【就活生必見】面接でよく聞かれる質問10パターンと回答ポイントを徹底解説
「面接緊張する…。」
「どんな質問をされるか分からなくて不安」
「上手く答えられなかったらどうしよう…」
面接を控えている人なら、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。
面接は、就活において100%行われると言っても過言ではありません。だからこそしっかりと対策をして内定をゲットしたいですよね。
そこで本記事では面接でよく聞かれる質問10パターンと回答ポイントを徹底解説します。また、たまにちょっと変わった質問をする企業もあるため、その対策もお伝えします。
筆者の就活生時代のエピソードもお話しようと思うので、ぜひ参考(反面教師)にしてください…!
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目次
1.面接官が就活生に対してする質問の意図とは?
2.面接のよく聞かれる質問12パターン
3.ちょっと変わった質問が来たらどうする?対応策を解説
4.面接での受け答えについて抑えておきたいポイント
5.面接の質問は事前対策が鍵を握る!
面接官が就活生に対してする質問の意図とは?
自社の社風や求める人物像であるかを判断したい
面接では学生自身が自社の社風に合うか、求めている人物像であるかを判断しています。今後学生が入社した際に他の社員とコミュニケーションが上手く取れるかなどを面接での受け答えで注視しています。そのため、面接官の質問一つ一つが「この学生は私たちと働くに値する人物であるか」という見極めをしていることを忘れてはいけません。
学生の今までの経験や学んだことを知りたい
学生時代の経験を経て、どのようなスキルを身に着けたのかを知りたいと考えています。
どのような経緯があって経験を積み、その知識が自社に役立てられるかを判断しています。
学生が自社への志望度が高いか確認したい
新卒を募集するということはもちろん学生を採用したいということ。しかし企業としてはせっかく内定を出した学生が内定辞退をすることは避けたいです。そのため、そのため、面接での質問を通して学生が自社に入社したいと考えている熱意や志望度の高さを確認しています。
面接のよく聞かれる質問12パターン
「面接はどんな質問をされるか分からないから不安」という人もいるでしょう。実は面接での質問は、ある程度パターンが決まっています。
私も就活生時代約15社ほど面接を受けましたが、ほぼ全部の企業で聞かれた質問や半分以上の企業で聞かれた質問が何個かありました。
もちろん業界や企業によって異なりますが、ある程度パターンは決まっていると言っていいでしょう。
今回は頻出質問を10パターン紹介します。回答ポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 自己紹介・自己PRをしてください
自己紹介・自己PRは、どこの企業でもほぼ100%聞かれる質問です。
私も受けた企業全部で聞かれました。面接冒頭に「自己紹介を含めて自己PRをしてください。」と言われたパターンもあります。
この質問は、自分の強みを面接官にアピールするチャンス。論理的かつ説得力がある回答ができていないと、マイナスポイントになりかねません。そのため、必ず対策しておきましょう。
基本的には、エントリーシートに書いた内容をベースにして話せば問題ありません。面接のときは、さらに詳しいエピソードなどを付け加えるとばっちりです。
2. 志望動機を教えてください
志望動機も、ほぼ100%聞かれる質問です。
回答するときは、なぜこの会社に入りたいのか、入社後に何をやりたいのかなどを明確に伝えるのがポイント。面接を受ける企業や業界についても念入りに調べておき、志望動機に織り交ぜて答えられるようにしましょう。
自分の強みを活かしてやりたいことと、企業が求めていることがリンクした志望動機を作ることができれば、面接官を納得させやすいです。
3. 長所と短所を教えてください
長所と短所もよく聞かれます。両方聞かれることもありますが私の経験上、短所だけを聞かれることも多かったです。また短所だけの場合は、どうやって克服しようとしているかも聞かれました。
長所は素直に自分のいいところを答えて、企業に貢献できることをアピールすればいいので、あまり悩まないと思います。
問題は…短所。
反対に短所については魅せ方の工夫が必要です。
例えば私は昔から自分の短所は「短気」な部分だと思っていました。しかしそのままストレートに自分の短所を答えてしまうと面接には落ちてしまいます。
そこで「短気」を「感情をすぐに表に出してしまう」というふうに言い換え「3秒だけ自分の中で我慢するようにしている」と克服方法を伝えました。
このように言い方を一つ変えるだけで、自分の印象ががらりと変わります。まずは自分の長所と短所は何なのか。そしてそれを伝えるにはどう言い換えれば面接官に良い印象を与えられるか考えてみてください。
