知らなきゃ損!求人票の見方<昇給・賞与 編>
みなさん、こんにちは。たむねぇです。
コロナが一時期落ち着いたと思いきや、また復活。
さらには新しい感染症も発声し、いつになったら前みたいにマスクなしでの生活に戻れるのでしょうか。
前置きはさておき、前回まで「知らなきゃ損!求人票の見方」を3回にわたってお話してきました。
まだ記事を読んでいない方は、こちらの記事をご参考お願い致します。
⇒(勤務時間編、社会保険・休暇編、給与編)
今回は、求人票や募集要項でよく目にする「昇給 年2回/賞与 年2回」などという記載。
そんな「昇給・賞与 編」についてお話したいと思います。
意外と知らない「昇給」と「賞与」について
■昇給とは??
まずは「昇給」から。
そもそもみなさん、「昇給」ってご存知でしょうか?
(ちなみに求人票での表記は「昇級」ではなく「昇給」です)
読んで字のごとく、「《給》与が《昇》る」ことなのですが、
UPする(上がる)のは、定期的に支払われる基本的なおカネのこと。
要は、** 月給(基本給) **です。
※月給(基本給)についての詳しい詳細はこちらの記事をご覧ください。
この「昇給」が年に何回あるのか?ということです。
ですが、ここで注意してほしいことがあります。
それはたとえ「昇給 年2(回)」と記載されていても、年に2回誰もが必ずしも、昇給するわけではありません。
あくまで、『昇給するチャンスが年2回あるよということ。
つまり結局は『自分の頑張り』がなければ評価もされませんし、昇給のチャンスがあっても給与は上がらない、ということになります。
(評価軸に関しては、各社異なります)
昇給の例外
中には、ひと昔前の「年功序列」というものがあった時代の名残で「定期昇給」がある会社もあります。
これは入社した後、個々の社員の努力や成果は関係なく、1年目はいくら、2年目はいくら、10年目はいくら…などと、段階的に細かく設定された給与テーブル(昇給含め)が設けられています。
なお、ベンチャー企業では昇給回数が多い傾向にあります。
ただ、現実はそんなに甘くもなく…。
昇給の機会が多い=給与が上がる機会が多い?
と思ったら大間違い。
そもそも昇給は、会社がその人を評価して、評価を参考に給与をどうするか判断(評価に見合った給与を設定)、それをによって変化するものになります
そのため給与は上がるだけでなく、下がる可能性だってもちろんあります。
■賞与とは??
賞与はいわゆる世間一般に言われる「ボーナス」のことを指します。
毎月、固定の給与が支払われている労働者へ、それとは別に支給するものが「賞与(ボーナス)」です。(賞与とボーナスは、ほとんど同義なので、みなさんはイコールと思っておいて問題ありません)
法律上では「賞与は、必ずしも支払われなくてもよい」もしくは「支払うと決めた場合のみ」とされています。(なので、そもそも賞与なし、の会社もあります)
賞与の支払い額に関しては、
(1)基本給連動型
(2)業績賞与
(3)決算賞与
などがあります。
(1)基本給連動型
求人票で一般的によく目にする「基本給の●ヶ月分」
これが基本給連動型の賞与です。
⇒ただし、賞与はそもそも業績があってのことなので、必ずしも「基本給の●ヶ月分」が支払われないこともあります。
(2)業績賞与
これは(1)とは違い、賞与のごとに、計算方法(掛け率)が異なります。
会社や部署、個人の成績(成果)に連動して支給額が変わるというものが、業績賞与となります。
⇒成果主義の会社に多いですね。
(3)決算賞与
こちらは会社の業績が良い時に、決算の時に社員へ利益分配として「臨時」支給される賞与のこと。
会社の業績が好調だと、年2回の賞与のほかに決算賞与が加わり、計3回の賞与が支給されることも。
⇒とは言え、この決算賞与は「会社の業績による」ので、必ずしも支払われるものではありません。
「昇給」と「賞与」は根本的に違うもの
いかがだったでしょうか?
昇給も賞与も、普通に働いていれば与えられると思ったら大間違いです。
基本的には「本人次第」といったところとなります。
また、基本給が低く設定されている会社は賞与が多かったり、その逆で、基本給は高いけど賞与はない、という場合もあります。
どちらにせよ、毎月の収入だけではなく、年間の収入がどのくらいになるのか(各種手当も含め)、冷静に考えることも大切なポイント。
ですが、やはりおカネでは得られないものも沢山あります。
将来的に自分がどうなりたいのか(どうなっていたいのか)、そこまで考えてから、お仕事を探してみてくださいね!!
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