【おすすめ】SPI対策!効果的な勉強法で8割を目指せ!
みなさんこんにちは。
24卒・25卒の方はインターンに参加する機会も増えてきたのではないでしょうか?
しかし、夏の段階では、入社したい企業のインターンに参加できなかったり、そもそもインターンの選考で全落ちしてしまった、という人の方が多いでしょう。
多くの企業は秋や冬、または来年の春に本選考があるはずなので、夏の結果に落ち込みすぎず、本選考に向けて準備を進めたいところ。
そして就活の最初の難関といってもいいSPIテストがこれから始まろうとしています。
そこで今回は、選考の中でもほぼ最初に課されるWebテスト、中でもSPIについてまとめてみました。是非最後までご覧ください。
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【目次】
1.SPIとは?
2.SPIが実施される主な企業
3.SPIの問題(非言語)
4.SPIの問題(言語)
5.SPIの問題(性格・その他)
6.まとめ
1.SPIとは?
⑴採用テスト
この記事をご覧の方ならご存じだと思いますが、SPIとは、リクルートキャリア社が作成・販売する、企業が用いる採用テストです。
採用テストは他に、玉手箱やTG-WEBといったものもありますが、SPIはその中でも最も多く使われているテストになります。
また、SPIには学力テストの他に性格検査もあります。
性格検査では人物像が企業とマッチするかを判断したり、その後の面接のための資料として使われたりするため、かなり性格検査も気が抜けない重要なテストです。
テストの詳しい内容については後ほどお伝えします。
⑵実施時期・実施スタイル
実施時期については、就活解禁日とされる3月に行われることが比較的多いですが、これは本選考に限った話で、短期のインターンで学生の実力を測ろうとする企業などは、インターンを行う各々の時期(春夏秋冬)に学生に課すこともあります。
ただ、総じて言えることは、選考に乗る最初の段階で課されると言うことです。
そのため、選考がスタートするときには既に対策は万全、という状態にしておく必要がありますね!
実施スタイルは大きく、①テストセンター、②インハウス、③ペーパテスト、④WEBテストの4つの形式があります。
このうち②インハウスと③ペーパーテストについてはあまり見られないので対策の必要性は小さいですが、元々主流であった①テストセンターと、コロナ禍で増えた④WEBテストの2つの方式で課される可能性はかなりあるので、家でもテストセンターでも解けるように練習しておきましょう。
2.SPIが実施される主な企業
先ほども説明したとおり、確かにSPIは日本で一番利用されている採用テストです。
しかし、企業の中にはSPI以外のテストを使っているところもあり、確認を怠ると痛い目に遭うので注意しましょう。
以下SPIとその他のテストを課す主な企業一覧です。2023年春の情報であり、変更する可能性もあるのでお気をつけください。
⑴SPIを出題する主な企業
- 一条工務店
- エーザイ
- NEC(本選考)
- NTTドコモ
- 岡三証券
- オリンパス
- 川崎重工業
- キューピー
- 杏林製薬(本選考)
- クラレ
- 栗田工業
- コクヨ
- コメリ
- サッポロビール
- JSOL
- JCB
- 滋賀銀行
- 昭和産業
- スタッフサ-ビス・ホールディングス
- 住友化学
- 住友不動産販売
- セイコーエプソン
- ソニー
- 損害保険ジャパン
- 第一生命保険
- 武田薬品工業
- 中部電力
- 帝人
- テーブルマーク
- デンソーテクノ
- 東芝
- 東レ
- 都市再生機構
- 日本製鉄
- 日本郵政グループ
- 農林中央金庫
- 野村不動産
- 博報堂
- パナソニック
- 日野自動車
- ファーストリテイリング
- ファミリーマート
- 本田技研工業
- 三井住友海上火災保険
- 三菱UFJニコス
- 村田製作所
- メビックス
- YKK
⑵その他のテストを用いる主な企業
①玉手箱
- あおぞら銀行
- アクセンチュア
- アサヒビール
- 味の素
- アマゾンジャパン
- SMBC日興證券
- エステー
- NEC(インターン)
- オムロン
- オリックス
- 関西エアポート
- KDDI
- KPMGコンサルティング
- JPモルガン証券
- ニコン
- 日産自動車
- PwCあらた
- 日立コンサルティング
- ファイザー
- みずほ銀行
- みずほ証券
- 三井住友銀行
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- 森永乳業
- ユニ・チャーム
- ローソン
②TG-WEB
- 旭化成(インターン)
- 花王
- 協和キリン
- キリンホールディングス
- 神戸製鋼所
- シグマクシス
- 資生堂
- ジョンソン・エンド・ジョンソン
- 住友林業
- 積水化学工業
- そごう・西武
- 大日本印刷
- デロイト トーマツ コンサルティング
- TOTO
- 日本政策金融公庫
- 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ
- 富士フイルム
- 三菱電機
- 明治安田生命保険
- ヤマザキビスケット
- ヤマハ
- USJ
- 読売広告社
※文字数の関係で紹介しきれていない企業もたくさんありますが、ご容赦ください。
3.SPIの合格点は8割って本当?
