自己分析で解決!やりたいことが無いことは悪いことではない。

自己分析

自己分析で解決!やりたいことが無いことは悪いことではない。

みなさん、こんにちは!
就活は順調でしょうか。

内定者インターンを経験しながらも、
悩む学生も多く、今日の面談でも早速こんな相談がありました。

「やりたいことが無いんです・・・」

このやりたいことが無いということ、
あなたはどのように感じますか?

私も日々就活生とキャリア面談をする中で、
「やりたいこと」「得意なこと」のバランスを整えながら、
企業選びのコツや、今後の選考で「入社後にやりたいことは?」と質問された際の乗り切り方などもお伝えしています。

もちろん、やりたいことが明確であれば進むべき道もわかってくるので、
就活はしやすいかと思います。

けれども、やりたいことが無いと、説明会に参加する企業、選考に進む企業を選んだり、
ESや面接などで志望動機を答えられない!と感じて、足踏みをしている学生も少なくありません。

そもそも、やりたいことを明確にするということは難しいことなんです。
社会人でさえ、何年間か働いた後に、「やりたいことはこれかな?」となんとなくわかってくるもの。

なのに、就活で自己分析をしてもやりたいことが無いとマイナスのイメージがあって、
やりたいことが無いから就活が進まない!と思っている学生さん多いのです!

ですが、
やりたいことが無いということは、むしろ強みになると私は考えています。

どういうことかというと、
何かにとらわれず、目の前にやってきたチャンスを咄嗟に掴める、
オープンマインドであるという状態。

来るもの拒まず、何でもチャレンジ出来るという姿勢なのですよね!

ですので、「どんな会社だったら入社したいのか?」と自分に聞いて見て、
箇条書きで「〇〇な会社」と書き出してみてください。

その書き出せたキーワードを、就活ナビのフリーワード検索をして絞り込めれば、
あなたの価値観にあった企業の情報が出てくるはず。

また、選考などで「入社後にやりたいことは?」と聞かれた際の答え方の例として、
参考まで。
「現状は具体的にやりたいことはまだわかりません。
ですが、私の〇〇という経験から、御社や社内の皆さま、お客さまに対して貢献が出来る人になりたいです!」

上記は一例ではありますが、与えられた環境で柔軟にかつ、自分の強みを活かせる可能性を感じて頂けるのではないでしょうか?

やりたいことがわからない場合は、具体的にどうすればいいのか、についても触れていきます。

やりたいことがわからない場合、どうすれば?

答えはシンプルです。
自身の分析と、自己PR作成に時間を費やすしましょう。

どのようにして「自己分析」をし、結果「自己PR」をどう作成したか、
実例を交えて解説しています。

以下は、都内某大学3年生の例です。
サッカーサークルでの主将経験をアピールしたいとのこと。

やりたいことがまだぼんやりとしている場合は
過去についてどんどん掘り下げるのがおすすめです。

◆自分が一番頑張ったことは何?

A:
私はサッカーサークルで主将を務め、
部員一人ひとりと信頼関係の構築に励んだ。
結果として全員が楽しめる環境を作り、
サークル初の公式戦4位の好成績を収めることができた。
→105名部員の主将を経験(1年時に自ら立候補し学年キャプテン)

なぜ、そのPRをしたいのかを深堀=WHYの連続で聞いています。
ここでは何をした=WHATは聞きません。

WHY①なぜ主将という大役を受けたのか?

結果重視のチームだったが、全員で目指してなかったので、目標達成した時に
グッとくるものがなかった。組織に対して愛着を感じられなかった。
この環境にいる「居場所感」「価値観」が低くかったので変えたいと。
サークルだからこその個人的な「アットホーム」「楽しさ」を掲げたい。

**WHY②なぜチームを変えたかったの?

環境依存ではなく環境を改革する考えを持ち始めた
→サッカー好きじゃない人たちを含めたコミュニティーも重要
→多様性に寛容な自分に気づいた。異なる価値観があることを尊重したいと思ったから

WHY③その時の感情面、こころは?

色々な視点からアプローチできたことがワクワクした。
メンバーだけじゃなく、競合チームも参加する主将会でも感じた。
オリジナリティ、独創性を感じる部分を伸ばそうとも思った。
**

WHY④なぜ、独創性を重んじようとしたの?**

高校サッカーは上下関係厳しい環境。先輩と上手くいかない。
練習よりも挨拶や声出しをやっていた。(意味が分からない・理不尽)
トップダウンの組織が合わない

皆さん、上記のメモいかがでしょうか?
WHYを重ねると彼の人物像が浮き彫りになってきてませんか?

そして、その価値観を企業という組織に置き換えると

【自己分析】会社に求める軸とは何?

価値観、存在意義をしっかり感じられる組織
トップダウンではなく、ボトムアップの組織
多様性豊かな組織
切磋琢磨しながら競いたいが、チームワーク、楽しさも求めたい!
社会に貢献するよりもまずは、今置かれている組織に貢献したい。

では、具体的に【自己PR】を書いてみよう!

```私は100人が所属するサッカーサークルの主将を務め、
「全員笑顔で」取り組める組織改革に取り組みました。

前年度、関東1部リーグ残留という目標を達成したが、
応援に来る部員は3割しかおらず、一体となって取り組めなければ、
得られる達成感は小さくなると感じました。

そこで、試合に絡まない選手の意識乖離をなくすこと、
サークル員の半数を占める女子マネージャーへのアプローチを意識しました。
週三回の練習では、「楽しさ>厳しさ」の雰囲気作りや
マネージャーと積極的にコミュニケーションを取り、
気を配ることを意識しました。

またコストのかかる合宿を減らし、
練習試合を多く用意することで部員の来やすい環境作りやチーム力向上を図り、
全体ミーティングでチームの目標や目指す姿を発信しました。

結果として今年度の関東1部では8割以上の参加、前年度を上回る4位の成績を残し、
試合中は今までなかった「全員応援」を実現しました。

```
こんな感じです。
さて、皆さん、いかがでしょう?

この記事を書いた人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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