【就活必勝】面接攻略/受かる面接の要点まとめ

面接対策

【就活必勝】面接攻略/受かる面接の要点まとめ

就職活動の最大のハードルである個人面接。

就活の面接は問われる質問がある程度決まっているので
事前準備が結果を大きく左右すると断言します。

就活の面接で問われる確率の高い質問を中心に、就活面接対策方法を
レクチャーしていきます。

就活面接で問われる質問は大きく3つ。要点まとめ

就活面接で問われる質問1.自己紹介

就活の面接は選考官によって進め方(コミュニケーション型,質疑応答型,議論型等)が
千差万別ですが,それでも初めて会って最初に問うことは「自己紹介」です。
面接前に履歴書やESを見ている場合は多いですが,
そんな紙に書かれた情報ではなく,実際に会ってあなたがどんな人間であるのかを確認するのが面接ですから,
最初のアクションとして面接官はこう聞いてくるのです。
「では、最初に自己紹介をお願いできますでしょうか?」と。

先ずすべきは,相手の好奇心に対してあなたを知って貰うことであり,
できるだけ好意的な第一印象を残すことです。
あなたの全体像を見せて,どこに興味を持って貰えるかを最初に確認するのが望ましい。
そのための自己紹介の要点を以下にまとめます。

就活面接で効果的な自己紹介のポイント

  • 学部,専攻,ゼミ +学生時代に取り組んだことを総花的に述べる 
              +簡潔な志望動機を述べる

  • -雰囲気や態度,視線,喋り方,声のボリュームに気をつける.
    (ある程度の声の抑揚があった方が聴き易い.多少の身振り手振りは全然OK)

  • -簡潔で分かりやすく,落ち着いて,ゆっくりと,そしてはっきりと話すことが大切

  • -あまりたくさんのことを長く喋らず,トピックスを紹介する

  • -出身,趣味など簡単に加えると話が広がる可能性がある

  • -自己紹介の内容から,次の質問が繰り出される可能性大なので,
     そのことも計算に入れて話す。

上記のポイントを意識して,面接に応じて1分,3分,5分の自己紹介を用意しておくことが重要です。
面接官が時間指定する場合もありますし「簡潔に自己紹介をお願いします」と問われたら雰囲気を読みつつ3分程度が適切でしょう。

とにもかくにも,自己紹介で相手に好印象を与え興味を持って貰えれば,
その後の面接がずっとやり易くなります。
第一印象が重要というのは,初見の見た目だけでなく,
会って話し始めてからの一定の時間を指すとも言われます。
面接の前に世間話を振ってこられたら,
それにユニークに/ウィットに富んで対応するべきですし,
空気を読むとは相手の求めていることを察して,応じることです。
面接の出だしから自身のペースに持っていけるよう自己紹介は最高のものを用意しましょう!

面接で問われる質問2.自己PR/学生時代に頑張ったこと

次に自己PR及び学生時代に頑張ったことです。
個人的には「自己PRしてください」という問いは不自然であるのでしませんが,
面接ではこのように問われることが多々あります。
どちらにせよ,この問いに対する回答は学生時代に頑張ったことであり,
その経験を通じて学んだ/得たこと(長所・スキル)です。
アルバイト,サークル,ゼミ,留学が
学生時代に頑張ったこととして語られることの多い取り組みですが,
求めているのはあなたの思い出話ではないことを常に意識しましょう。

その取り組みを通じて得た経験や,あなたの個性/能力を確認したいと考えているのです。
そこを理解して,どのような内容やエピソード,
話題構成が相手に伝わりやすいかを検討しましょう.要点を次にまとめます。

自己PR/学生時代に頑張ったことでのポイントまとめ

学生時代に頑張ったことから自己PRを構成する

キッカケ,動機,背景を整理する.
 (何を考えてその取り組みを実施したのか?
 留学であれば,何故その都市,大学に決めたのか等)

目標,実現したかったことを整理する.
(ゴールや仮説を明確にする.留学であれば,語学力+αの計画していたこと)

取り組み内容&アプローチ方法を整理.
(どのような役割で,どうアプローチしたのか? どんな工夫を凝らしたのか?)

