「得意なこと」と「やりたいこと」どちらを取りますか?
自己分析や企業を選ぶ時に、
「楽しく働きたい」
という考えは必ずと言っていいほど出てくると思います。
株式会社パーソル総合研究所が調査した「就職活動と入社後の実態に関する定量調査」によると
働くことを楽しみたいと思っている学生が79.3%に及ぶのに対し、
実際に楽しめている社会人(入社1~3年目)は35.3%に留まることが判明しました。
この差は44.0ポイントと大きなギャップが存在しています。
とのこと。
このように、入社後に感じる何らかのイメージギャップのことを
リアリティ・ショックと言います。
(以前、他のメンバーがリアリティ・ショックについて投稿していましたね)
いや、社会人になったら楽しく働けないんかい。
お先真っ暗すぎ。辛い。
と思ってしまうかもしれませんが、
「楽しく働くにはどうしたら良いか?」と考えた時に
大体ここにたどり着くのではないでしょうか。
「得意なことを仕事にするのか。」
「やりたいことを仕事にするのか。」
あなたならどちらを選ぶべきだと思いますか?
私は、どっちも選んだら良いと思います。
いやいや、【二兎を追う者は一兎をも得ず】って言う諺もあるんだから。
そんなうまい話ないっしょ。
って思っているそこのあなた。
あなたの中にある
「得意なこと」と「やりたいこと」を明確にし、把握をすることで
光が見えてくるかもしれません。
得意なことってありますか?
まず「得意なこと」というのは、
これまでの経験から分かることです。
過去の自分を振り返ることで導き出せる項目なのです。
(例)
私の場合はざっとこんな感じです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
司令を出すのはあまり得意ではないけど、
チームワークを良くしたり団結を強くしたりとか
人間関係の構築は結構得意だと思ってるんですよ。
で、これはどこから導き出されたかというと、
【高校時代の、剣道部で女子の部長を務めた経験】から来ていると思っています。
末っ子気質なのもあり、後輩と接することは苦手だと思っていたけど
自分が1番上に立った時に、これではいけないと思って
後輩のモチベーションを上げつつチームの絆を強くしていくように声かけをしたり、
これまでやってなかった振り返りノートをつけるようにしてみたんです。
そしたらこれまであまりやる気のなさそうだった後輩の態度もガラッと変わり
先生に褒められることも多くなりました。
最終的には翌春の大会で、これまでで1番良い成績を取ったんです。
後輩の成長を感じつつ、チームの絆を強くし
チーム全体の成長・成功に携わることができて嬉しく思いました。(あの感じ忘れらないです・・・)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、ここまで来たらお察しいただけたかと思いますが
「学生時代に力を入れていたこと」をしっかり書くと
得意なことを導き出せそうな気がしますよね。
やりたいことってありますか?
「やりたいこと」は、逆に未来の話です。
で、この場合
「どんな仕事をしたいですか?」
というよりかは、
その仕事をした先にある
「これからの人生において目標って何ですか?」
「大人になったらどんな人になりたいですか?」
「どういう未来にしたいですか?」
に置き換えてみましょう。
(例)私の場合はざっとこんな感じです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
** 将来は地元に帰って、学生や求職者にいろんな働き方があることを広めて
「はたらく」に対する地域格差なくしたい** んです。実はね。
せっかく青森で情報系の勉強ができて
プログラミングを勉強できる環境があるのに
地元に新卒学生の受け入れ口がなく
地元就職を希望する学生はIT業界以外の企業に就職せざるを得ない状況です(でした)。
パソコンとネットあればどこでも仕事できる時代ですし
コワーキングスペースがあったり
在宅でも仕事ができる世の中になりつつあるのに。。。
これを打開すべく、まずは自ら東京に来て
** 身を持って様々な就職のあり方・働き方があることを学び、
それを地元に持って帰り、広められるような仕事をしたいです。**
(だからアイ・パッションに入社したというのも分かりますね!!!!!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
っていう。
で、これもお察しの通り、ESで良く聞かれる
** 「将来の夢は何ですか?」をしっかり作り込むと
見つけやすい**ですね。
ただし「将来の夢ってないんですけど・・・」という場合、
まずは「どんな仕事をしたいですか?」をじっくり考えて見ましょう。
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「どんな仕事をしたいのか」
↓
↓・何がきっかけ?
↓・何のために?
↓・誰のために? など
↓
「その仕事をした結果、どんな未来を迎えたいのか」
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まとめ
楽しく働くには
・自分の「得意なこと」「やりたいこと」どっちも叶えられそうな会社を選びましょう。
・そのためには自分自身で「得意なこと」「やりたいこと」を明確にしましょう。
・「得意なこと」は【過去】これまでの経験(「学生時代に力を入れていたこと」など)から導き出しましょう。
・「やりたいこと」は、【未来】迎えたい将来(「将来の夢」)から導き出しましょう。
・やりたいことや将来の夢がない人は、「どんな仕事がしたいのか」を紐解いていきましょう。
冒頭に書いた「就職活動と入社後の実態に関する定量調査」で
「 「将来のやりたいことが決定した時期」が遅いと、
「リアリティ・ショック」「入社前の会社・適性理解」の
いずれにもネガティブに影響しています。 」
という結果も出ているようですので、
「得意なこと」「やりたいこと」の把握は早めに行なっておきましょう。
企業への理解を深めることも忘れずに
この調査では
「 入社前に、会社の風土や業績、
求められるスキルや自分の適性など、
事前の理解が進んでいた学生は、
入社後の「リアリティ・ショック」が軽減されています。 」
という結果も出ているようです。
冒頭に書いたリアリティ・ショックを受けないためには
自己分析ももちろん重要ですが
企業分析、入社する企業への理解を深めることも非常に重要です。
みなさんが、ミスマッチのない就活ができるように応援しています。
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(参考文献)
パーソル総合研究所・CAMP(2019) - 「就職活動と入社後の実態に関する定量調査 結果報告書」
https://rc.persol-group.co.jp/research/activity/files/c6bd0626d11bb6426ca23ad9f6f9724952405458.pdf
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