前回の続きです・・・


一方で大人はどうでしょう。自分が確立していると思っているからかな・・・、叱られたり怒られたりフィードバックを受けても、無愛想にとりあえず返事をするだけとか（僕もそんな態度をすることもありますし）、反省してんのかわからない態度を取ったりとか、とりあえず「ごめんなさい」を言うけど全然そんなこと思ってなかったりとか。叱る側は「こいつ全然反省してないな」と思ったことがあるでしょうし、叱られる側は「とりあえず謝っとこ」と思ったことがあると思います。子供と比較すると、受け取り方が全然違うわけです。


ミスや良くないことをして、叱られたり怒られたりフィードバックを受けたりする。この構図は同じですけど、その後の処理が全然違う。大人は、自分が成長する機会を掴んでいないとも言えます。本当にもったいないです。仮に、叱ってる人に対して「こいつなに言ってんだ」とか「とりあえず謝っとこ」と思ったとしても、自分がその人から叱られて怒られてフィードバックを受けているという事実はあるので、まずはその事実を受け止めませんか。自分の価値観とその人の価値観が合わないことなんてあるし、価値観のぶつかり合いで、立場の上した関係なしに相手から叱られたり怒られたりすることもありますからね。


その事実をどのように受け止めるか。ここが重要です。完璧な人間なんていません。むしろ、「完璧である」という状態なんて誰も到達できないと思ってます。「到達できない」というか、「人間として完璧である」という状態自体を定義できないですから、そこを目指すこと自体がおかしな話ですけど。大人も子供と同じで、日々の中に自分が成長するキッカケが転がってます。


「別にそんな成長はもうしなくていい」という声も聞いたことがありますけど、それはそれでいいかなと思う一方で、そう思っている人の周りには人は寄ってこないだろうし、孤独になっていく可能性もありますよね。いろんな人が寄ってくるというのは結果であって、今の自分を変容させていく姿勢を兼ね備えているからこそ、結果的に周りの人との良好な関係を築いていけるんですよね。


成長の可能性を広げるのも狭めるのも、自分の心が決めることです。どんな機会でも学びの要素は転がっています。たとえ1ヶ月前に読んだ本だとしても、1ヶ月後の今の自分はその本から学べることはあるはずです。日々、僕らは成長してますから。