SPIのテストについてよくあるのが「全体の8割以上点数が取れていれば、合格になる」という考え方。
実はこれ間違いなんです。
何故ならSPIテストセンターの通過基準は企業によって異なるため、8割以上の点数を取ったからといって、選考に通過するとは限りません。
では8割以上の点数を取れば合格!ではないのであれば、どのようにすれば合格するのか、
この後詳しく解説していきます。
4.企業によってはSPIで8割以上の点数を取らなくてもいい!?
そもそもSPIテストの点数はどのように付けられるのかというと、言語7段階・非言語7段階の合計14段階での偏差値を図ったものが点数になります。
そのため、全体として8割以上の高得点を取るのも良いですが、何個かに集中して勉強し平均点を上げていくという手もあります。
また後で詳しく説明しますが、SPIのテストでは性格検査と一緒に数値を評価する場合もあるため、言語・非言語の点数が低かったとしても、性格検査が企業の求める人物像とマッチしていると合格することもあります。
ではこれからSPIテストの言語・非言語でどのような問題が出てくるのか、どのように問題を解いていけば効率が良いか、一つ一つ詳しく説明していくので、自分の得意不得意を見極めて勉強をしていってください。
5.SPIの問題(非言語)
ここからは、実際にどんな問題が出題されるか見ていきたいと思います。
権利の関係上問題をお出しすることはできないので、市販の問題集を見ながら確認してみてください。
まずは非言語分野です。
この分野は、わかりやすく言うと数学のような問題が出題されます。
たくさんのパターンがあるのですが、今回は中でも特に出やすく注意すべきものを11個紹介したいと思います。
⑴推論
まずは推論と呼ばれる問題群です。推論の中にも①正誤、②順序、③内訳、④整数、⑤平均、⑥対戦、⑦百分率、と7パターンあるので、1つずつ確認していきましょう。
①正誤
この問題は、先にいくつか情報を与えられて、それを踏まえて正しいと言える推論を選ぶ、というものです。
この問題のコツとして、すべての条件を一気に考えるのではなく、まずはAとBについて、次はAとCについて、というように個別撃破していくイメージを持つといいと思います。
②順序
次は順序です。これも①同様最初にいくつか条件が与えられ、それらの条件を踏まえるとどういう順番になっているか、考える問題です。
この問題のコツは、条件から考えられる順番を書き出して、可視化することです。その際、AとBは2つ離れている、など距離感までわかりやすいように書くことが大切です。
③内訳
この問題は、例えばりんごとみかんとバナナをあわせて10個買った、という前提を与えられた上で、次に条件を与えられどれがいくつか考える、といった内容になっています。
まずは前提を元にりんご+みかん+バナナ=10などと書いてみて、りんごが1個だったら…のように順番に数を当てはめていくと、意外と手っ取り早いです。
④整数
この問題は、カードの数や人数など、数の組合せや計算で答えの整数がいくつか推理する問題です。
この問題も先ほどと同じように、前提を簡単なメモでまとめた後、素早く様々なパターンを試してみるのが良いでしょう。
⑤平均
全体の平均と一部の平均についてデータを与えられ、推論する問題です。
平均×個数=合計、の公式を繰り返し使って、どのセグメントがどういう数値なのか特定するのがコツになります。
⑥対戦
こちらはリーグ戦かトーナメント戦に関する問題です。
まずは図や表を書いて、その後に条件を当てはめていくと、意外と簡単な分野になります。
⑦百分率
食塩水の濃度などに関する問題です。
%表記されることが多いですが、そのままだと計算しにくいので、瞬時に少数に変換できる瞬発力が問われます。