成果(達成したこと,実現したこと)を明確にする.
(自身が実現したこと,成長したことはなにか?
Before&Afterでどのように変わったのか?)

 ※どんなことに情熱を注ぎ,どんな目標を立ててどんな工夫をしたかが語れると良い
 ※自身の魅力と長所を全力でPRして,一緒に働きたい人材と思わせる!
 ※どんな内容をどんな風に語るかで,頭の回転力やかしこさが判断される

面接で問われる質問3.志望動機

大抵の企業では志望動機を問い,選考官によってはこの志望動機を重要視します。
そして,この志望動機が就職活動においては一番工夫がしやすい項目であると言えます.

なぜならば,学生時代に頑張ったことや自己PRというのは,
あなたが学生時代に,もっと言えば約20年間でどんな生き方や努力をしてきたかという蓄積(ストック)問うものであり,直前の対策で体裁は繕えても本質的な部分はごまかしようがありません

それを良く見せるのがテクニックであり,それが通じる部分も大いにあるのですが,
志望動機はあなたの考え方とビジョンを問うものですので,逆転がしやすいテーマです。

つまり,学生時代頑張ったこと/自己PRがこれまでの積み上げを語るスピーチであるのに対し,
志望動機はあなたのその現在の思考や能力を問うディスカッションであると言えるのです。
あなたが志望動機を語る。
それに対して選考官が質問をする。考え方を聴く。
つまり言葉のキャッチボールになる。
論理的思考力や発想力,コミュニケーション能力を発揮する場となり得ます。
とするならば面接の戦略もおのずと決まってきます。

あなたが人に誇れる/熱く語りたい成功や努力,経験があるならば,
学生時代頑張ったこと/自己PRに注力して,
そちらに選考の時間と注意を向けるように尽力するべきですし,
その逆で学生時代は無為に過ごしてしまったとしても,
自身のコミュニケーション/ディスカッション能力で勝負したいのであれば,
なるべく志望動機に時間を割いて貰えるよう上手く誘導するべきでしょう。

また,本命企業の志望動機以外は
チープな内容しか語れない学生があまりにも多いですので,
志望動機も大きなウェイトを占める場合が往々にしてある
(それが果たして有意義かはさておき)ことを認識して,
以下の項目をしっかりと整理することで自身の考え方の軸を持ち,
相手と議論できる体制で臨みましょう。

●志望動機を明確にし相手との活発な議論を目指す

  • 何故○○株式会社を希望しているのか?志望理由を明確にする・
    (興味を持ったキッカケ,自分が抱いているイメージ,
    自身の価値観,事業領域の可能性 等)

  • 志望する会社で何がしたいのか?
    (現状の課題意識,長期的なビジョン,具体的なターゲット
    (法人/個人,大企業/中小企業)
     ドメイン(若者/高齢者,富裕層/低収入層 等),分野(生活,教育,環境 等)
     技術(IT,テクノロジー,金融 等)

希望職種と具体的にやってみたい仕事のイメージを持つ

(自分がどのようなアプローチができるのか?どのような貢献ができるのか?)
 ※学生時代に頑張ったことと絡めて,どんな働きができるかを述べる
 ※なぜそれをやりたいのか,仕事を通して何を実現したいのかというヴィジョン
 ※入社意欲の強さ,仕事に対する意識の高さ,情熱等
 ※きちんと情報を集め,企業分析し,当社の業務内容を把握しているか?
 ※職種を答えるだけでなく,具体的にどんなことをしたいかを述べること

可能性を感じてもらえる魅力的な志望動機

一つ、就活のポイントとしてお伝えしておきたいこと。
最初のきっかけと志望動機は違うということです。

どういうことか。

よくある「弊社を志望する理由は?」という質問の回答として
「広告業界だからです。」
「社風が魅力的だからです。」という回答は
企業にとって魅力的ではないということです。