4. 学生時代に頑張ったことは何ですか
学生時代に頑張ったこともよく聞かれます。
「部活とかインターンとか何もやってないわ…」と焦る人がいますが、自分が胸を張って頑張ったと言えることなら何でもOK。自己分析をして、部活、アルバイト、インターンなど、頑張ったエピソードを洗い出してみてください。
回答のポイントは「壁にぶつかったときにどう工夫して乗り越えたのか」を伝えること。単なる思い出話にならないよう注意して、自分の努力を伝えるようにしましょう。
5. 最も苦労したことは何ですか
この質問は、困難を乗り越える力があるかどうかを確かめるために聞かれます。
仕事で壁にぶつかったとき、どのような考え方をするのか、行動するのかを聞くことで、就活生の問題解決力やストレス耐性などを見ているのです。
エピソードは基本的になんでもOKですが「どう乗り越えて、そこから何を学んだか」を伝えることが大切です。
ちなみに私は「部活動と大学受験の両立」を挙げ「最後まで諦めない大切さ」を学んだと答えました。
自己分析から、自分が苦労した出来事と何を学んだのかを洗い出しておきましょう。
6. 就職したらどのような仕事がしたいですか
就活は内定がゴールではありません。入社してからが本当のスタートです。そのため就職後について聞かれることも多く「何がしたいか」という質問には、ある程度明確に答えなければいけません。
将来像は、長期的な目標と、就職直後の短期的な目標の2つを考えておくのがおすすめです。
例えば、長期的な目標は「3年以内にマネージャーになる」短期的な目標は「3ヶ月以内に接客デビューをする」などです。
「この会社でこんな仕事がやりたいんだ!」と、熱意を持ってアピールしましょう。
7. 尊敬する人は誰ですか
変わりダネに見える質問ですが、意外とよく聞かれます。特に私はブライダル系の企業を中心に受けていたからか、8割くらい聞かれました。
尊敬する人は、親や恩師、歴史上の偉人、著名人など幅広い選択肢があります。基本的には誰でもOKですが「なぜその人を尊敬しているのか」理由をきちんと伝えることがポイントです。
また尊敬している人に近づくために何をしているか、影響を受けてどのようなことに取り組んでいるかも併せて伝えるようにしましょう。当然ですが、世間的に悪人とされている人や犯罪者を選ぶのは絶対にやめてください。
8. 転勤は可能ですか
総合職や全国転勤の可能性がある企業で聞かれる場合があります。また最終面接など、選考過程の最後のほうで聞かれることも多いです。
この質問には、基本的には可能だと答えなければいけません。転勤を前提とした募集なのに「できません」と答えてしまうと「どうしてなんで受けたの?」と思われてしまいます。
ここで就活での私の失敗した実体験をお伝えします。
私も就活生当時、私はウエディングプランナーを目指していました。そのため勤務地などは考えておらず、とにかくウエディングプランナーになりたいという気持ちで勤務地への希望調査を全て「大丈夫です」と返答していました。
そうしていると配属先は関西に。しかし事前に「自己分析」をしていなかった私は、関西への配属にあたりホームシックになってしまいました。
ちゃんと「自己分析」をしておけばこのような結果にもならなかったと思います。結果として1年以内で退職。
今就活をしている皆さんには、しっかり自己分析をしたうえで勤務地や転勤の有無などの企業研究も行うことが大切であるとお伝えしておきます。
9. 弊社が第一志望ですか
選考が進むと聞かれることが増える質問です。この質問をされた場合は、第一志望と答えるのがベターです。
実際に第一志望でなくても「第一志望です」と答えて問題ありません。もし正直に別の企業を第一志望と答えてしまうと、その時点で不合格になる可能性が高いからです。
本気度をアピールするためにも、質問された場合は即答できるようにしましょう。
10.他の企業の選考状況はどうですか
最終選考に近づくにつれ、企業は他社の選考状況について聞いてくる場合があります。
企業からしたら最終面接まで残っている就活生は、自社に入ってほしいと強く感じています。
そのため、自社に入社してくれるか確認しています。自社に対する志望度も見ていると言えます。
自身の選考状況は基本的に正直に伝えて大丈夫ですが、自分の志望先がばらついていると印象が良くないため、共通項を持たせることが大切です。
番外編.最後に何か質問はありますか
これは「逆質問」と呼ばれ、面接の最後に就活生から面接官に質問ができます。
聞かれた際は、必ず何か質問をしましょう。質問しないのは「うちに興味がないんだな」と判断されてしまい、マイナスイメージです。
また、何を聞くのかもポイント。基本的には仕事や就職後に関係することを聞けば問題ありません。ただし給料や休日などの条件面や、ホームページに載っていて調べればすぐに分かることなどは避けたほうが無難です。
関連記事:【逆質問 例題あり】就活で面接官に好印象を残せる質問とは?
