不動産仲介業界の現状と課題:身近な「部屋探し〜引っ越し」の裏側で起こっていること

2024.01.19

不動産仲介業界の現状と課題:身近な「部屋探し〜引っ越し」の裏側で起こっていること

こんにちは。カナリー 営業本部 営業企画部長の森田と申します。

カナリーは、【もっといい「当たり前」をつくる】をミッションとしているスタートアップです。

ミッションにある「当たり前」には「業界における慣習」も含まれています。
私自身、不動産仲介会社でのバックグラウンドがあり、不便・非効率に感じた部分が多くありました。
今回は、そういった私の経験も踏まえた不動産仲介業界の現状と課題についてお話します!

不動産仲介における業務は、
①ユーザー集客
②問い合わせ対応
③来店・内見
④申込・契約
⑤鍵渡し・入居
というフローとなるのですが、このなかでも「①ユーザー集客」「③来店・内見」「④申込・契約」の3つに焦点を当てます。


◼︎ ユーザー集客

過去の部屋探しは、ユーザーが直接近隣の店舗に来店してからスタートするスタイルが一般的でした。
近年ではテクノロジーの発展により、インターネットでの集客が主要となってきています。
具体的には、皆さんも聞いたことがあるであろう、「SUUMO(スーモ)」「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ」「at home(アットホーム)」のような部屋探しの情報媒体、いわゆる「ポータルサイト」に物件を掲載し、部屋探し中のユーザーがそれを見て不動産仲介会社にお問い合わせをするという流れです。

そのため現在は、ユーザーの集客フェーズにおいては「ポータルサイトへの掲載業務」が不動産仲介会社のメインの業務となります。

しかし実は、ポータルサイトにある物件のほとんどは「REINS(レインズ)」を始めとした「業者間流通サイト」と呼ばれるサイトに載っている情報を基に掲載されています。
不動産仲介会社は、業者間流通サイトにて新着物件を検索し、それを目視でポータルサイトへ手打ちで入稿するというフローを経ているのです。
この業務が原因で情報更新にタイムラグが発生してしまいますし、掲載する側も非常に大きな手間を要しています。

それにより、既に契約済みで募集が終了してしまっていたり、募集状況に変更があったりした場合などに、情報の更新や掲載停止が遅れてしまうことによって、いわゆる「おとり物件」の発生に繋がってしまうリスクもあります。





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https://note.com/canary_inc/n/n6d0ccc20a8b5
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