こんにちは。
今日はタイトルにもなりました「GRIT」について書きます。
「GRIT」とは、やり切る力です。
ペンシルバニア大学教授のアンジェラ・リー・ダックワース氏が提唱した理論で、社会的に成功を収める最も重要な要素は「やり抜く力」であると発表し、話題になりました。
GRITを構成する要素は以下の4点です。
①Guts（度胸）
②Resilience（復元力）
③Initiative（自発性）
④Tenacity（執念）
要約すると、困難なことに立ち向かい、失敗しても諦めずに継続し、自分で目標を立て、それらを最後までやり遂げると、成功に近づけるということです。
社会にある一般論としては、成功者の殆どは学歴があり、もともとの才能に恵まれ、IQが高いなど、社会的な成功を収められる人にはある程度決まった条件があると解釈されているように思いますが、それを真っ向から批判し「やり抜く力」こそが成功の一歩だというアンジェラの意見には、何だか勇気づけられたりもします。
しかし、この継続こそがそもそも才能なんじゃない？という意見があっても不思議ではありませんね。少なくても私はそう思っていました。
一つだけ。
たった一つだけでもいいので、このGRITの視点でやりきってみることを見つけるということは、大事なのかもしれません。
何でもかんでもやりきれるかと言われれば、そうではないでしょう。
本当に情熱を傾けられるものを見つける。
人生における「成功」とはそんな小さな情熱を向けられるものを見つけることなのだと、最近よく考えるようになりました。
才能でなく、そういうものが身に付けられるのだとしたら、他にどんな条件が必要なのでしょうか？
自分のケースの中で、そんなことを考えてみました。
一つは環境。
継続を支援する周りの環境があるというのは大事なことかもしれません。
もう一つは、仲間。
やはり「やり抜く力」を発揮している先輩や、上司、同僚に同級生と、周りに沢山そういう刺激的な人が多くいたことは自分としては大きな要素であったなと思います。
長い長い戦いではありましたが、先程この2年間を掛けてやってきた集大成とも言える論文を完成させました。
一つの通過点ですので、まだまだこれからではありますが、自分なりに努力をし、継続してきたことが、卒業という形でうっすらと見え始めた瞬間でした。
ありがとうございます。