こんにちは、∠macchaです。
今回は久しぶりに自分のことをお話したいなと思い、
このタイトルで記事を書き始めました。
最近、人事として面談やセミナーに登壇することも増え、
学生さんに自分のキャリアの話をする機会が多くなってきました。
そうして反復するうちに
**これは今の就活生に伝えておくべきだな**
と思うようになったお話です。
## 「やりたいこと」よりも「できること」を前提に考える
今日の主題です。
企業を探すときに1番に考えることって、
**やりたいこと**じゃないですか?
実際に学生さんからもよく、
「自分のやりたいことが見つからないんです」
ってお話は聞きますね。
もちろんやりたいことを考えるのは重要なんですよ。
ただ、その前提として**できること**は考えておいてほしい。
## 自分の就活軸が間違っていた
僕はこのアイ・パッションに入社した際、
**営業職**で入社をしました。
当時は営業職しか募集がなかったんですよね。
ただ、僕は元々ガチガチの理系学生。
大学で学んでいたのはクリエイティブなスキルばかり。
- プログラミング
- 3DCG
- 音響
- 動画制作
メディア系の学部だったので本当に幅広くやってましたし、
おかげで就活のときは**職種**で色んな会社を選べました。
ただ、実際にインターンで働いてみると、
意外と自分が企業に対して持つ不満は仕事内容などではなく、
**人への不満**だったんです。
#### この人とは考えが合わないな
#### あの人やりづらいな
こういったことばかり思っていて、
**「あぁ、俺は一緒に働く人で1番満たされたいんだ」**
という結論に至ったんですよね。
そこからはすごい方向転換しました。
**人**にフォーカスを当てて、
本当にいろんな業界・職種の会社を受けましたね。
## 「やりたい」だけでアイ・パッションを選び、失敗
そんな中で自分の中でハッときたのがこの会社。
アイ・パッションだったわけです。
自分の求めていた「この人たちと働きたい」という
**やりたい**の意思だけで承諾を決めました。
そうして初めてのキャリアを、
アイ・パッションの、
営業職で迎えたわけです。
ただ、絶望的に**営業のセンス**がなかった。
**「できること」**を考えてなかった。
理系的な性格もあってか、
僕の話し方は根拠を重ねた「理詰め」のような営業。
相手が気持ちよく買ってくれるわけありません。
同期は初めての受注をあげる中、
自分は売り上げ0。
絶望。
そうして僕は入社**3ヶ月**で営業をクビになったわけです。
ちなみに、この会社を選んだことは後悔もしてないですし、
失敗だとは今も思っていません。
あくまでも、**ファーストキャリアとして躓いた**という失敗です。
## やっぱり人間、向き不向きはある
結果的にいま、僕は別の部門で成果を出して、
それなりな立ち位置を築いています。
ただ、僕のこの3年間の社会人キャリアで、
1番大きな学びがあるとすれば、
**向き不向き**は絶対にあるということ。
もちろん、何年も経験を積めば克服も出来るし、
いま営業をすればもう少しまともな成果も出せたと思います。
でも、ファーストキャリアでその賭けはハードルが高い。
「やりたいこと」があるのは本当に良いことです。
でも、それを焦って1年目からやろうとしない。
まずは**「できること」**から土台を作ることも大事です。
- 自分はどんな経験をしてきたのか
- なにか成功体験はないか
- 活かせる能力はないか
**自分のできること**という自己分析をして、
そこから企業・職種を絞っていき、
2歩、3歩先の**やりたいこと**への道すじ(キャリアビジョン)を考える。
僕と同じ崖っぷちに立たないためにも、
ぜひ皆さんの就活に生かしてほしい学びの共有です。
2020.06.24 自己分析