読書の春夏秋冬

2018.11.09

読書の春夏秋冬

こんにちは、19卒の土屋です。
たった今、スタバで「檸檬」を読み終えたところです!

「檸檬」は18卒の板垣さんに紹介して頂いた本で、1925年に発行された梶井基次郎の短編小説です。
ちなみに「レモン」と読みます。読めません。

本自体は、とても面白かったです。
板垣さんありがとうございます!

この本は情景を表現する単語を一定のテンションで連発してくるので、読者はゆっくりと着実に本の世界へ入り込めます。

まるで一昔前の京都の街を散歩しているような感覚に陥ります。
「五感で読む」とはまさにこのことです。

9ページ程なので10分もかからず読めます。
しかもkindleだと無料です。
皆さんも是非読んでみてください。

本の感想はここら辺にしておいて、今日も懲りずに自論を展開していきますよ。

お付き合いください。

「本の世界観を堪能する」
確かにこれも小説の醍醐味の1つだと思います。

ただ、小説の肝は「登場人物の価値観と照らし合わせることで、自分の価値観を作り上げていく」ことだと思っています。

登場人物は架空の人物ですが、本を1冊書き上げるほど頭の良い人間が、真剣に考えたキャラクターであり、むしろ現実の人間より人間味があります。

そんな登場人物達と自分を突きあわせると、めちゃくちゃ共感出来る部分やそうでない部分などが出てきます。

「お前、もはや俺か?」
「こんなやついないだろ!」

このような感情をまず受け止める。
その後、感情の要因を考える。

そして余裕があれば、仮説を立てて検証もしてみてください。

就活語録で言うならば、 例のあいつ。
「自己分析」ってやつですね。


今回の檸檬で例えるならば、、、


一個のレモンに異常に感動する主人公にドン引き。こいつマジか?

内容から、主人公は感性が豊かで繊細であることがわかる!俺と全然違うやん!

可愛い女の子とデートしたり、大会で優勝したりと非日常を体験することで感動は起きるものだと思っていた。
しかし、本当に感性が豊かな人間は日常の中に感動できるのではないだろうか?

頑張れば、俺もそんな感性を得られる?
日常に本気出す⁉︎

カフェのサンドウィッチを、真剣に食べてみる。目をつむり、いつもの3倍ぐらい咀嚼し、食材を舌で転がして一口に異常な集中力を使う。いつも食べていたはずのサンドウィッチのあまりの旨さに感動!

物事に真剣に向き合えば、日常の様々なものにも感動できることがわかる!
習慣化すれば、いずれ自然に出来るはず!

主人公の価値観が少し自分に足される。
価値観のアップデート完成~

こんな感じです(笑)

檸檬がきっかけではありませんが、ドトールのサンドウィッチを超味わって食べたら感動して冗談抜きで泣きそうになったのは残念なことに実話です。完全に意味不明です。

ちなみにアイデンティティーの面接でもこのエピソードを話しました。

本当によく内定を頂けたなと思います。 
感謝です。

小説に限らず、心が大きく動く体験をしたら、何故その感情が湧き出たのか掘り下げてみて下さい。(逆に周りが感情的になっているのに自分が無心の時も原因を考えてみてください)

立派な自己分析になります!

今回も長くてすみません!
むしろこのボリュームが通常になりそうでゾクゾクしてきました。

では、また来週~




いったい私はあの檸檬が好きだ。レモンエロウの絵具をチューブから搾り出して固めたあの単純な色も、それからあの丈の詰まった紡錘形の格好も。 

               (梶井基次郎『檸檬』)


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