自己分析を簡単にできる3つのステップ
「自己分析って一体なんのためにやるの?」
「自己分析のゴールとは一体何なのか?」
とよく就活生から相談をもらいます。
日本の教育問題につながる話だと思いますが
日本はキャリア教育が海外と比べてあまり発展していません。
そのため、就活スタートと同時にいきなり働くことについて考えなければならない就活生って結構たくさんいて、悩んで当然だと思います。
そこで今回は自己分析を簡単にできる3つのステップをご紹介します。
自己分析を簡単にできる3つのステップ
自己分析のゴールは「企業を選ぶための軸を作ること」だと思います。
そして、それらを踏まえ、「面接官に自分を伝えられるようになること」が大切です。
言い換えると、自己分析を行うことでエントリーする企業を選べるようになること。
そして企業に自分のことを説明できるようになることがとても大事です!
それでは簡単にできる3ステップをご紹介していきます。
自己分析では「好き」と「嫌い」をアウトプットする
まず企業を選ぶ上でも、自分を面接官にアピールする上でも重要なことが、
自分の「好き」と「嫌い」を明確にすることです。
就活を終えて社会人になった時、すぐに退職するような人は
「どんな人が嫌いなのか」と「どんな仕事が好きなのか」を把握していなかった人です。
三年以内に離職している人の多くが
「人間関係」と「仕事内容への不満」が原因で早期退職するデータが発表されています。
つまり、「人間関係(=どんな人が嫌いなのか明確にしていなかった)」と「仕事内容への不満(=どんな仕事が好きなのか明確にしていなかった)」ということです。
よって、ここで皆さんにして欲しい作業は
「好き」と「嫌い」をそれぞれ最低10個ずつ箇条書きすること。
そして、それに加えて「なぜ?」と問いかけ、理由を併せて書いてください。
実際にやってみると、こんな感じ。
自己分析ステップ1:「好き」と「嫌い」をアウトプットする(例)
```
【好き】
- 読書(色々な疑似体験ができるから)
- 犬の散歩(愛犬に癒されるから)
- ご飯(美味しいから)
- 仲良い友達と話すこと(自分の話をするのが楽しいから)
- クイズ(思考力と想像力を鍛えることができるから)
- 恋愛(大切な人を大事にすることが自分の幸せに繋がるから)
- ネットサーフィン(情報収集によってインプットが増えるから)
- 睡眠(疲れが取れるから)
- 洋服(好きな服を着ていると気分が高揚するから)
- iphone(どんな情報もこれ一つでアクセスできるから) ```
```【嫌い】
- 暇な時間(せっかちだからムズムズする)
- 愚痴を聞くこと(無意味だから)
- 馴れ合い(つまらない人と関わるのが時間がもったいない)
- ガチガチなルール(効率的なものが好きだから)
- 集団行動(一人で行動する方が楽)
- YouTubeの広告(いいところで邪魔されて嫌)
- 風邪(いいことがない)
- たばこ(臭いし健康に悪いから)
- 口調がきつい人(言われていい気分の人はいないから)
- 喧嘩(怖いから) ```
あくまでも参考です。
「好き」と「嫌い」は言語化するのが難しいからこそ、
一度言語化してしまうと自分の特徴を知る大きな手がかりになるんです!!
自己分析ステップ2:企業を選ぶための選択軸を明確化する
次のステップは、企業を選ぶための選択軸を明確化していく作業です。
まず最初に、企業の選択軸とは何かという話をしますね!
エントリーする企業を選ぶとき、下記の選択軸に沿えば企業を選ぶことができると僕は定義しています。
```【企業を選ぶための『選択軸』】
- 職種
(営業・エンジニア・事務・企画・総務 etc どれに合うのか)
- 残業時間
(自分の時間が必須かどうか)
- 安定かスキルアップか
(一社のみでずっと働きたいor転職ありきで様々なスキルを身につけたい)
- 給料
(気にするorそこまで気にしない)
- 人
(どんな性格の人と相性が良いか)
```
これが企業を選ぶための選択軸です。
つまり、職種、残業時間、安定かスキルアップか、給料、人に対する自分の考えを
明確化することで自分にはどんな企業が合うのかが分かるのです。
そして、この選択軸に沿って回答をする際に必要となるのが、
先程ステップ①で行った「好き」と「嫌い」。
どう使っていくのか説明しますね!
まず企業の選択軸の一つ目にある「職種」に関して。
この職種とは、営業職や工場職、研究職や事務職のことを指します。
先ほど挙げた「好き」の一覧とその理由を見ていくと、『楽しいこと』が非常に重要だと分かりますよね。
どんなことに楽しいと感じるか、人それぞれではありますが、
例えば、工場職のように単純作業を繰り返すような仕事は合わないかな、とか
営業職で将来的には企画職や経営への成長ができるような職種が良いな
と結論付けることができます。
この一つの結論によって、企業を選ぶ時の選択の軸が一つできたことになります。
このようにして、次の残業時間を考えていきます。
私だったら無意味な時間が大嫌いなので、もし「無意味に残業させられるような企業は絶対に無理」です。
そしてこの「無意味に残業させられるような企業は絶対に無理」というのも、一つの企業選びの軸になりますね。
(これを確認するには、実際に働いている人に話を聞く必要があります。
残業の有無を重視していると思われてはナンセンスですが実際に働く社員さんの1日のスケジュールなどを聞いてみるといいでしょう。)
どんどん企業の選択軸に沿って軸を作っていきましょう!!
(長くなるので、残り3つは省略しますが同じ要領です。)
自己分析ステップ3 自分の魅力プレゼンを5分間行う
いよいよ最後の自己分析ステップ!
二つ目の自己分析のゴールである「面接官に自分を伝えるようになる」を達成するための作業です。
まず最初に覚えて欲しいことがあります。
企業があなたに内定を出すのは、あなたが自社で利益を出す人間だと判断したから。
基本的なことですが、めちゃくちゃ重要です。
つまり、受ける企業に対して「自分は使える人間です!」と伝われば内定は取れるのです。
そのために「好き」と「嫌い」で出した項目から、
自分が企業でどう使えるのかを考えてみて5分間のプレゼンを作ってみてください!
ポイントは、自分が面接官だったら採用したくなるな!と思えるようにアピールすることです。
実際に例を挙げてみると・・・・
「私は、成長が大好きな人間です。
なぜなら、好きなことと聞かれて答えることが「読書」「ネットサーフィン」「クイズ」と
自分の成長に繋がることばかりだからです!
更にはクイズが好きな理由は、ただ娯楽としてではなく、そこから想像力を広げる材料になると思っているからです。」
などなど
こんな要領で、「好き」として挙げたことや「嫌い」で挙げたことを用いて自分をアピールしてみる。
この練習をしておくことで、エントリーシートや面接で“理由と併せて”答える習慣ができます。
この“理由と併せて”というのがポイントで、多くの人は単なるアピールばかりをします。
しかし「好き」や「嫌い」という具体例を用いることで、それが根拠になりますよね。
ただ単に「成長することが好きです!」と答えるよりも、
「好きなことが「読書」「ネットサーフィン」「クイズ」と自分の成長に繋がることばかりなので、成長することが好きです!」と答える方が説得力が増しますからね。
自己分析を簡単にできる3つのステップ
簡単3ステップと言っても、意外と考える作業に時間を使ったかと思います。
しかし自己分析によって得た、企業選びの選択軸と、自分を伝えることは就活において超重要なのでぜひやりきってみてくださいね!
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