市況分析 2022.03.28
【就活生】ベンチャー企業とは?大手企業との違いやメリット・デメリットを解説
## ベンチャーと大手の違いについて知っていますか?
キャリア面談で学生の皆さんとお話していると、
「とりあえずベンチャーか大手かこだわりない」
「なんとなくベンチャーまたは大手が合っていそう」
と考えている方が多い印象を受けます。
そこで考えてほしいのが、「どうしてそう思いますか?」と質問されたときに
具体的な理由を説明できますか?
なかなか難しい方も多いのではないのでしょうか、、。
あなたにとって大事な大事な就活です!
納得感をもって選んでもらうためにも、
大手とベンチャーの違いや特性を解説していきます。
### ベンチャー企業とは?
**「先進的なものやサービスを作り出す企業」**
といわれていますが、実は具体的な定義はありません。
大企業では行っていないような独自の技術やサービスを提供する企業のことを指します。
また、多くのベンチャー企業は小~中規模で、従業員も100名以下である場合が多いです。
#### 特徴
* 事業の移り変わりが早い
* フットワークが軽く意思決定が早い
* フラットで風通しの良い組織
#### ベンチャー企業の分類
ベンチャー企業の分類方法は様々ありますが、
成長ステージで比較すると、以下のように分類することもできます。
**スタートアップ**:事業構想段階
**アーリーステージ**:事業が開始した直後で営業利益が赤字段階
**ミドルステージ**:事業が拡大し営業利益が黒字化した段階
**レイターステージ**:株式公開に向け、内部統制等の管理体制を整備する段階
**IPOステージ**:株式公開後の段階
以上のように、「ベンチャー企業」といっても成長ステージによっては、働く環境も大きく異なります。
「人数が少なくて大変そう、、」「業績が不安定なんじゃ?」
のようなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、そうとは限りませんね。
### 中小企業とは?
中小企業は中小企業基本法上では、業種別に以下のように定義づけられています。
| 業種分類 | 資本金の額又は出資の総額(会社) | 常時使用する従業員の数 |
| -------- | -------- | -------- |
| 製造業その他 | 3億円以下 | 300人以下 |
| 卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
| 小売業 | 5千万円以下 | 50人以下 |
| サービス業 | 5千万円以下 | 100人以下 |
※中小企業の定義は、中小企業政策における基本的な政策対象の範囲を定めた「原則」です。
そのため、法律や制度によって「中小企業」として扱われている範囲が異なることがあります。
上記のように中小企業とは「規模」によって定義されています。
そのため、大半のベンチャー企業は小~中規模であることから、中小企業の定義に当てはまります。
中小企業のなかでも「先進的なものやサービスを作り出す企業」であれば
ベンチャー企業と呼ばれるのです。
また、中小企業は設立年数などの定義がないこともあり、
長年にわたって安定的に事業を行っている企業などは、ベンチャーと呼ばれることはありません。
### 大手企業とは?
まずは「大手企業」の前に「大企業」について触れていきましょう。
法律で定義されている中小企業の規模を超える企業を「大企業」と指します。
大企業の中でも、業界内での知名度やシェア率が高い企業が「大手企業」と呼ばれます。
そのため、ある業界に関連して「○○業界の大手」といわれることが多いです。
そして、たとえ大企業だとしても必ず大手企業に当てはまるとは限りません。
業界内での知名度が低ければ大手企業とは言えないのです。
#### 特徴
* 経営基盤が安定している
* 部署によって仕事が細分化されている
* 社会的信用が高い
## ベンチャー企業のメリット・デメリット
**【メリット①】**
新規事業の立ち上げに積極的な分、社員も新しい仕事に挑戦できる機会が多い。
**【デメリット①】**
ゼロから事業を作り上げる過程はまさに手探り状態。
一度決めたことも何度も変更があり、目まぐるしい毎日を送ることも。
**【メリット②】**
実力主義の風潮が強く、成果をあげればスピーディーに出世できるケースがある。
同世代と比較した時に、ずば抜けて出世している人もいる。
**【デメリット②】**
成果につながらなければ、降格・減給になることも珍しくない。
良くも悪くも実力主義である。
**【メリット③】**
経営者との距離が近く、若いうちから視座を高くもって仕事に取り組める。
**【デメリット③】**
仕事に対してのモチベーションを常に高く保てないとついていけないことも。
## 大手企業のメリット・デメリット
**【メリット①】**
一定の年次までは在籍期間に応じて年収が上がる。
また、生涯年収はベンチャー企業よりも高くなる傾向にある。
**【デメリット①】**
給与制度がきっちり決められている分、
規定以上のベースアップは見込めないケースが多い。
**【メリット②】**
マニュアルや研修制度がきっちりと整備されている。
**【デメリット②】**
仕組みや制度に乗っ取って進めなければいけない仕事が多い。
そのため革新的なアイディアを提案しても取り入れられにくい。
**【メリット③】**
全国に支店があるケースもあり、希望勤務地が柔軟に選べることもある。
**【デメリット③】**
出世を目指すのであれば転勤を経験しないといけない場合も。
このようにメリット・デメリットは表裏一体です。
人によってはデメリットに感じることでも
あなたにとってはメリットになり得るかもしれません!
## ベンチャー・大手どちらが向いている?適性チェック
ここで、ベンチャー企業・大手企業でそれぞれ活躍している人に共通する特徴を5つ用意しました。
あなたはどちらが多く当てはまりますか?
#### ベンチャーに向いている人の適正5つ
* 将来的に起業意思のある人
* 常にポジティブ思考な人
* 若手のうちから稼ぎたい、出世したい、成長意欲の高い人
* 道なき道を行くのが面白いと思う人
* 自発的に発信できる人
#### 大手に向いている人の適正5つ
* 仕事とプライベートにメリハリをつけたい人
* ネームバリューに価値を感じる人
* 1つの企業で長く勤めたい人
* ルールに沿ってコツコツと努力できる人
* 教育制度を重視したい人
## ベンチャー企業と大手企業どちらで働くイメージが沸きましたか?
ベンチャー企業と大手企業の違いや特徴について知った上でどのように感じられたでしょうか。
「いままで大手中心に考えてたけど、ベンチャーもいいかも!でも自分がやっていけるか不安」
「ベンチャーオンリーで考えていたけど、大手も見た方がいいの?」
など、就活を進める上で不安を抱えている方は、
CheerCareerのキャリアアドバイザーへ相談してくださいね。
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