就職したら実家?一人暮らし?平均通勤時間を比較してみました。
皆さん、就活軸に勤務地って重視してますか?
実家から通えるところがいい!
東京で働きたい!
やりたい仕事があればどこでもいい!
と様々な意見があると思います。
ここで注意していだだきたいのが、勤務地に影響されるものって住む環境だけではないんです。
時期的には少々気が早いかもしれませんが、
就職先が決まると私のようなリモートワーカーを除いて
みなさん基本的に職場に毎日通うようになります。
毎日往復する通勤時間って結構馬鹿にならないのですが、
あまりオフィスに近いところに住むと大都市であるほど今度は家賃が、、、
ということで、今回は少し変わった切り口で
就職後のイメージを掴んでもらおうと、
地域別の平均通勤時間をグラフにしてみました。
都道府県別の平均通勤時間
トップ画像のグラフは47都道府県の片道平均通勤時間をまとめたものです。
総務省統計局が出している「社会生活基本調査からわかる47都道府県ランキング」
のデータを元にweb上でチャートが作れるサービス
Visual Paradigm Online
で作ってみました。便利ですね。
さて、データによると全国平均の通勤時間は39.5分だそうです。
でもグラフをみるとほとんどの地域で30分前後になっている一方で
いくつかの都道府県が平均値を釣り上げています。
一番通勤時間が短いのは大分県。人口114万人ほどの県ですが
混雑ともあまり縁がないようで片道28.5分です。
一方で一番時間をかけて通勤しているのは神奈川県、
大分のほぼ2倍、片道平均52.5分をかけて毎日職場にたどり着いているようです。
通勤時間が長い都道府県トップ10は以下の通り
都道府県 | 分 |
---|---|
神奈川県 | 52.5 |
千葉県 | 51 |
埼玉県 | 48 |
東京都 | 47 |
奈良県 | 46.5 |
大阪府 | 42.5 |
兵庫県 | 40.5 |
京都府 | 40 |
茨城県 | 39.5 |
愛知県 | 39.5 |
一番通勤時間が長いのは東京、大阪、愛知といった大都市ではなく、
そのベッドタウンになっている周辺の県になっているんですね。
一方で通勤時間が短い都道府県トップ10は以下の通り
都道府県 | 分 |
---|---|
大分県 | 28.5 |
青森県 | 29 |
秋田県 | 29 |
島根県 | 29 |
鹿児島県 | 29 |
福井県 | 29.5 |
鳥取県 | 29.5 |
宮崎県 | 29.5 |
山形県 | 30 |
佐賀県 | 30 |
東北・九州勢が強いです。
公共交通機関の発達と反比例しているようですね。
なお、通勤距離が長そうなイメージのある北海道は次点の30.5分、健康的な時間でした。
都心になればなるほど混雑し、地価も高くなるため
遠くから時間をかけて通勤する人が増えているようです。
日本の都市への人口集中がこの数字にも現れているようですね
ちなみに、日本よりも広く人口も多いアメリカの全国平均の通勤時間は26.6分、
世界一の都市ニューヨークでも33.4分です。
神奈川県のみなさまお疲れ様です。
※アメリカの通勤時間に興味がある方はこちらをどうぞ。
車通勤と公共交通機関で分けたデータもあり面白いです。
Visual Capitalist
Visualizing the Average Commute Time in U.S. States and Cities
もちろんこれらは平均値なので、神奈川県でも徒歩3分の職場の方もいるでしょうし
大分県で1時間バスにゆられて通勤する方もいるでしょうがご参考までに。
ベッドタウンに住む平均的なサラリーマンの方は鍛えられているんだなぁ、と思っていればよいでしょう。
ところで、私は高校時代には片道1時間自転車で通っていたこともあり
通勤時間はどうでもよいと思って就活していましたが
皆さんは広い視野をもって取り組んでください!