地方と都会どっちで働く?地方創生につながるUターンIターンJターンという働き方【エリア別求人付き】

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地方と都会どっちで働く?地方創生につながるUターンIターンJターンという働き方【エリア別求人付き】

地方創生につながる新しい働き方が注目されていますが、皆さんはご存知ですか?

地元で働くのか、都会で働くのか。
就活生が企業探しにおいて「どこで働くか」は重要な要素ですよね。
withコロナ時代、afterコロナ時代に「地方で働く」という選択肢がある今、地方創生が加速しています。

そこで今回は、地元か都会かで就活を迷ってる学生のため、
地方創生につながる新しい働き方をエリア別求人付きでご紹介します。

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地方創生とは?

地方創生という言葉は聞き慣れている学生も多いと思いますが、
そもそも地方創生とは具体的にどういうことなのでしょうか。

『地方創生は、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持することを目的としています。』
出典:内閣官房・内閣府 総合サイト

『地方創生(ちほうそうせい)とは、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策である。』
出典:Wikipedia

東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の人口は3675万4193人。(2020年8月5日総務省発表)
日本の総人口の 29%(2018年)にあたります。

また、2019年総務省統計局の調べによると、
東京圏は14万8783人の転入超過(前年から8915人拡大)となり、地方からの東京圏の人の流れは増加傾向。
特に、大学進学や就職で東京圏に移住する10代後半から20代の若者が中心で、地方の高齢化や地域の過疎化が問題視されていました。

そして2014年、東京圏の一極集中を是正するために政府が地方創生に乗り出しました。
これはローカル・アベノミクスとも呼ばれ、地方の活性化を目指し、「まち・ひと・しごと創生本部」を創設。

みんなで育てる地域のチカラ 地方創生(内閣官房・内閣府 総合サイト)

地方創生は4つの基本目標が掲げられています。
```

  1. 稼ぐ地域をつくるとともに、安心して働けるようにする
  2. 地方とのつながりを築き、地方への新しいひとの流れをつくる
  3. 結婚・出産・子育ての希望をかなえる
  4. ひとが集う、安心して暮らすことができる魅力的な地域をつくる ```

国を挙げて地方創生支援がスタートし、企業や自治体で地域活性化の取り組みが見られるようになりました。

コロナ禍で変化する人の流れ

2020年新型コロナウイルス感染拡大は、人々の生活様式や働き方に大きな影響を与えました。
テレワークやリモートワークが普及し、オンライン上で仕事をするのがスタンダードになった今、
都会に住み、都会で働くというスタイルが崩壊しつつあります。

コロナ移住やコロナ疎開に加え、温泉やリゾート地に滞在しながら働くワーケーションという新しい働き方も話題になり、
人々の流れが都会から地方に移る動きが目立ち始めました。

そして、2021年1月総務省の発表によると、
東京都は転入者数が転出を上回る「転入超過」が3万1125人となり、6カ月連続転出が上回る結果となりました。
これは、テレワークやリモートワークの定着、オフィス縮小により、都心から離れる人の動きが大きく影響していると考えられます。

また、地方から東京圏への転入者数も大きく減少しているため、
これらの人の流れは東京一極集中を是正する動きでもあり、今後さらに地方創生の期待が高まるでしょう。

関連記事:リモートワークの広がりで地方での働き方も変わる?

地方創生につながるUターンIターンJターンの働き方

コロナ禍で人々の流れが東京圏から地方に変わったことにより
地元就職や地方移住を視野に入れている就活生も増加しています。
まずは地方で働くパターンはUターンJターンIターンについて解説していきましょう。

Uターンとは

Uターンとは、地方で生まれ育ち、進学や就職を機に都心に移住した人が、その後故郷に戻って働くことを言います。「若いうちは東京でスキルを磨き、いずれ地元に貢献したい」そう考える学生も多いでしょう。

Jターンとは

Jターンとは、生まれ育った故郷から進学や就職を機に都心に移住した人が、故郷に近い都心で働くことを言います。「北海道函館出身で一度東京に就職したが、次は北海道札幌で働きたい」というケースです。地方の中でも交通の便が良い場所に住みたい人も多いでしょう。

Iターンとは

Iターンとは、都心に生まれ育った人が、出身地ではない地方に移住して働くことを言います。「一度は地方に移住して働いたみたい」と思う都心生まれの人が、憧れの地で就職を決意する人もいるでしょう。

☞関連記事:【地方企業×リモートワーク】地方企業でのリモート副業が話題!

地方で働くメリット

地方移住に憧れている学生は必見。
地方で働く魅力をぜひ知ってください。

生活費が安い

都会に比較して生活費が安いことは地方で働く魅力の一つ。
地方や家賃が安い他、物価も安いため、都会で働くよりコストが抑えられ、自分の趣味や好きなことにお金を使えるでしょう。

通勤のストレスが少ない

地方では首都圏のような満員電車にはならないため、通勤のストレスは大幅に軽減されるでしょう。また、東京と比べると通勤ラッシュ時の交通機関の乱れも少なく、気持ちにゆとりを持って通勤できるメリットがあります。

自然豊かな場所で暮らせる

「海がある土地で働きたい」「自然がある場所で暮らしたい」
そんな好きな土地に暮らしたいと思う学生も多いのではないでしょうか。
都会の喧騒から離れ、空気のきれいな場所でゆったりと暮らせるのが醍醐味ですね。

地方で働くデメリット

地方に住んだことがない学生は、デメリットも理解した上で就活することをおすすめします。

地方求人が少ない

地方で働きたい学生にとって一番ネックになるのが地方求人の少なさ。
地方企業の情報やインターンシップの募集も少ないため、
やりたいことはあるが、その仕事を見つけられないということも想定しておいた方がよいでしょう。

都心より収入が低い

都会と比べて生活費が掛からない分、地方は収入が下がる傾向があります。
これは生計費の地域差を調整するためです。
都会より昇給が遅かったり、昇給幅も少ないこと場合があることは理解しておきましょう。

都心より不便

地方や住む土地によっては、生活に欠かせないコンビニ、スーパー、薬局、病院が徒歩圏内にあるとは限りません。また、娯楽施設も少ないため、大都市での生活経験者からすると物足りなさを感じる場合あります。

地方求人の探し方

地方で働きたい学生が苦労しているのが求人探しです。
「地方に魅力的な企業がない」「どうやって地方求人を探せばいいかわからない」
という方はぜひ以下の方法で探してみてください。

  • 地方特化型の就活サイト
  • 地方開催の就活イベント
  • ハローワーク
  • 大学キャリアセンター   最近は地域に特化した就活サイトも沢山存在しています。 また地域に根付いた企業はハローワークや大学に求人を出していることも多いので、 地方在住の先輩や知人に詳しく聞いてみると有益な情報が掴めるかもしれません。

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ベンチャー企業・成長企業に特化したCheerCareer(チアキャリア)では、エリア別の新卒求人特集ページも設けています。
あなたの地元、住みたい場所で優良企業があるかもしれません。ぜひご覧ください!

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関連記事:コロナで地方求人がアツい?!地方の就職先の見つけ方まとめ

いかがでしたか?
UターンIターンJターンの就職は「地元で働ける」「生活費を抑えた暮らしができる」「憧れの土地に住める」といった魅力があります。
コロナ禍で人の流れが都会から地方に移りゆく中で、地方創生につながるUターンIターンJターンという働き方を考えてみてはいかがでしょうか。

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この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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