私は今から約11年前に起業して、
グッド・クルーという人材サービス企業の副社長をしています。
 
ちなみに、私たちの会社では、
従業員のことを「メンバー」と呼んでいます。
 
“業に従う”という意味合いが感じられる「従業員」ではなく、
一人ひとりが感動を分かち合う尊い仲間である、という考えから、
正社員・契約社員・派遣社員・アルバイト等の雇用形態に関わらず、メンバーと呼んできました。
 
これから社会に出て働く若者に
働く上で大切なことを伝えたいと思います。
 

今と向き合う
いまいる環境で、圧倒的な成果を継続的に出せるようになっていなければ、
社会の荒波に揉まれた時に潰れてしまいます。
少なくとも、一緒に働いてきた仲間には、そうなってほしくない。
いまいる環境で、突き抜けましたか？
もしうまくいっていない場合は、
上司や同僚・仲間に相談し向き合い、アクションを起こしてほしいと思います。
 
高い志を持つ
「世のため、人のため」に自らを犠牲にできるか。
稼ぐ事（お金）だけが目的の人に、人はついていきたくありません。
 
誰にも負けない情熱
特に1年目は成果が出ない事がほとんどかもしれません。
私の場合は、休みなく365日働いてもお金は無くなる一方で、倒産の危機に直面しました。
でも、リーダーはメンバーに苦しい顔をせず、いつも笑顔でいなければいけません。
追い風が吹いている時は成果にレバレッジが掛かりますから、人は自らの力を過信しがちです。
しかし、逆風・逆境の時こそターニングポイントが訪れます。
一度逆境から逃げる癖がついてしまうと、
頑張っても頑張っても成果に繋がりにくい1年目を乗り切る事はできません。
苦しい時でも自らの仲間と戦略を信じ、歯を食いしばれるか。
この情熱と覚悟で、未来が変わります。
 
自分の周囲の人への思いやり
自分を支えてくれている人達に常に感謝し、思いやりを持って接しているか。
仕事では、上司や同僚に貢献し、恩返しできていると思いますか？
自分の周囲の人達を大切にする事で、自分自身も幸せになれる好循環を生み出します。
※これは、うちの会社のクレド11番にある言葉の抜粋です。
 
逆境を戦い抜いて来た仲間や経験は、
必ず人生における財産となります。
 
会社やビジネスモデルは、時代の変化と共に変化させる事ができなければ、
いつか淘汰させてしまうかもしれません。
だからこそ、上記の「不変的なもの」を磨き大切にしていきたいものです。