ベンチャー企業で働くメリット/デメリット
私は就活でベンチャー企業も、大手企業もたくさんみてきました。
もちろん、7年間ベンチャー企業で勤める中で
コンサル先でもベンチャー企業も、大手企業もたくさんの企業を知ったからこそ
お伝えできる話をしたいと思います。
今回は、少数精鋭の組織で働くメリット/デメリットについてお伝えします。
ベンチャー企業で働くメリット/デメリット
まず最初にお伝えしたいのは、人によって価値観が違うので、
私にとってのメリットは他人にとってのデメリットである可能性があるということだけはお伝えしておきます。
ベンチャー企業を天国に感じる人もいれば、地獄に感じる人もいるはず。
その逆も然りです。
そして、ベンチャー企業・大手企業といっても
組織文化や風土など、会社ごとに千差万別なものなので
一概には言えません。
あくまでも確率論の話として、今回は少数精鋭の組織で働くメリット/デメリットについてお伝えします。
ベンチャー企業で働くメリット
- 成果を出した分だけ評価される
- 若手だから、などは関係なし。年功序列なしの成果主義
- 自分でルールを作る側に行けるスピードが早い
- 小規模のため、一緒に毎日仕事をする仲間を選べる環境にある
- 経営者とも近い距離で働けるので視座高く仕事ができる
- 世の中を変えるんだ!などの熱い想いを持った会社の一体感がすごい
ベンチャー企業で働くデメリット
- 社会的信頼は大手企業がすごい(住宅の購入など審査が通りやすいのは大手や公務員です。)
- ルールの整備が整っていないケースも多々。作る側に立つしかない時も。
- 手厚い研修は期待できない。(OJTが多い)
- ボーナスが大手企業のように年2回が当たり前、ではないケースが多い
- 産休・育休などの事例がないケースも(私も会社の第一例目でした。)
結果今あげたデメリットは私にとって全くデメリットではないのですが
人によってはデメリットに感じる可能性もあります。
自分自身がどのようなキャリアや人生を歩みたいか、と
その求めるスピード感によっておすすめすべき環境が変わります。
私はベンチャー企業で転職だったと確信しているので
ここからベンチャー企業で得られる美味しい特典についてもご紹介します。
少数精鋭・特殊任務部隊であるベンチャーで得られる『美味しい特典』とは?
巨大母艦を誇る大規模戦闘部隊が大手企業ならば、選ばれし少数精鋭の特殊任務部隊がベンチャー企業。
こう例えると、イメージがつきやすいでしょうか。
大規模であるほど、各人における作業受持ちは分業制になります。
逆に、少数精鋭のデメリットである各人の受持ち割合負担が大きいことは、最大のメリットへと変貌を遂げるのです。
受持ち割合の多さはつまり、あなたを鍛え上げてくれるダンベルの重さ
社員数が多く積極的に作業の分担化を図る大手に比べ、少ない社員ですべてを賄うベンチャーは、
必然的に個々人の受け持つ仕事割合が多くなります。
当然のことながら、負担は大手の比ではありません。
でも、よく考えてみてください。
受持ち割合の多さはイコール大切な筋肉を鍛え上げてくれるダンベルのようなもの。
ベンチャー勤務者が圧倒的に勝っている『美味しい思い』とは?
ベンチャーの場合、即戦力である中途採用は言わずもがな、
新卒であろうと、早い段階から一人何役もこなし、あらゆることをOJTで学ぶ機会が多いです。
もちろん「じゃあ、あとはすべてよろしくね~!」などと、
右も左もわからない状態ですべてを押し付けられ、ほったらかしになるわけではありません。
すぐ隣りにいつもいる、少数精鋭特殊任務部隊の歴戦の勇者たちである頼もしい上司や先輩。
彼らと共に業務を行うことで、スキルアップ・ブラッシュアップされ、
視野の広さ・先見性を身につけられることでしょう。
これが毎日繰り返されることを『美味しい』と思わずして、なにが仕事の醍醐味でしょうか。
これらの特典は、大手企業勤務者とは比べものになりません。
なんでも任せろ! スーパーマン誕生?!
当然のことながら、実践ですべてを学んでいくため、つまずくことも多く発生するでしょう。
でも大丈夫! 「はいみんな注目ぅ~! 人と言う字は~」で有名な某先生の名言に出てきそうな
『つまずくたびに大きくなる』。
つまずいていること、悩んでいることをそのまま抱え込まずに済むベンチャーの場合、
すぐ相談・改善し合える最大の利点があるのです。
企業としてもですが、個人の持ち味を活かすことをなにより重視するベンチャー。
個々人のトラブルやつまずきすらもすべて、共に解消し、改善し、上を目指して歩いていこう!
そんな瑞々しい心意気に溢れているのです。
個々人の力が磨かれ、最大限に引き出される環境とは、ベンチャーにだからこそ存在します。
そうです、スーパーマンになることだって夢ではありません。
鍛え上げられたその時、同い年の大手勤務者とは明らかに違う能力の差にニンマリとしてしまうことでしょう。