリット・デメリットどちらを感じますか?」という質問に対しては、下記のような結果になっています。

回答 2021年 2020年
メリットを感じる 53% 30%
どちらかというとメリットを多く感じる 39% 40%
どちらとも言えない 6% 15%
どちらかというとデメリットを多く感じる 2% 11%
デメリットを感じる 0% 4%

「メリットを感じる」と回答した人は92%(メリットを感じる:53%、どちらかというとメリットを多く感じる:39%)となっています。
実際に「メリットを感じる」「デメリットを感じる」それぞれの学生の声をいくつかご紹介します。

オンライン就活の「メリット」学生の声

・手元に資料やESを置いておけるので、落ち着いて面接に臨めた。
・実際に会わないため緊張しにくかった。目を見て話すのが苦手でもカメラを見ればいいので話しやすい。
・対面に比べて、比較的リラックスした状態で臨めるのが良い。

同じ空間に企業の社員や他の就活生がいないため、対面に比べると
緊張が少なく、落ち着いて就活に臨めた、という声が多いですね。

また準備したものを近くに置いておける、という点では
事前準備次第では他の就活生に差をつけることができそうです。

オンライン就活の「デメリット」学生の声

・グループディスカッションや面接では相手の反応が分かりにくく、話すタイミングが難しかった。
・一緒に受けている学生の雰囲気も分からなかった。
・通信状況が悪く、ヒヤヒヤした瞬間が多かった。

実際に目の前に企業の社員や就活生がおらず、落ち着いて取り組める一方で
企業や周りの就活生の雰囲気が読み取りづらい、というデメリットもあるようです。

また、選考の内容と直接リンクする部分ではありませんが
「通信状況」や「音声やカメラ(画面)が正しく動作しているか」が気になるという声も。

こう見ると、オンライン就活や面接に挑む上で、準備や対策を強化すべき部分が見えてきたと思いますので
では実際にどのような事前準備・対策をすべきか、ということをご紹介していきます。

オンライン就活や面接でやるべき事前準備・対策

オンライン面接準備(1) 環境の準備

1. 通信状況の確認

オンラインで面接などを受ける場所の通信状況を事前に確認しましょう。
通信環境が弱い・速度が遅いなど、面接に影響が出そうな場合は学校やワークスペースに移動するなどの対策をしましょう。

```【参考:確認しよう】

事前に資料などが送られてきている場合は、選考や面接の直前ではなく、事前にダウンロードをしておきましょう。
→ ダウンロードに時間がかかったり、ビデオ会議ツール等の接続時にバタついたりして、選考や面接に影響が出る可能性があります。
```

2. 端末はスマホよりPC推奨

画面の向きの設定や操作性を考えると、PCの方が対応しやすいのでPCでの参加を推奨します。
また、選考に関連をしてスマホを使用する可能性があるため、面接参加用でPC、別途スマホを近くに置いておくと良いでしょう。

  • 選考前・最中にトラブルがあり、電話連絡をしなければいけない場合
  • 選考中・後にスマホでの対応が求められる場合(QRコード読み取り)

3. 画面の映り方・明るさ・背景

画面への映り方(顔がドアップであるとか、逆に引きすぎているなど)、
光の入り方(顔が暗い、画面全体が暗いなど)、
背景(部屋が汚い、余計な物が写っているなど)によっては印象が悪いので、
ライトの準備やビデオ会議ツールの設定でフィルタをかけるなど、事前に対策をしておきましょう。

4. マイクテスト、音声の聞こえ方を確認

事前にマイクテストをしておきましょう。
使用端末のマイクをそのまま使うより、イヤホンマイクを使って、
マイクが口の近くにある状況をつくると声がクリアになります。

イヤホンマイクの種類によっても音質が変わったりするので、
できれば選考当日の直前ではなく、事前に確認しておきましょう。


【合わせて読みたい】
CheerCareer運営会社で1番のガジェットマニアが、
イヤホン・マイクなどの「音」のマナーについて詳しく語っています
ぜひ参考にしてみてくださいね。

関連記事:ウェブ(Web)面接でイヤホン・マイクは気にするべき?~ガジェットマニアが語る”音”のマナー~


オンライン面接準備(2) 選考の準備

オンライン面接のメリットにもある「メモを手元に置ける」を有効活用するために、
まずは情報収集を細かい部分まですることがおすすめです。

情報を収集したら、メモに書き出すことで情報がより整理されるので
一度自分の頭の中を整理するつもりで、メモを作成しましょう。

1. 選考を受ける企業の情報を調べる

コーポレートや就活ナビサイトに書いてある情報をチェックするのはもちろん、
その企業の事業に関するニュースや社員のSNSまで調べたりして、会社の理解を深めることが大切です。
競合他社やその業界全体の情報までインプットしておくと、なおよいでしょう。

2. 面接や選考のために必要な情報を調べる

面接やその選考に使うであろう情報を集めておきましょう。
選考がグループでのワークや合同面接などの場合、なぜ企業がそのような選考をしているのか
そこで自分が求められていることまで考えられると、なおよいでしょう。