「広告業界だからです。」
→それなら広告業界の他の企業ではなくなぜうちに?
「社風が魅力的だからです。」
→社風が魅力的な会社はたくさんあるけど?
というようにイマイチ御社に行きたいんです!という志望度は伝わりません。

あくまでも、会社の説明会や選考にくるきっかけとなったものとして
「最初は広告業界で検索して知って〜。」
「最初は合説で社風に魅力を感じて話を聞いたいと説明会に参加して〜。」
ということはもちろん話して問題ありません。

しかしその先がポイント。
会社を知った上で、何に魅力を感じて、この先この会社の中でどうして行きたいのか。何をしたいのか。
その想いを伝えられていますか?

会社には目指す将来像やビジョン、大事にしている想いや理念があります。
そこに共感し、事業に共感しそこで頑張りたいと思ったという覚悟や熱意を伝えられるかどうかはとても重要
です。

あくまでの新卒採用はポテンシャル採用。
面接官の立場からすると、この学生は入社してから活躍しそうかどうかがポイントになっています。

そこを計るのはとても難しいですが、少なくとも
会社の方向性と自分自身の人生の方向性が一致しているという人の覚悟や意思を目の当たりにして
可能性を感じさせるということは大きな武器になるでしょう。

志望動機の正しい受け答え方

今回の結論部分である「志望動機の正しい受け答え方」について説明していきます。
面接で志望動機を聞かれた際には、次の2点を意識して答えることが重要です。

「自分の将来展望」と「業界や会社への思い」への考え方はセットで答える
自分が入社することで会社に貢献できるのか?が重要

志望動機を答える際は、「自分の将来展望」と「業界や会社への思い」をセットで答えるようにしましょう。
ダメな例として、この2点のうち片方だけしか伝えていないケースがよく見られます。

「自分の将来展望」には、具体的には以下のような内容が含まれます。

  • 入社した後にチャレンジしていきたいこと
  • 取引先や顧客とどのような関係性を築いていきたいか
  • 5年後、10年後にどんな目標を達成したいか このように、「自分の入社後の姿」や「今後の目標」といった部分は「自分の将来展望」に関する話題となります。

一方、「業界や会社への思い」として挙げられるのは以下のような内容です。
 

  • なぜこの業界で働くことを選んだのか
  • その会社のどの部分に魅力を感じたのか
  • その会社の扱う商品・サービスは、他の会社と何が違うのか

上記のように、「その業界で働こうと思ったきっかけ」や「会社に魅力を感じた部分」などの部分は
「業界や会社への思い」に含まれます。

この両方の要素が含まれていなければ、志望動機としては不十分です。

魅力的な志望動機をつくるためには、「自分が入社することで会社にどう貢献できるのか?」を良く考えることが重要です。
志望動機は、単純になぜその会社に入りたいのかを聞かれているわけではありません。
「採用した場合、うちの会社にどんな部分で貢献してくれるのか」という部分も非常に重要な要素です。
そしてどう貢献するかを考える上では、
「自分の強み」と「入社後の仕事内容」にズレがないかどうかを確認しながら考えましょう。

会社に対してどう貢献していきたいのか伝える上で、ただ闇雲に貢献したい部分を答えても、残念な志望動機になってしまいます。
「入社後に自分はどんな仕事をやるのか」といった部分もよく確認しながら、
自分が貢献できる部分について志望動機に盛り込んでいきましょう。

志望動機は面接の最重要事項

「応募者がどれだけ本気なのか」を判断する上で、志望動機を聞くことは採用者側にとって非常に効果的な手段です。
そこで入社の本気度を伝えることができなければ、面接で良い評価を得ることはできません。

そもそも志望動機が全くなければ、その会社を受験するには至ってないはずですよね。
なぜ自分がその会社を受けようと思ったのか、
今回紹介した内容を踏まえながら今一度振り返り、万全の準備で面接に臨みましょう。

この記事を書いた人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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