自分らしい就活をするための秘訣は〇〇にある

自己分析

自分らしい就活をするための秘訣は〇〇にある

「自分らしく」なくてはならない社会

就活がはじまると自己PRや将来の実現したいことなどを考え、発言する日々が続くと思います。
自分らしい悔いのない就活をしたいと願う反面、自分らしさってなんだろうかと悩む日々。
そんな就活が数多くいます。

「自分らしく生きる」

個性が尊重される社会が当たり前になり、SNSを通じて誰もが発信できる時代です。
そんなテクノロジーの進化もあり、「自分らしさ」「他者との差別化」ということが、
より重要視されているように意識せざる社会になったと強く感じています。
同質化がネガティブなイメージで捉えられ、より個性的でなければならない。
そんな脅迫観念にとらわれてしまう就活生も多いのではないでしょうか。

そういう風潮に私自身でも自分らしくあるための焦燥感にかられることもあります。

自然体でいることは、惰性でよいわけではない

私は、「自分らしい」=「自然体であること」と自分らしさを捉えています。

・就活の為に気合をいれて、自分の強みを盛って創り上げる。
・志望先の企業や職種に合わせて、自分自身をどうアピールするか考える。

もちろん就活を乗り切るうえで上記のようなテクニックも現実問題として必要だと思っています。
しかし、付け焼刃でテクニカルにアプローチしていけばしていくほど、その自己PRはどこか自然体からかけ離れて、
作りものの「自分らしさ」が出来上がってくるのではないでしょうか。
就活をすれするほど「もやもや」していく人の悩みを聞いていると、「自分らしさ」を見失って、
自然体でいられなくなっていることが原因の場合が多々見受けられます。

では、どうすれば自然体でいられ、自分らしくいられるのでしょうか。
自然体や自分らしくと聞くと、「素の自分」のままで、ありのままで良いと開き直り、何も考えずに行動すれば
良いのでしょうか。
もちろん、それは違います。
考えることをストップし、自己研鑽の努力をせずに惰性で就活をしたり、仕事をしたりして、
一人前の社会人になるわけはありません。

「自分らしさ」を行動指針として掲げる

人は生まれながらにして、自分らしい考えを持っているわけではなく、
多くの人や物事に触れて、感じ、考えてその人の思考なり人格が形成されていくものだと私は思います。

「自分らしさ」というのは、まさしくその積み重ねでできた「アイデンティティ」や「ポリシー」であり、
論理的ではなく感情的にこれは大切とかこれをもっと追求し極めていきたいと自然に取り組んでいる
自分自身の状態が「自分らしい」と実感できるのではないでしょうか。

また、就活では仕事に従事するという事がベースになりますので、「自分らしさ」をどう仕事で活かしていくかを
考えることも重要です。自分の大切にしたい信念や成果の出しかたを考え、行動指針など心の中で定めるのです。
「やられたらやり返す。倍返しだ! それが私の流儀なんでね。」という半沢直樹の有名なセリフも主人公らしい
行動指針ですね。

*そこで、大切なのは、「自分らしさ」を行動指針にして、日常生活でもその指針を大切にして行動するという事です。
*

無意識化の自分の価値観を見つけ出す

しかし行動指針と言っても、そんなものは私には。。。という方がいます。
そもそも「自分らしさ」や自分の強みがあまり腹に落とし込めていなかったり、相手に説明してもいまいち
手ごたえがない場合があるでしょう。
そのような場合は、次のことを根気強くトレーニングすると良いかと思ます。

それはインプットを増やすという事です。

自分らしくあるためには、先ずはインプットが大切だと私は考えています。
良いディスカッションや良いアイデアの創出には、その人に基礎となる知識や教養がないと実現できません。
自分らしい考えやアイデンティティも世の中の色々な価値観に触れてこそなのです。
自分の中にある無意識化されている価値観が様々な価値観に触れることで、浮かび上がり、
はじめて意識的に理解することができるのです。

社会人の準備として、就活中に世の中で起きていること、世の中の課題、それにどう人々は取り組んでいるのかなどに
触れいていき、知識やフレームワークとよばれる思考法の基礎を身に着けることが大切です。
インプットの方法は何でも構いません。ニュースアプリでも新聞でも良いですし、ビジネス雑誌でも、
動画やテレビでも構いません。初めはあまり先入観を抱かずに色々なビジネスや社会情勢の情報に触れてみてください。
ちなみに私の場合は、株式投資を若いころからしていて、株式投資をしてから毎朝の日経新聞が楽しみになりました。

インプットからアウトプットに

次にそういった情報を見ていく中で、「なるほど」と読むだけで済ますのではなく、私だったら「こうする」と
考えてみることです。仕事でも他人のことを批評するばかりの人がいますが、私だったらこうしますまで踏み込める人は
どこの会社でも喜ばれます。

また、色々な情報のトピックのなかでより興味深いことや情報に触れていて感情が動かされるテーマを絞り込んでいきながら、
その問題にかんする自分の主張や考えを意識していくと「自分らしさ」の気づきに繋がっていくかと思います。
また、その興味の出てきたテーマが志望業界や企業を見つけるきっかけになったりするはずです。

アウトプットを簡潔に言語化し、行動に落としこむ

大学生のころから、読書が好きだった私の場合は、紛争や犯罪に関することに興味を持つようになっていきました。
紛争や犯罪に対して国や市民はどう予防や解決、処罰をするか。人権や倫理や感情、法律など多面的な側面から
どう落としどころをつけるかという事に興味関心がありました。
当時、そういう自分の興味のベクトルに気づいたとき、自分自身の価値観や考え方を簡潔に言語化すると
「正義」「平和」「調和」でした。
その時に、自分自身がゼミやサークル、バイト先でも良い潤滑油役として自分らしくリーダーシップを
発揮していたことにも気づかされました。

是非、皆さんも様々なインプットのなかから生み出される価値観や行動指針を実践できるような場を
大学やアルバイト先で見つけ、チャレンジすることをお勧めします。
社会では皆さんの価値観に基づいた皆さんらしいアイデアが求められています。
しかしアイデアというのは考え付くことにばかり目が行きがちですが、難しいのは実際に行うことです。
ですから、皆さんも失敗してもよいから自分らしくチャレンジしてみる。
それの繰り返しは、自然体で自分らしく行動できる自分自身を作り出してくれます。
是非、実行してみてください。

この記事を書いた人
櫻井

株式会社Cheerの取締役。
ストレングスファインダー認定コーチ。
新卒で大手アミューズメント企業に入社し、最年少で採用責任者に抜擢。
29歳の時に浅井とともに起業。
会社1の愛読家であり、頭が良すぎて変わり者である。
とにかく人望が厚い2児の女の子の教育熱心パパ。

∠macchaのTwitterアカウント

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