推論は以上となります。出題問題の3~4割は推論ですが、時間がかかる分野でもあるので、ためらわず様々なパターンを試して攻略しましょう。
⑵順列・組合せ
高校で苦しめられた人も多いはずのこの分野。まずは順列と組合せの違いからおさらいしましょう。
・順列:選んで順番に並べる
・組合せ:選ぶだけ
並べ方の順序も考えないといけない分、順列の方が数値が大きくなります。
この分野は、高校のPやCを使った公式を覚えることでスピードを上げることができるので、市販の問題集で繰り返し練習しましょう。
⑶確率
⑵同様苦しんだ人がたくさんいそうな確率ですが、覚える公式は4つだけです。
・確率=(Aのおこる場合の数)÷(全事象)
・「かつ」の時はかけ算
・「または」の時は足し算
・「少なくとも」の時は余事象の考え方
さすがに大学入試の問題ほど難しい問題は出ないので、基本の公式を覚えて練習を重ねれば、短い制限時間の中でも十分対処できます。
⑷割合
⑴⑦の百分率とは、実際に割合の数値まで求めるかどうかの違いがあります。
文章を正確に理解できないと、全体がどれだったか、求める部分はどこだったか間違えてしまうので、気をつけましょう。
⑸損益算
損益算は学校ではあまり習わないので、困惑する人も多いでしょう。
でも覚えないといけない公式は2つだけです。
・売値=定価×(1-割引率)
・売値=原価×(1+利益率)
要は、売値と定価、原価の関係がごちゃごちゃにならなければよいので、慌てずに定価についての式、原価についての式の2つをしっかり書きましょう。
⑹代金精算
代金精算は、社会人になっても、割り勘をするときなどに役立つ計算です。
ポイントは、登場人物をまずは図に書き、それぞれが受け取った額と支払った額を描くことです。
これをすることで、Aは〇円払いすぎている、Bは△円もらいすぎているなどがわかりやすくなり、一気に解きやすくなります。
⑺速度
こちらは小中学校で苦しめられた人が多いそうです。
”みはじ(きはじ)”の公式を使えばそこまで苦戦はしないはずなので、ここで時間短縮を狙いましょう。
⑻集合
話せる言語や昼食に食べたものに関するアンケートを基に、全体や部分の人数を当てる問題です。
この問題はベン図(円が重なった図)を書かないことには始まりません。
まずはベン図を書いて、どこの部分はいくつなど、書き込んでいくのが良いでしょう。
⑼表の解釈
SPIのなかでも特に難しい問題です。
表の項目が多すぎて、問題の全体像をイメージできなくなってしまう人が多いです。
まずは10秒くらいでさっとどういうことを表した表なのか確認すると、頭がスッキリした状態で問題を解くことができるのでおすすめです。
⑽特殊算
この問題は、つるかめ算など方程式に関する問題です。
1つの文字で解けることもあれば、連立しないと解けない問題があり、慌ててしまうことも多いでしょう。
その時は何をどの文字で置いたのか振り返って、文字の使い方で間違えないように気をつけましょう。
6.SPIの問題(言語)
次は言語分野の問題です。
こちらは国語に似た問題ですが、語句の意味などきわどい問題も多いので、気を抜かずに解きましょう。
⑴二語の関係
「信用金庫と金融機関」のように、2つの語句が与えられて、これと同じ関係の言葉たちを選択肢から選ぶ問題です。
パターンは8つしかないので、最初に覚えてしまって、問題を解くときなどに意識してみると良いです。
パターンは以下の通りです。
①包含(AはBの一部)
②同義語(AとBは同じ意味)
③対義語(AとBは反対の意味)
④役目(AはBのためにある)
⑤原材料(AでBをつくる)
⑥仲間(AもBもCというくくりの仲間)
⑦セット(AとBは一緒に使う)
⑧目的語と動詞(AをBする)
⑵語句の意味
慣用句の意味を選ぶというシンプルな問題です。
