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屋上に太陽光発電を設置するメリット・デメリットは?PPAモデルも解説

2024.06.27

屋上に太陽光発電を設置するメリット・デメリットは?PPAモデルも解説

2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、国内の企業はさまざまな対策に追われています。再生可能エネルギーへの転換は、その最たるものといえるでしょう。

しかし、太陽光パネルを設置して再生可能エネルギーの普及に努めたいと考えている企業の中には、どのように始めたら良いのか、費用はどのくらいかかるのかなどの疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、太陽光発電設備を自社施設の屋上に設置する場合のメリット・デメリットや、運用コストについて解説します。

■屋上に太陽光パネルを設置するメリットは?
自社施設の屋上に太陽光を設置するメリットは多岐にわたります。代表的な5つのメリットをみていきましょう。

1. 電気代が削減できる
太陽光発電を設置することで、電気代の削減につながります。太陽光発電は、日中は太陽光発電設備で作られた電気を使い、夜は電力会社から購入した電気を使うことが一般的な仕組みです。日中に使用する電気が発電量を下回っていれば、日中の電気は太陽光発電でまかなえて電気代が抑えられます。

また、余った電気は売ることもできるため、電気代の削減に加えて利益を得られる可能性もあります。夜に電力を買うことになるとしても、太陽光発電を設置すれば、購入する電力の総量を大きく減らせることに違いはありません。

あるいは、大型蓄電池を導入すれば、そこに電気を充電し、必要に応じて放電することもできます。とくに企業は電気の使用量も多いため、太陽光を設置すればするほど経費を大きく減らせるでしょう。

2. 遮熱効果により屋内の温度環境が良くなる
太陽光パネルを屋上に設置すると、パネルと屋上の間に空気の層ができ、遮熱効果が期待できます。太陽光パネルは面積が大きいため、夏は強い日差しをシャットダウンして気温の上昇を防ぎ、冬は室内の温度低下を防ぐことが可能です。とくに、空調設備のない工場や倉庫、大型の物流施設での温度管理対策に効果的です。

また、空調設備がある建物であっても、冷房や暖房の使用頻度を抑えたり温度設定を控えめにしたりできるため、電気料金の削減が期待できます。空調の利用頻度を下げることは、環境への配慮にもつながります。

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