3. 1. 2. に関連した、質問事項を事前に考えておく

逆質問「何か質問はありますか?」と聞かれたときのために、

  1. 2. で調査した内容から疑問やもっと深掘りしたい事項を、事前に書き出しておきましょう。

逆質問対策はオンライン就活に限ったことではありませんが、
オンライン就活のデメリットである「社員やオフィスの雰囲気が分かりづらい」という点も
解消できるポイント
ですので、自分の気になることはもちろんですが
その企業とのミスマッチがないよう、気になることは事前に考えておきましょう。

事前準備で情報収集をして、自分なりにメモに書き出すことは、
メモをカンペとして役に立てることももちろんですが、オンライン就活のメリットの中に
「手元に資料やESを置いておけるので、落ち着いて面接に臨めた。」とあったように
事前に一度自分の言葉で自分なりに整理し、企業への理解を深めておくことで
落ち着いてオンライン面接を迎えることができますので、ぜひやっておきましょう。

オンライン面接準備(3) オンライン面接で、選考官が見ているポイントとは?

実は、最近採自社の選考に携わったり実際に学生と話したりする機会があった増えてきましたので
企業の社員視点から、好印象ポイントをいくつかご紹介します。

1. 「事前準備」をしてきたことが見えるとGood

前述と被りますが、「事前準備・調べてきた結果」が目に見えて分かると非常にGoodです。
その企業への本気度が分かりますし、努力が伝わりやすいポイントでもあります。

事前準備の内容から話が展開することが多いので、インプットした内容に対する自分の意見まで考え
自分の言葉でアウトプットができるとなお良い
でしょう。

2. 対面よりも、表情や声はいつも以上に意識しよう

ビデオ会議ツールを使ったオンライン就活では、デメリットにもあったように
対面に比べ、お互いの雰囲気が伝わりづらいです。

そのため、自分自身をアピールするために表情・姿勢・ジェスチャーを意識しましょう。

```参考:メラビアンの法則「7-38-55のルール」

アメリカの心理学者・アルバート・メラビアンによると、
相手がどちらとも取れるメッセージを発信した場合、受け取る側(相手)に与える影響としては

  • 言語情報(話の内容):7%
  • 聴覚情報(声のトーン・大きさ・早さなど):38%
  • 視覚情報(表情・姿勢・ジェスチャーなど):55%

となっており、相手に話す・伝える上では話の内容よりも、見えるもの・聞こえてくるものの方が優先されやすい。

(※ 「見た目が一番重要」「話の内容よりも喋り方のテクニックが重要」と言っているわけではない)
```


【合わせて読みたい】
前に、好印象を与える相手に「伝わる」話し方について記事を書いているので
話すことが苦手だったり、就活がうまくいかないと感じる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

関連記事:就活がうまくいかないときに見直したい「話し方」


CheerCareerではじめよう!オンライン就活のやり方3選

オンライン就活や面接の事前準備の重要性や、意識するポイントを紹介してきましたが、
最後に、CheerCareer上で始められるオンライン就活のやり方をご紹介します!

1. CheerCareerのオンライン就活イベントに参加

成長著しい優良企業のトップ総勢5名の社長にビジネスゲームを通して自分をアピールでき
その場でフィードバックをもらえる「チアフェス」というイベントを開催しています。

また企業から「スカウト」をされると、即日社長面談へご案内。
全国延べ8,000名以上の学生が挑んだ内定直結イベントに参加をして
自分のビジネススキルを鍛えながら、オンライン就活のスキルも磨きましょう!

チアフェス

2. CheerCareerでオンライン就活相談をする

これから就活本番を迎える中で、様々な不安や悩みに直面すると思います。
そんな時は一人で悩まず、プロのキャリアアドバイザーに就活相談をしてみませんか?

オンラインで就活相談をしながら、希望の方には非公開求人・優良企業の紹介もしています。
就活相談、非公開求人のご案内はもちろん無料ですので、
もしお困りごとがあれば、就活サイト運営会社のキャリアアドバイザーに
就活相談をしてみてくださいね。

就活相談

3. CheerCareerでオンライン説明会を探す

CheerCareerに掲載されている企業も、オンライン就活を採用しており
オンライン説明会を多数開催しています!

オンライン就活は、
「移動時間がなく説明会や選考に参加をしやすい」
「地方にいてもオンラインだと説明会の参加ができる」
という声もあり、様々な企業と出会えるチャンスが広がっています。

ぜひ時間を作って、CheerCareerに掲載をしているベンチャー・成長企業、
業界でも注目されている企業の説明会に参加をして、
運命の1社を探してみてくださいね。

オンライン説明会特集

最後に

オンラインでの就活や面接では印象を伝えることが難しいので、
対面での面接よりも準備することや気をつけるべきポイントが多いです。

地味で細かいことではありますが、やっておくと好印象を与えること間違いなし!なので
今回の記事で伝えたポイントをおさえて、就活を優位に進めていきましょう!

この記事を書いた人
青森のいしかわ

青森県出身のエンジニア。2016年、大学卒業後に上京。
地元愛が強すぎて、何かと理由をつけて青森に帰省しようとする。
ついに2021年9月に地元青森にUターン!
お笑いを見るのが趣味で、特にゴイゴイスーが好き。

青森のいしかわのTwitterアカウント

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