就活を始めるとよく耳にする「商社」について解説!

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就活を始めるとよく耳にする「商社」について解説!

皆さん、こんにちは。

いきなりですが、「商社」という言葉を聞いたことはありますか?
就活を始めている皆さんなら誰しも1度は耳にしたことがあることと思います。

商社は人気のイメージが強いので知っている方が多いですよね。
筆者も学生時代商社とはどんなことをする業界なのかまでは分かっていませんでしたが、言葉はもちろん知っていました。
実際、商社は学生の人気企業ランキングでも常に上位にランクインしています。
キャリタス就活が実施した2022年卒が選ぶ総合ランキングTOP10に商社は2社、TOP100には7社ランクインしているのです!
(参照URL:https://job.career-tasu.jp/2022/guide/study/ranking/1_01.html#anc)

今日はそんな「商社」とは何なのかについて、書いていきます。
「商社」という言葉を聞いたことがあるくらいであとは何も知らないといった方でも、
「商社」を目指していてもっと詳しく知りたいと思っている方にも少しでも参考になれる記事を書いていきますので、よろしくお願いします。

商社って何?

それではまず最初に、そもそも商社とは何かをみていきましょう。
商社ではどんなことをやっているかというと、一言でいえば仲介役です。
日本や海外のあらゆる企業を対象に「商品やサービスを販売したい、提供したいと思っている企業」と
反対に「そういった商品やサービスを購入したいと思っている企業」のマッチングを商社が担います。

日本にあるが海外にない商品や、一方で日本にないが海外にある商品の輸出入なども行っています。
また、ある企業の商品に必要な素材を海外から輸入したいと思っているが貿易の経験や知識がないといった
日本の企業の海外への架け橋を行ったりもしています。

上記のようなことがあるため、商社といえば「海外出張が多い」や「英語を普段の業務で使う」といった印象がある方もいらっしゃるかと思います。
それから、メーカーや生産者から商品を仕入れて物流倉庫などで管理し、小売業者の要望に応じて販売・配送をする企業を卸売業と言います。
上記のようなことを商社でも行っていることから、広い意味では商社も卸売業に含まれると言われています。

商社の始まり

商社が何かを理解したところで、次は商社の歴史についてみてみましょう。
日本の商社の起源は、江戸時代末期にまでさかのぼります。
坂本龍馬が勝海舟とともに組織した「亀山社中」という海運会社が商社の始まりであるとされています。
「亀山社中」は物資の運搬や貿易の仲介を主な仕事としており、
イギリスから軍需品や蒸気船を買って長州藩や薩摩藩に提供するなど倒幕に大きく貢献したと言われています。
商社という言葉はこの時はまだ出てきていませんが、長州藩や薩摩藩の需要と供給をマッチングして取引を担っていたことから、やっていることはまさに商社の業務と言えるでしょう。

商社業界のビジネスモデル

続いて、商社業界のビジネスモデルについて一緒に学んでいきましょう。
商社業界の主な役割は2つあります。
それは「トレーディング」と「事業投資」です。
順番にみていきましょう。

商社のビジネスモデル① トレーディング

まず、トレーディングとは国内外で商品・サービスを売りたい企業と買いたい企業の仲介役を担って、
双方の企業の希望を叶えることで利益を得る事業です。
これは今回の記事冒頭にも書いた、まさに商社がやっていることとしてイメージできる基本的かつ伝統的な商社業界の仕組みだと思います。

ただ、昔と比べてインターネットなどで情報収集がしやすくなっていることから、最近は企業間同士で直接やり取りをされることも増えているようです。
そのため、この事業ではわざわざ商社を仲介するメリットや商社に依頼する付加価値を見出していかなければ行けるかどうかが
重要であると考えられています。

商社のビジネスモデル① 事業投資

次に、事業投資についてです。
これは言葉通り投資することで投資比率に応じた権益を確保して、権益に応じて収益が分配されることで利益を得る事業です。
投資家のように資金を投資するだけではなく、人材やノウハウといった商社だからこそできる総合的な投資を行います。
投資の対象はエネルギー資源を中心に不動産や物流など多岐にわたります。
上でお伝えしたようにトレーディングでの利益が以前より得にくい状況にあることから、商社の軸足は事業投資に置かれつつあります。

総合商社と専門商社の違い

次はこれまたよく耳にする「総合商社」と「専門商社」の違いについて説明します。
かっこいい言葉を使って一言で2つの違いを言えば総合商社はゼネラリスト、専門商社はプロフェッショナルです。
もう少し詳しく見ていきましょう。

まず、総合商社は身近な食料品などからエネルギー資源、更には宇宙開発まで、総合という名称通りありとあらゆる事業を手掛けています。
この総合商社は日本独特の形態と言われており、欧米には存在しないため海外では日本語がそのまま英語になって「Shogo Shosha」と呼ばれています。

一方、専門商社は特定の分野を狭く深く手掛けています。1つの分野を極めているからこそ高い知識や豊富なノウハウをもっているのが強みです。
専門商社の中にはいくつかの特定分野を併せ持って事業を展開している企業もあります。
こういった企業は複合商社とも言われたりします。

商社の主な職種

商社について具体的なイメージは湧いてきましたでしょうか。
続いて、商社の主な職種についてみていきます。
主な職種は「営業」「事業企画」「営業事務・貿易事務」の3つです。
こちらも順番に説明していきます。

まず、営業についてです。一般的に営業は相手先の企業と1対1のやり取りを行いますが、
商社の営業は冒頭から何度もお伝えしている通り仲介役を担います。
相手先の企業は常に2社あり、その間に立ってコミュニケーションを取りながら交渉を進めて行かなければなりません。

次に事業企画です。これはマーケティングというとイメージしやすいかもしれません。
取引先の選別などを行い、勝てる事業企画を立案します。経営支援としてほかの企業への投資計画を立案するような業務を行うこともあります。
こちらはコンサルティングというとわかりやすいかと思います。経営者の目線で視座を高く戦略を考える力が求められます。

最後に営業事務・貿易事務です。
営業事務は一般的な営業事務と業務は変わりませんが、商社は海外とのやり取りが多いため語学力が求められることも多いでしょう。
貿易事務も商社は輸出入が多いため、通関手続きなどの知識が必要になります。

CheerCareer掲載中! オススメ企業

最後にCheerCareer掲載中のオススメ企業を紹介します。

株式会社Wiz

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株式会社WinGrow

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最後に

いかがだったでしょうか。この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
商社について業界から歴史や職種についてまで幅広く説明したので、興味を持った方はぜひ選択肢に入れてみてください。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人
マツモト

新卒で不動産仲介の営業として就職。
その後、約1年で退職し某プログラミングスクールでの学習を経て
2020年1月からCheerに入社。
文系体育会出身からエンジニアとして活躍するため、日々奮闘中。

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