株式会社アイデンティティー

2017.03.01

監獄実験※閲覧注意

回は少しシビアな題材でお届けしたいと思います。 
今週の水曜日の山田がお届けする題材は『監獄実験』です。
 
皆さんは今まで、サークルや部活動で役職を引き受けたことはありますか?
高校の部活動は部長のリーダーシップによってはチームに大きな影響を与えますよね。
また、何かしらの団体に所属していた人にも少し耳に入れておいてほしいと思い、
『監獄実験』という題材にしました。
 
アメリカの大学で実際に行われた実験なのですが、
被験者約20名に監獄そっくりの場所で「看守」と「囚人」の役割に別れてそれぞれを演じてもらうというものです。
どのような意図があるかというと、上下関係のある役を演じさせ、お互いにどういう心境の変化があるかを研究するというものです。
実験結果はこうです。
最初は互いに演じている意識はあったものの、次第に慣れてくると「看守」は「囚人」に、
バケツの中に用を足すことを強制したり、禁止とされていた暴力を振るなどの。
罰則を与えはじめるようになるのです。
 
研究結果はこうです
人間は閉鎖的な環境の中で、発言力や強制力が増してくると「命令すると従わす事ができる」
という心理に囚われるようになる。というものでした。
 
私も実際、異常なまでの強制力でチームをまとめるリーダーをみてきたことがあります。
普段は優しくてそんなかんじの雰囲気ではない人でも、
チームとしての役割を担ってしばらくすると異常な強制力を振りかざします。
皆さんは大丈夫であると思いますが、当の本人たちは無意識ですからそんな覚えはない。というようなかんじです。
 
そして更に怖いのが、囚人側の精神状態も看守に従事してしまうという点です。
命令されても、それがさも当たり前かのように受け入れてしまうのです。
サークルや会社においても当然主従関係はありますが、良好な関係でなければいけません。
 
看守の心理に囚われたリーダーが運営するチームは必ずといっていいほど崩れ去るものだと思っています。
良い主従関係とはどういうものであるか、これまで先輩と後輩と両方を経験してきましたが、
良い先輩や良い後輩とはどのような人間なのでしょう。
 
良い組織を構築することことにおいて、互いに良い関係であることはとても大事なことであると思います。
私もまだまだ勉強不足なので、そういったことについてもじゃんじゃん勉強していきたいです!
 
では、また来週☆
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