会社説明会を成長の場にかえる行動法

説明会

会社説明会を成長の場にかえる行動法

## 目的を明確にすると「就職活動」は前進する! ### 目的と手段を頭の中で整理する 「沢山の会社を見てまわったほうが良いのか? 会社を選んで絞り、効率的に会社を見てまわったほうが良いのか?」 先日、このような質問を就活生から受けました。 時々頂く定番の質問です。 ある先輩は「やみくもに会社説明会に行っても時間の無駄」、 もう一方の先輩は「興味がなくても、まずは多くの会社に行ってみるべき」とアドバイスをくれる。 **私は、いつも「両方とも大切」という回答をしています。** 目的と手段に整理してみると自ずと回答は得られるかと思います。 沢山の会社説明会に参加することは「手段」です。 その「手段」を通じて果たせられる「目的」が、志望企業の発見だと思います。 したがって、選んで絞ってから会社説明会に参加ではなく、会社説明会参加して、 会社を選び絞っていくことがベストだと私は思っています。 ### 会社説明会の参加目的を明確にする 多くの就活生が、志望企業が明確ではない状態から就職活動をスタートさせるのだと思います。 人によっては、昔からのあこがれや知り合いからの話、インターンシップで体感していて、 志望度が高く、第一志望に近い意中の会社が早い段階で決まっている就活生もいるかもしれません。 志望企業がまだ決まっていない人もある程度決まっている人も双方にとって時間があれば、 より多くの会社に訪れてみるのは大切だと思います。 マイナビの調査ですと2020年卒の就活生が会社説明会に参加するのは平均11.6社とのことです。 (2019年3月~2019年7月の活動)※マイナビ学生就職モニター調査より コロナ禍においてはオンラインが当たり前になりより多くの会社説明会に参加できる環境ができたのではないでしょうか。 特に都心部以外に在住の人には願ってもいないチャンスかと思います。 会社説明会に参加する前から高い志望度がなくても、やみくもにとまではいかないにしろ 幅広く参加することは大切ですが、参加する際は目的や心構えをしっかりすることが、多くの収穫につながります。 **そして、会社説明会から得られる多くの情報の中から自分自身が何を目的にして、どの情報を得るのかが大切なのです。** ### 決断するという事を忘れないようにする 例えば、皆さんの就活がまだまだ序盤であれば、業界や職種にどういうものがあり、そこでのやりがいや キャリアアップが新しく得る情報です。 しかし、そこで間違ってはいけないのが「情報を得ることや知ること」が目的ではないという事です。 目的は就活を一歩一歩着実に進めるために、自分の興味のある業界や仕事を見つけ、選ぶことです。 会社説明会に参加する心構えとしては、その会社のやりがいや将来性、待遇面などと自分の会社選びの基準を 照らし合わせて、会社説明会が終わるまでには、志望するかしないかを決めることが大切です。 **ここで強調したいのは、選考に進まないという事も大切な決断だという事です。** より多くの会社説明会に行くという事をお勧めしましたが、その数だけ選考に進むとスケジュールが厳しくなります。 選考に進むか否かをシビアにみることで、自分が何を基準に会社を選ぶのかという事に対しても より明確化できるようになってきます。 ひとつひとつの説明会に真剣に向き合うようになり、質問がたくさん生まれ有意義な社会との接点の時間になります。 ### 会社説明会を自己成長の機会にする 一期一会の姿勢で能動的に会社説明会に参加していると、自然と企業情報の収集の仕方も上がってきます。 優秀なビジネスパーソンがそうであるように「なぜ」を自問自答する癖がついたり、過去に参加した 会社説明会の企業との理念や戦略、戦術の違いに目が向いたりと様々な観点から会社の分析ができ、 企業への質問もより深みのある質問ができるようになります。 **ここまで読んでいただけるとお気づきかもしれませんが、会社説明会は単なる会社の説明を聞く場ではなく、 自分自身の知識やスキルを磨ける場でもあるのです。** 冒頭でも記載したとおり、ある程度志望企業が定まっていても機会があれば多くの会社説明会に行くべきだと 私は思っています。そこには予期せぬ新たな出会いもあるかもしれません。 また、先に決めた意中の会社への志望度が変わらなかったとしても社会人になるための研修だと思って 自分を磨くことは無駄ではないはずです。
この記事を書いた人
櫻井
株式会社Cheerの取締役。
ストレングスファインダー認定コーチ。
新卒で大手アミューズメント企業に入社し、最年少で採用責任者に抜擢。
29歳の時に浅井とともに起業。
会社1の愛読家であり、頭が良すぎて変わり者である。
とにかく人望が厚い2児の女の子の教育熱心パパ。

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