ちょっと変わった質問が来たらどうする?対応策を解説
企業によっては「こんな質問するの!?」と思うような、ちょっと変わったパターンが来る場合があります。
「全く用意してなかった…やばい!」とならないためにも、代表的な質問をピックアップし、対応策を解説します。
1. 自分を動物に例えてください
この質問は、対策をしておけば意外とすんなり答えられる質問です。
自分を動物に例えることで、発想力を見ようとする狙いがあり、広告業界やエンタメ業界などクリエイティブ力を重視する企業で聞かれる傾向があります。また突発的な質問をすることで、就活生の素の部分を知りたいという狙いもあります。
ポイントは、例えた回答とその根拠を分かりやすく伝えること。自分がアピールしたい強みなどをヒントに考えていくと、回答が思い浮かびやすいです。
例えば下記のように考えてみましょう。
- 誰とでも仲良くなれるコミュニケーション力の高さをアピールしたい→犬(素直で人懐っこいから)
- チームプレーで結果を出した経験をアピールしたい→オオカミ(群れで行動するため団結力があるから)
- トラブルやアクシデントに強いところをアピールしたい→ゾウ(大きくゆったりとしていて何があっても動じなさそうだから)
最近は、自分の性格や適性を動物で診断してくれるサイトもあるため、使ってみるのもおすすめです。
2. 好きな言葉や座右の銘を教えてください
好きな言葉や座右の銘は、就活生の価値観を問う質問です。
選ぶ言葉は何でも大丈夫ですが自己PRや志望動機など、他の回答との一貫性を意識するといいでしょう。
例えば、自己PRで努力家をアピールした場合は「努力は裏切らない」という言葉を選び、それにまつわるエピソードを話すと、自己PRで話した内容とも一貫性があるだけでなく説得力も生まれます。
好きな言葉が特にない場合は、自己PRに関連するものを考えてみましょう。
3. 友人からはどのような人だと言われますか
この質問は「あなたの人柄を知って、自社への適性を知りたい」「周囲の評価を聞いて働き方のイメージを持ちたい」という狙いがあります。
人柄はほとんどの企業で重視する項目のため、どの企業で聞かれてもいいように回答をまとめておくのがおすすめです。友人や先輩に、自分のことをどう思っているか聞いてみましょう。
注意点は、自己PRなどでアピールした性格と矛盾しないようにすることです。例えば自己PRで「協調性」をアピールしたのに「1人で黙々と取り組むのが好き」と言われます!と答えると、面接官は「え、それって矛盾してない?」と感じてしまいます。
自分のアピールポイントと周りから見た自分は、ある程度一貫性を持たせるようにしましょう。
面接での受け答えについて抑えておきたいポイント
面接官の目を見て姿勢よく話そう
面接では緊張で下を向いたり手をみたり、面接官の目を見れなくなってしまうことがあります。
また面接官の方は1人だけでなく複数人で面接の対応をします。
落ち着いて面接官1人1人の目を見ながら話すように心がけましょう。
質問された内容に対して返答が長くなりすぎないようにしよう(大体所要時間1分程度で返答)
これは面接の際によくある過ちなのですが、1つの質問に対して長く話しすぎてしまい、当初の質問内容と異なる所に着地してしまうということがあります。
面接官からの質問に対しては必要以上に答えるのではなく「答えすぎず話過ぎず端的に、1分以内に返答する」ようにしましょう。
面接が終わったら必ず挨拶
面接が終わったら元気にはきはきとご挨拶をして退出しましょう。
それだけで面接官に好印象を与えます。面接が終わった後、部屋を出るとき、会社を出るとき、一回一回しっかり挨拶をして退出しましょう。
関連記事:面接マナーは大丈夫?訪問から退室まで知っておきたいポイントを解説
面接の質問は事前対策が鍵を握る!
面接はある程度質問パターンが決まっているため、事前対策が突破の鍵と言えます。
またインプットだけでなく、模擬面接や壁打ちでアウトプットすることも大切です。
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