しかし、意外と間違いが多い問題であり、正確な語彙力が試されます。
漢字の意味から推測したり、選択肢を文に当てはめ意味が通るか確認してみましょう。
⑶複数の意味
この問題は、例えば「きる」(=着る、切る、斬る)など、同じ読みでも違う意味の言葉を選択肢に集め、問題文はどの意味で使っているか考える、といったものです。
これも先ほどと同じく、選択肢を文に当てはめるか、漢字変換するかで対処するのが良いでしょう。
⑷文の並べ替え
この問題は、5つの文章が与えられ、これらを意味が通るように順番に並べる問題です。
短い時間で文を並べ替えるため、何度も読み直してしまい、時間ロスをしがちな分野です。
簡単な攻略法としては、「接続詞がどの文をつないでいるか」「こそあど言葉(指示語)がどの言葉を指しているか」この2つを素早く把握することになります。
⑸空欄補充
4~5文の問題文の中に空欄があり、文脈からその空欄に当てはまる語句を選択する問題です。
文の直前・直後に類似する語句があることが多いので、文全体を読む前に重点的に探してみるとよいでしょう。
⑹長文読解
色々な形式が確認されていますが、長い文が最初に提示されるのはどの問題でも同じです。
質問としては、
「この文は本文のどこに当てはまりますか?」
「空欄に当てはまる語句を選びなさい。」
「本文と照らして正しいものを選びなさい」
「下線の意味に最も近いのはどれですか?」
がほとんどだと思います。ここは時間がかかっても仕方ないため、この前の問題でどれだけ貯金を作れるかを意識して解くようにしましょう。
7.SPIの問題(性格・その他)
最後は性格・その他になります。
英語や構造把握問題は、言語・非言語と比べると出題されることが少ないので、受ける企業がこれらを課すかどうか、事前調査を怠らないようにしましょう。
⑴英語
英語の問題は、同意語・反意語を答えたり、書かれた短文がどの語句について説明しているか答えたり、空欄を補充する問題があります。
しかし、一番最後に長文問題が待ち受けています。
長文以外は、語句がわかっていればどの問題もそれほど時間はかからないので、事前に大学入試の前に使っていた単語帳を復習するなどして対策し、なるべく長文に時間を割けるようにしましょう。
⑵構造把握問題
言語と非言語があり、問題文も普通の問題と似ているのですが、質問が少し特殊です。
問題文の内容がそっくりなものを選ぶという内容で、わかりやすく言い換えると、速度問題や損得算などの同じグループに属する問題はどれか、ということになります。
ただ、あまり導入している企業がないので、そういった企業を受けるときに勉強するのがよいと思います。
⑶性格検査
性格検査は、決して言語・非言語問題のおまけではありません。
企業のほとんどは、この性格検査でカルチャーフィットを見ているので、適当にすると落ちてしまうでしょう。
性格検査のポイントは、まず企業の求める人材(率直に意見を言える人材、協調性が高い人材など)を把握した上で、次に実際の問題を見て、求められている人材像とフィットする内容を選択、逆に求められていない人材像とフィットする内容は選ばないことです。
たまに、どれも選ばないといけないように感じる問題に出会うと思いますが、その時は社会的に一番望まれている人物像を選ぶと良いでしょう。
8.まとめ
今回は、企業の採用試験で最も用いられるSPIについて紹介しました。
権利の関係で実際のSPI問題が紹介できなかったので、市販の問題集を見ながら、この記事も参考にしていただけると嬉しいです。
また、SPIは時間との勝負ですが、練習すれば絶対にできるようになるので、採用試験の少なくとも1ヶ月前からコツコツ練習するようにしましょう。
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