苦労せずに内定を獲得する人が無意識にやっていること

ビジネススキル

苦労せずに内定を獲得する人が無意識にやっていること

コロナ禍と緊急事態宣言の発令により、仕事でも就活でもリモートワークが大きく増えました。

最近※では電通が本社ビルの売却検討がニュースになるなど、地理的なアドバンテージはコロナ禍以降も薄くなりそうです。
(参考:日本経済新聞「電通、本社ビル売却検討 国内最大級の3000億円規模」 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGD184X60Y1A110C2000000)

※この記事は2020年1月20日に執筆されています。

さて、リモートワークの推進によって、商談のあり方も変わり、
そこに付随するビジネスマナーのあり方も変わってきました。

今まで行われてきたビジネスマナー研修も、その変遷により過去のもの、
というよりオンラインマナー/対面マナーと別々に学ばなければいけないものとなっています。

今回の記事では、対面での商談マナーとオンラインでの商談マナーの違いについて触れながら、
リモートワークのイメージを掴んでいきたいと思います。

▼ビジネスマナーとは?ビジネスマナーの種類

ビジネスマナーという言葉はよく聞きますが、具体的にはどういうものでしょうか?
全てのマナーに通じるものですが、基本は「相手を不快にさせないこと」です。

その上で、場面によって様々な種類が存在します。
例えば、テーブルマナーがテーブルについて食事をするときにとるべき行動、気をつけるべき行動なので、
ビジネスマナーはビジネスの場でとるべき行動、気をつけるべき行動となります。

また、ビジネスマナーの中にも多くの種類があり、 大別すると
「全てに共通するマナー」
「社内向けマナーと社外向けマナー」
「業界内でのマナー」
に分類できます。

個社毎に細かいマナーやルールは存在していることが多いですが
今回は、一般的なケースとしてのリモートワークとして触れていきましょう。

リモートワークで使えなくなったマナー

名刺交換

リモートワークが普及し、オンライン商談がメインになると、名刺を交換する機会がめっきりなくなりました。
名刺の出し方、受け渡し方、もらった後の机の上への置き方など多くのポイントがあり就活生の頭を悩ませるものなのですが、
オンラインではその一切がありません。

"オンライン名刺"が普及するか?といわれたこともありましたが、実感値としてはあまり広まってはいないようです。
それよりもFacebookやTwitterなどのSNSアカウントで繋がることや、
noteなど個人のブログ・自己紹介記事を伝える・交換することが増えてきています。

"就活アカウント"だけでなく(兼用でも良いですが)入社後も使う"ビジネスアカウント"を用意しておくと良いでしょう。

上座・下座

会議室やレストランに通された後、どこに座ればいいのか?
ドアから遠くが上座で、でも掛け軸や絵があると、ホワイトボードだと、と悩みどころですよね。
これも一切なくなりました。

上座・下座はオンライン商談ツールには基本的に存在しない概念なので、
代わりに気をつける、ということもないでしょう。

リモートで新たに生まれたビジネスマナー

通信が途切れないようにネットワーク環境を整える

これがマナー?と思うかもしれませんが、快適な仕事環境を整えるために最も必要なものの一つです。
メインとなる連絡がビデオ通話か音声通話かによって必要な帯域は変わりますが、
ネットワークには常に意識しておきましょう。

オンラインミーティング中はブラウザをなるべく閉じる、重いファイルのダウンロードを控える、
などの都度の工夫は必要になるかもしれません。

身なりは整え、意識してはっきりわかりやすく、声は大きく動きは大袈裟に

オンライン商談では対面の時ほど自分の事が見えなかったり、ずっと自宅にいるから、という理由で
商談時にも身嗜みをさぼりがちです。

ただ、確かに見えづらくなるのですが、対面と違って常にあなたの顔が画面に写るため、
常に真正面から見続ける形式になり、結果として細かいところに気付きやすくなってしまいます。

オンラインだからといって油断せず、最低限の服装や格好は整えるようにしましょう。

また、オンライン商談だと、相手に自分の顔がどう写っているか、声はどう聞こえているかわかりません。
画面サイズや画質によって、細かいリアクションの動きは伝わらないかもしれません。
音声も、声が小さくなると途切れて聞こえなくなるということもあります。

直接会う時よりも、画面越しではっきり伝わるように、
声は大きくハキハキと、表情・動きは大袈裟にするように心がけましょう。

背景・雑音には要注意!

自宅からリモート商談をしているときに、後ろが散らかっていると相手もそちらに意識をとられてしまいますし、
失礼にあたることもあります。

もしバーチャル背景を設定できない場合は、どこまでカメラに写るのか最低限確認して
整理整頓するように心がけましょう。
バーチャル背景を設定できたとしても、あまりにビジネスに関係なく、意識をとられてしまうようなものは避けた方がよいでしょう。

また、環境音にも注意です。
カフェから参加したために周りの喧騒がそのままマイクに入ったり、
外で工事をしている音が入ったりする失敗はよく耳にします。

そういった雑音を聞きながら、快く話を進めるのは難しいので、
なるべく静かで周りの音がない環境、周りの音が入らないマイクを整えましょう。

中にはこんな失敗も…… 半リモート体制で気をつけること

株式会社Cheerでは、完全リモートではなく、執務スペースとしてオフィスに出社するメンバーもいる半リモート体制をとっています。
そのため、同じオフィスから別々にオンラインミーティングに接続することがあるのですが、
そのとき** ハウリング **を起こして失敗したことがあります。

ハウリングとは、スピーカーの音をマイクが拾ってしまい、その音がスピーカーから出て……と
ループしながら増幅されることで大きなノイズが発生してしまうことです。

マイクで話しているときに「キーーーン」という高い音がでる現象ですね。

同じ場所から同じミーティングに複数接続していると、このハウリングが起きやすくなってしまうため気をつけましょう、という失敗談です。

( ちなみにCheerでは、同じ場所にいる場合はミーティングには複数ログインをしても
マイク入力をONにするのは一人だけにする、というルールで防いでます )

まとめ

リモートワークでのビジネスマナーとしてまとめましたが、現状ではあくまで「オンラインでの注意点」が中心です。
というのも、長い歴史のある対面での商談に比べて、オンラインでのビジネス商談というのがここ数年で
爆発的に広まったこともあり、上座・下座のようなある種"儀礼的な作法"が存在しておりません。

対応状況も企業ごとそれぞれですし、今回上げた以外にオンラインの時の挨拶や服装など独自のルールがあるところもありますので、
気になる企業には積極的に聞いてみるといいでしょう。

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リモートOKな仕事特集

この記事を書いた人
Showgo

アプリもwebもインフラもサーバーもミドルもフロントもデザインも配線も企画もマネジメントも設計もコーディングもやる元営業のフルスタックエンジニアです。最近アプリからwebに戻ってきました。ここ一週間で8000行以上書いているようです。

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