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5月27日は百人一首の日

2022.05.27

5月27日は百人一首の日

こんにちは。
内定者ライターのみちるです。

私も上司の萩原さんの真似をして、今日は何の日シリーズ書いてみました。

今日はなんと小倉百人一首が完成した日なんだそうです!
着目ポイントがおばあちゃんすぎるとか言わないでください。
これを選んだのにはちゃんと理由があるんです。


なんと、私たちの知っている「小倉百人一首」は、
過熱した百人一首市場を勝ち抜いたマーケティング戦略の勝者だったんです!

は?という感じだと思うので、説明していきますね。


なんでも、百人一首の編纂が行われた当時には、
編纂者や編纂地域の違いから、数種類の百人一首があったらしいです。

その中で、「歌がるた」として庶民に親しまれて現代に残ったのが小倉百人一首。


なんでこれだけが庶民に人気が出たのかな…と思って調べてみたところ、
スゴイ特徴を発見。



小倉百人一首のUSP①:庶民勘定への寄り添い

百人一首って、貴族や皇族の作った優秀な歌が選ばれているイメージですよね。
実際に、ほとんどの和歌集はそうだったみたいです。
ところが、小倉百人一首は違いました。

農民が作った「稲刈り労働つらいよ~」という歌を、
天智天皇の作にしてしまっている疑いがあるとか。

農民思いの慈悲深い天皇ばんざい!という層も、
つらい気持ち、わかるよ、という共感層もターゲットにできちゃいますね。



小倉百人一首のUSP②:話題の人物をとりあげる

中国に遣唐使として渡り、日本に帰国できないまま亡くなった阿部仲麻呂。
彼が作ったとされている日本を懐かしむ和歌は、古くからその切なさが人気だったもよう。

ただこれ、史実の裏付けは取れていなくて、紀貫之が詠んだ可能性が高いんだって。



表現の仕方が少し悪いけれど、
「多少盛ってもいいから、注目度の高そうな歌入れちゃえ♪」
みたいな感覚が見え隠れすると感じるのは私だけでしょうか。

なんかちょっと現代のフェイクニュースとかに通ずるものがあるような。


でも、ほかのまじめで高貴な和歌集に比べれば
庶民も共感できるしとっつきやすかったのかも。

そして、特権階級よりも庶民のほうが明らかに母体数は多いはずだから、
市場は広そうです。

それを狙ったかどうかはわからないけれど、
いろんな相乗効果で今の百人一首の定番の地位を勝ち取ったんですね。



参考サイト
https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK28015_Y2A221C1000000/?page=3
この投稿の著者
ミチル
ミチル
23卒インターン
精神年齢85才、弱点はITの内定者アルバイターです!
マーケティングとコピーライティングに魅了され、と言いたいところですが、
まずはパソコンの使い方から勉強中!

会社の㊙情報、就活体験やアルバイトを通して分かったリアルな感触、社会人に向けた準備の様子をお伝えします。

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